全米大ヒット中の「300」にイラン政府が激怒!
2007年3月20日 12:00
ザック・スナイダー監督、ジェラルド・バトラー主演、全米で2週連続ボックスオフィスナンバーワンを快走するメガヒット作品「300/スリーハンドレッド」に、イランの政府関係者が噛みついた。
本作は、紀元前5世紀、ペルシャ戦争のさなかに起きたテルモピュライの戦いを描いたもので、フランク・ミラー(「シン・シティ」の原作者)のグラフィックノベルを下敷きにしている。300人のスパルタ軍が圧倒的な戦力を誇るペルシャ軍に挑む勇姿がCGを駆使した映像で描かれているが、古代ペルシャにあたる現在のイランは、「300」を「イラン文化に狙いを定めたアメリカの心理戦争の一部」と厳しく批判した。このイラン側の批判に対し、スナイダー監督とプロデューサーは声明を発表。「『300』は、フランク・ミラーのグラフィックノベルの映画化であり、歴史を再現した映画ではない」と説明している。