山口智充、「カーズ」&「プレーンズ」でみせた驚きの“演技力”
2013年12月31日 14:15
[映画.com ニュース] 現在公開中の「プレーンズ」は、ディズニー/ピクサーの人気シリーズ「カーズ」からインスピレーションを受け誕生した長編アニメーション。“ぐっさん”こと山口智充が両作に声優として参加しているが、まるで別人のような声で2つのキャラクターを見事に演じ分けている。
山口が声を吹き込んだのは、「カーズ」シリーズの人気者おんぼろレッカー車のメーターと、「プレーンズ」に登場するクールな戦闘機のブラボー。映画.comが入手した「プレーンズ」の本編映像の一部と「カーズ2」の予告編を聞き比べると、その違いは歴然だ。
メーターは、常識にとらわれず自由気ままで、遊び心をもったキャラクター。その外見を真似て前歯をだしながらアフレコを行っていたという山口は、おとぼけキャラをコミカルな声で演じた。一方のブラボーは、驚異的な飛行能力を持つエリート戦闘機という役どころで、頼もしくも二枚目の声になっている。
山口は「カーズ」と「プレーンズ」をつなぐ架け橋になっているが、実はメーターもふたつの世界を結び付けている。スピンオフの短編アニメ「飛行機メーター」で、「プレーンズ」の主人公ダスティたちが暮らす飛行機の町“プロップウォッシュ・ジャンクション”を訪れ、ダスティのコーチ、スキッパーから飛び方を教わっているのだ。「ねえ、今度は飛行機の映画を作ればいいのに」というセリフもあり、作り手たちの遊び心が感じられる。
「プレーンズ」は、飛行機なのに高所恐怖症のダスティが、世界1周レースで優勝するという夢に向かって奮闘する姿を描いたファンタジーアドベンチャー。このほど公開された本編映像は、ブラボーが太平洋の低空で進路を見失ったダスティを発見するシーンで、燃料切れのダスティを航空母艦へ速やかに誘導する頼もしい姿が描かれている。