弱冠20歳でオスカーノミネート!「JUNO/ジュノ」のエレン・ペイジが来日
2008年5月8日 12:00
[映画.com ニュース] 今年の第80回アカデミー賞で作品・監督・主演女優・脚本の主要4部門にノミネートされ、脚本賞を受賞した「JUNO/ジュノ」(6月14日公開)の主演エレン・ペイジが来日。5月7日、東京・日比谷の帝国ホテルで記者会見を開いた。
本作は、興味本位のセックスで妊娠してしまった16歳のジュノ(ペイジ)が、出産までの過程を通して、両親や友人、生まれてくる子供の里親を希望する若夫婦などに支えられながら成長していく姿をコメディ・タッチで描くドラマ。ペイジ自身も、弱冠20歳(現在は21歳)でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされ、一躍世界に名を広めた。
ジャケットにジーンズ、スニーカーというボーイッシュなスタイルで会見に臨んだペイジは、アカデミー賞候補になった感想を、「とてもシュールで非現実的な感覚。まだ20歳だったし、他の候補女優は尊敬する人たちばかりで、とても謙虚な気持ちになった」と述べた。役作りについては、「とにかく脚本が今まで読んだどの脚本よりも素晴らしかった。キャラクターもよく描かれていたから、私は人物のハートにコネクトして(ジュノが)どういう人物かを理解し、妊娠という彼女の人生の一部を出来るだけリアルに演じることに集中した」と、アカデミー賞脚本賞を受賞したディアブロ・コーディの脚本の存在を称えながら話した。
その若さとは対照的に終始落ち着いた様子で淡々と話すペイジだったが、ジュノを演じて学んだことは?と質問されると、「コンドームを使うことかしら(笑)」とジョークを交える一面も。「あとは、いろんな人に思いやりを持つことね」
会見の最後には、ペイジと同じ87年生まれの石原さとみがが花束贈呈に来場。デビュー作「わたしのグランパ」(03)で国内の新人賞を多数受賞した石原は、「私もいつかこんなお芝居がしたいと思いました」と語ると、同い年の大女優を前に緊張しながらも「もし日本で『JUNO/ジュノ』をリメイクするなら是非やりたいです!」と大胆宣言していた。