M・ナイト・シャマラン監督が、ソダーバーグ監督に異議

2005年11月1日 12:00


本当に家を手放す?
本当に家を手放す?

映画配給の新しい形を推し進めているスティーブン・ソダーバーグ監督に対し、ヒットメーカーのM・ナイト・シャマラン監督が異を唱えた。劇場の観客動員数が減りつつあるいま、ハリウッドは作品の劇場公開とDVDリリースの期間を縮める傾向にあり、ソダーバーグ監督に至っては、HDカメラを使った低予算の新作映画「バブル」のDVDを劇場公開と同時に発売、ペイパービュー方式でテレビ放映もすると発表している。

しかし、「映画は映画館で観るものだ」と訴えるシャマラン監督は「自分の映画が劇場で鑑賞されないのなら、映画は作らない」と、映画館オーナーが集うイベント、ショウイーストの席で宣言した。シャマラン監督は、「『シックス・センス』のDVDのおかげで、家を買うことができた」とDVDの恩恵を受けたことを認めた上で、「家は手放す。そんなもののために映画を作っているわけじゃない」と言い放ち、劇場主たちの拍手喝采を浴びた。一方ソダーバーグ監督は、インディペンデント系のHDNet Filmsと6本のHD映画を監督する契約を締結した際、「映画ビジネスはすでに時代遅れになっている」として「自分たちも変わる必要がある。新しいやり方を見出さなきゃいけない」とコメントしていた。

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