名探偵ポアロ ベネチアの亡霊のレビュー・感想・評価
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前作のナイル殺人事件に引き続きての3作目となるが今作も中々楽しめる...
前作のナイル殺人事件に引き続きての3作目となるが今作も中々楽しめる作品となっており最後迄楽しめると思います。
涼んだ
こちらのシリーズ、
風景や街並み、調度品などが絢爛で美しく、とても楽しみなのですが、
今回は嵐の夜の古いお屋敷が舞台だったので
全体的に画質が暗くて…
ただ、べネチアの街並みは、訪れてみたくなるほと美しかったので、
もう少し、そちらも楽しみたかったかな。
ストーリーとしては、原作を知っている方には賛否の否の方が多そうですが、
わたしは未読ですので、ミステリーとして単純に楽しめました!
途中で犯人が誰かは判ったので、
それをポアロがどうやって解明していくのか、
ワクワクを維持しながら、最後まで鑑賞できました。
また、前回で探偵を辞めてしまうのかな…と思ったりしたので、
まだ、続くようで良かったです!!
さらに、前情報無しだったので、ミシェル・ヨーの登場にもテンション上がったし↑
が、しかーし、
心霊要素強めだったので、
真夏の暑いまっただ中にに観たかったぁ~。
呪いじゃあ〜
原作はハロウィン・パーティを元に改変したものらしいですが、いずれにしろ知らないので楽しめました。
しかしクリスティーと言うより横溝正史といった感じですね。
何というか舞台はベネチアで中身は八つ墓村と犬神家の一族を足して二で割って館物にしたような感じですかね。
ポアロが金田一耕助の様に見えた。
降霊術だの悪霊だのちょっとポアロらしく無い感じに思え、演出的にも不気味さを強調する様に夜中の降霊術やその後嵐で館に閉じ込められたり幽霊が出てきたり。ちょっとおどろおどろらしさを出したいのか暗い演出やドアや窓がバタンと閉まる音などちょっと過剰かも。
犯人は見ていれば分かります。
あと最後のオチが秀逸ですね。その辺りもなんとなく金田一っぽい感じで被害者や容疑者達を最後に爽やかに新たな旅に送り出す。全てを分かった上で。
個人的にこの映画を見た1番の目的はベネチアでの思い出を懐かしむ事にもありました。
所々見覚えのある場所がありポアロが歩いている。聖地巡礼するまでも無く既に見た風景。
また行きたいものだ。
ヒゲダンスは踊らない
メジャー作の題名ぐらいは知ってるアガサ・クリスティ原作の本シリーズ。オリエント急行、ナイルと来て、ケネス・ブラナーの付け髭は板に付いたというか鼻の下に貼り付いた気はするが、前2作に比べると原作自体マイナーなせいか、有名俳優は少なめ、舞台もほとんど屋敷の中だけなので、予算減らされたんかな?と思えなくもない。
似たような髪型・年齢の××夫人が何人も登場するので序盤、微妙に混乱したのと、ホラーミステリー要素がある話のため画面の中になんかあるんじゃないかと終始薄暗い場面を注視するのが老眼にはやや疲れたが、107分と適当な上映時間とテンポのいい展開で、気楽に楽しめた。まあ、ミステリーにおいて幻覚って言っちゃうとなんでもありって気もするけど。
シリーズ的に縮小感は否めないが、第4作目はあるのかどうか…。
理性よりも潜在意識?
探偵を引退したというポアロのもとに、知り合いの作家から降霊会へのお誘いが…。そんなものはまやかしだと言いつつ、子どもの霊があふれるという屋敷に向かったポアロを事件が襲う物語。
人気シリーズのミステリー作品第3作目の本作。
全体を通して、あらゆる点からなんだかものすごく金田一感のある作品。これは好みですねぇ♪
ミステリーでありながらホラーテイスト満載。中々怖いし、揃った面々も濃いしで期待も高まる‼降霊術か…婆さん、それっぽい背景は分かったけどまずはタイプライターの件を弁明しなさいよw
そんなこんなで、第一の殺人が起きてしまい、調査を進めるポアロ。霊的なものを信じない彼だが、説明のつかない不可解な事態が幾度も襲い、疑心暗鬼になるポアロだったが…。
ベネチアの美しさと古くて恐ろし気なお屋敷、霊的な現象と殺人事件と…といった世界観はすべてがマッチして良いし、尺も長過ぎずだしシンプルに面白いのだが…
あらゆる事柄が現実的と言うよりはちょっとファンタジックで考察のしがいが…だし、解決までの流れがいきなりすぎな印象もあって、もうひとつ!といった印象も。
でも前述の通り、昔観ていた金田一シリーズみたいな雰囲気が懐かしくもあり、ミステリー作品として普通に面白かったし、終わり方もシンプルながら清々しい気持ちになれて良かった。
冷静かつ広範な洞察力
原作は読んでいません。ですので、見事な映像、演出とともに、ストーリーも楽しめました。
ベネチアの素敵な景色をもう少し楽しみたかった気もしますが。
謎解きの背景にある登場人物それぞれの背景を丁寧に描かれていたのは、原作者の仕業なんでしょうか。
霊媒師と戦う様子には、なぜか上岡龍太郎さんを思い出してしまいました笑。
やはり、物事の心理を見極めるには、冷静な考察が必須。ポアロに負けないほどの洞察力を持った登場人物が鍵を握っていたってオチも最高でした。
ホラー的な展開が好きではない
ケネス・ブラナーの名探偵ポアロはこれで三作目。軽めの本格ミステリー好きとしては観ないのもどうかと思い鑑賞。
本作の原作はややマイナーな本らしい(オリジナルなのかと思ってた)。霊媒師のトリックを見破るために呼ばれたポアロが、その場で起きてしまった殺人事件の真相を究明しようとすることなのだが、最初からあまり乗れないでいた。そして途中もホラーのような展開にも乗り切れない。
最後に犯人が明らかになっても、そうなのか!とはならない。本格ミステリーなのに、ホラー的な展開でミスリードしようとすることに辟易してしまったのかもしれない。
観終わった後に、ケネス・ブラナー・ポアロの映画はどんな点数つけていたっけと映画.comで検索したら、イメージ以上に自分がつけた点数が低くて驚いてしまった。たしかにいいイメージは持っていなかったけど、ここまでとは。だったら観なきゃよかったんだよと少し後悔することも珍しい。
ホラー要素強め
推理小説は好きだけど、ホラー映画が苦手な私的には刺激が強かった。
予定外にその後もう一本観て中和が必要だった。
特にSEが強いので、大きい音が苦手な人も注意。
そもそも、アガサ・クリスティが描くポアロが、超常現象を肯定するはずないと、思って行くじゃないですか。
読者としては、やっぱりそれが共通認識なので。
それが、まあ結構「えぇ〜🤔」となった。
こんな小説あったのか?と調べたら、やっぱり、かなりのアレンジがされている。
これをアガサ・クリスティ本人が監修したら、何を思うのだろうか。
「名探偵ポアロ」という題名だけに、少し疑問に感じた。
【その他】
▪️ベニスの情景は美しいが、ほぼ室内なのて絵的に変わり映えが少なく、制限されてる点。
▪️ケネス・ブラナーがやっぱりかっこよすぎてしまい、ポアロの変人ぷりというか、潔癖症だったり、小動物みたいにモジモジ文句いったり、いい感じの人間的な「味」というか魅力にかける。変人の描写が卵の大きさだけなのが違和感を更に増大させる。
▪️ミッシェル・ヨーが素晴らしかった。
▪️最後に流れるベニスの情景はひたすら美しい。
空撮を観ながら昔行ったなあ…と記憶が蘇った。
全員関係者。
オリエント急行殺人事件、ナイル殺人事件に続く今作。どの作品も基本たまたま居合わせた人ってのがおらず、全員がなんらかの動機や役割がある訳で、最後のシーンでの旅費に費やす部分は善行で心を癒す優しさを待って悪意に満ちた探偵業に戻る決心をさせたのではなかろうか。
結局のところ霊や魂があるのかないのか曖昧ではあるけど、純真や誠実さは存在するわけで、それらを守る担い手としての自分の居場所を見つけたのかもしれない。正直、霊媒師のおばさんはとばっちり。
この質、この内容で、なんで・・・
映像も音響も相当質が高いし、内容に関してもかなり凝ったものだと、見た瞬間から感じるんですけど、なんでそんなに・・・と印象でした。ある意味謎解きだし、しっかりと落ちもあるわけだから、それがかえって自分にはダメなのかもしれません。神秘で謎だらけのほうが個人的は・・・ポアロが登場してそれをそのままというわけにはいきませんからねぇ、でも、なぜか自分には、この一連のポアロ映画に関しては、謎解きのカタルシスみたいなものは、残念ながらそれほど感じません。だから毎回、なんでこんなに素晴らしい作品に仕上がっているのに・・・と思ってしまいます。
規模縮小? でも......
早いものでケネス・ブラナーのポアロシリーズも3作目。
これまでの元ネタは『オリエント急行殺人事件』、『ナイルに死す』とアガサ・クリスティの作品のなかでもベスト5に入りそうな人気作でしたが、今回は『ハロウィーン・パーティ』ということで、どちらかといえばマイナーな作品だったのでちょっと意外。読んだことありません。
そして今回、気になったのがケネス・ブラナー以外の役者陣。
第1作『オリエント急行殺人事件』ではジュディ・デンチやジョニー・デップ、ミシェル・ファイファー、ウィレム・デフォー、ペネロペ・クルスと超豪華な俳優陣が集結。
第2作『ナイル殺人事件』ではアネット・べニングとガル・ギャドットと、1作目ほどの豪華さは無くなったものの、それでも有名俳優の出演がありました。
そして本作では……、正直、ミシェル・ヨーくらいしか知らなかったので、作品を追うごとに役者の層が薄くなっているような気がするのは自分だけでしょうか。
とはいえ、映画の面白さでは前作『ナイル殺人事件』を上回ったと思います。というか、前作があまり楽しいと思えるような作品ではなかったのですが、いずれにせよ、本作はこれまでになくややスピリチュアルな内容で、スリラー感が増したのも良かったです。ただ、途中から何となく犯人の目星がついてしまいそうなところは残念ではありました。原作もそんな感じなのでしょうか?
いずれにせよ、このシリーズ、この3本で終わらせてしまうのは勿体ないなと思います。決して「メチャクチャ面白い!」なんてシリーズではないですが、次はどの原作を持ってくるのか、そしてどんな役者の参加があるのか、そんな楽しみもあるシリーズだけに、次作もまた制作されることを期待しています。
死を見つめる探偵の業の深さに切り込んだ佳作
美しくミステリアスなベネチアが舞台。
冒頭に建物にまつわる怪談を披露。荒れ果てた館、暗闇に浮かび上がるのは蝋燭の灯だけ。亡霊が現れるにふさわしい。
密室の殺人。
建物に閉じ込められたポアロ達。
この中に犯人がいるのか、、、それともやはり亡霊の仕業なのか。
次々と予想を裏切る展開は、ミステリファンとして嬉しいかぎり。
そして推理だけではなく、
隠遁中のポアロを、表舞台に引きずり出した天才小説家。天才達の自負や翳り、死を見つめ続ける業の深さに切り込んだのも見応えがあった。
力技?大歓迎。
ホラー映画が好きだ。しかし苦手だ。
好きだけど、怖いのは嫌だ。
物陰からワッと飛び出すと、心臓がギューッとなる。
それからミステリー映画も好きだ。
小学生の頃、図書室に通って夢中になって乱歩を読みあさった。明智探偵と小林少年の活躍に胸を躍らせ、各種孤島で繰り広げられる阿鼻叫喚にワクワクするピュアな子供だった。
だが、40年の歳月は、そんな純粋だった少年を、犯人や結論を邪推して、へん、どうせアレがこうなってああなるんでしょハイハイ、みたいな嫌な大人へと変えてしまった。
さあ、そこで前述のホラー要素だ。
この作品は、スプラッタ要素こそほぼない物の、ゴシック調の舞台装置に、びっくり箱的おどかしホラー要素が詰まった構成になっている。
つまり、物語が進行するとともに、いつ来るかわからない恐怖に身構える必要があり、そのため思考回路も著しく劣化、嫌な邪推をする暇なんてあるわけがないのだ。その時の私は、まさしくあの頃の純粋なドキドキ(というかバクバク)を胸に、作品を真正面から受け止め凝視していた。怖かったから薄目で。
こうなって来ると、時たま現れる力技な展開も、むしろありがたくなる。SNSなどで有り難がれる緻密な伏線や整合性を提示された所で、とてもじゃないが色々追いつかない。それを思えば、今シリーズのそれはなんとも絶妙ではないか。
40台半ばの少年の目に映るクライマックスのポアロさんは、カッコよくて痛快だったし、エンドロールに向かう際のBGMはこの上ない癒しとなって、張り詰めた心臓を解きほぐしてくれたのだった。
ポアロのご帰還
水の都ベネチアを舞台に、上品な小品的映画でした。
開店休業のポアロでしたが、旧知の作家にいわく付き旧家で行われる降霊会に誘われ、トリックを見破るため参加することから事件が始まります。
劇中色々ヒントが散りばめられていて、恒例の全員の尋問シーンもあるので、犯人探しは十分楽しめます。
安定のケネス・ブラナーのエルキュールポアロでした。
夜のシーンが多く暗い色調の映画でしたが、ベネチアの赤屋根の景色が展開するシーンは綺麗で圧巻です。
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