「レイダース/失われたアーク」を完全再現した少年たちの実話が映画化

2013年10月17日 12:20


「レイダース/失われたアーク《聖櫃》」の一場面
「レイダース/失われたアーク《聖櫃》」の一場面

[映画.com ニュース] スティーブン・スピルバーグ監督の傑作冒険活劇「レイダース/失われたアーク《聖櫃》」(1981)を、11歳のときから18歳になるまで7年の歳月をかけてリメイクした、米ミシシッピー州のふたりの少年の実話が映画化されることになった。

米Deadlineによれば、「ナポレオン・ダイナマイト」のプロデューサーとして知られるジェレミー・クーンはこのほど、アラン・アイゼンストックのノンフィクション「Raiders!: The Story of the Greatest Fan Film Ever Made」の映画化権を獲得。「レイダース/失われたアーク《聖櫃》」が大好きだという気持ちだけで、「史上最高のファンフィルム」作りに取り組んだ少年たちの物語の映画化に着手する。

当時11歳だったクリス・ストロンポロスとエリック・ザラは、自宅の裏庭や地下室で「レイダース/失われたアーク《聖櫃》」の全シーンを再現して撮影。小道具作りもスタントもすべて自分たちで担当し、「Raiders Of The Lost Ark: The Adaptation」を完成させたという。ストロンポロスとザラは現在40代前半で、クーンとともにプロデュースにあたる。

「Raiders Of The Lost Ark: The Adaptation」は完成直後の1989年、地元ガルフポートのコカコーラ工場内で一度上映された。しかし、その後ストロンポロスとザラはそれぞれ進学して別の道へと進み、映画の存在は長らく忘れ去られていた。ところが2002年、イーライ・ロスと、米映画サイトAin’t It Cool News主宰のハリー・ノウルズが同作のビデオテープを見たことがきっかけで、以来いくつかの映画祭で上映されるにいたったという。

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