シュワ、独立記念日にイラクの米軍を慰問
2003年7月8日 12:00
「ターミネーター3」のプロモーションで来日したアーノルド・シュワルツェネッガーが、日本の次に向かったのはイラクの首都バグダッドだった。米国の独立記念日にあたる4日に駐留米軍を慰問したシュワは、部隊の士気高揚に一役買った。
シュワルツェネッガーは、かつてのサダム・フセイン大統領の避暑用の宮殿のバルコニーに立ち、集まった兵士数百人を前に挨拶。「サダム・フセインに『アスタラビスタ・ベイビー(=あばよ)』と言えるようになっておめでとう。みんなを励ますためにここに来たんだ。私はターミネーターを演じているが、君たちこそが真のターミネーターだ!」と述べると、兵士たちから歓声が沸き起こったという。
「アスタラビスタ」はスペイン語で、「ターミネーター」シリーズの中でも使われた決めゼリフ。シュワルツェネッガーはこの日、前夜に行われた迫撃砲攻撃で10人の兵士が負傷したというバグダッド近郊のバラドも訪れた。映画のプロモーションと、カリフォルニア州知事選出馬に向けてのデモンストレーションも兼ねた、効率のいいツアーになったようだ。