トムとニコールが「奥さまは魔女」で対決！

トム・クルーズとニコール・キッドマンの元夫妻が、別々に「奥さまは魔女」のリメイクに乗り出している。トムが手がけるのは、42年に公開されたフランス人のルネ・クレールが監督、フレデリック・マーチとベロニカ・レイ主演による「奥さまは魔女」（原題「I Married a Witch」）のリメイク版。過去に火あぶりの刑で処刑されたはずの魔女が、自分を捕まえた男の一族に呪いをかけようとするコメディだ。同作のリメイク権を数年前から保有するクルーズは、妻のニコール・キッドマンと共演する予定でいたが、離婚したために諦めたものとみられていた。しかし、どうやらニコール抜きで製作するつもりらしい。トム・クルーズが主演・製作を担当、監督はダニー・デビート。魔女役は未定。

一方、ニコール・キッドマンは、64年から72年までABCで放映された人気テレビ・シリーズ「奥さまは魔女」（原題「Bewitched」）の映画版に主演する予定。ダーリン役は未定だが、監督は「めぐり逢えたら」のノーラ・エフロンが担当する。両作ともスタジオはソニー。さて、この魔女対決、軍配はどちらに上がるのか。関係者たちは、ニコールが「めぐりあう時間たち」の演技でオスカーを獲得する可能性があること、オリジナルの知名度の差などの観点からニコール版「奥さまは魔女」が有利とみているという。