劇場公開日 2023年8月25日

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春に散るのレビュー・感想・評価

全191件中、121~140件目を表示

4.0ねかはくは はなのもとにて 春しなん

2023年8月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

幸せ

「ボクシング映画に不出来なし」の約定は
今回も守られた。

何を置いても、
選手は当然のこと、ジムの構成員、会場に集う観客、
それらのボクシングを愛する全ての人々の熱い思いが画面から溢れ出す。

単に金儲けの手段として安直に、
または策を弄して楽に頂点を目指そうとする者は
本作を観て眼を洗った方が良かろう。

勿論、頂点に立つには、
才能、努力は当然のこと、
周囲のバックアップ、運や時代も味方に付けねば。

ほんの一握りはが君臨するその場に立てても、
当人が本当に偉大であったかの評価は
後世が決めること。

一時は寵児ともてはやされても、
既にその名声が地に堕ちているなんと多いことか。

他方、一瞬であっても、
忘れ得ぬ輝きを放つ選手も間違いなく存在する。

過去と現在でそうした記憶に残る二人の
素晴らしいストーリー。

日本のボクシング界に辟易し
アメリカに乗り込んだものの自身の限界を悟り引退、
その後ビジネスで成功した『広岡仁一(佐藤浩市)』が
数十年振りに帰国する。

一方で、やはり不可解な判定に自棄になり
一度はボクサーの道を諦めた『黒木翔吾(横浜流星)』が居る。

二人が交わることで物語が動き出すのは、
古典である〔あしたのジョー〕を引き継ぐ流れ。

また、ここでも
「クロスカウンター」がそのきっかけとなるのは、
ある意味、リスペクトからか。

もっとも、そこからの流れは少々ありがち。

『広岡』には『広岡』の
『黒木』には『黒木』の過去があり、
それがボクシングの場面と同等に描かれる。

初期のライバルと後期のライバル、
主人公を襲う引退の危機となる疾病。
どれもがお決まりとも言え、
見慣れたエピソードの数々。
独自の味付けがありはするものの。

ただそうしたドラマが無く
拳闘の場面ばかりでは
物語りが薄っぺらいものになってしまうだろうが。

それらが事前にすんなんりとインプットされているほど、
闘技の場面がより盛り上がるというもの。

最初はボクサーのお話と思っていたが、
どうやら本作は伯楽の生き方に重点が置かれているよう。

将来を嘱望される若者でなくとも、
先短い老人でも、
十分に心を打つ物語りにできるとの。

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ジュン一

4.0ボクシング愛

2023年8月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

かなりがっつりボクシング映画。

ボクシング映画ってワンパターンになりがちだし、この映画もそうではあるんだけど、とにかくボクシング部分が丁寧でボクシング愛にあふれている。

試合が終わるまでは挑発したり、叫んだりするけど、終わったら相手陣営に礼を言って、お互いを称えあうところまで描いているのが素晴らしかった。
佐藤浩市、横浜流星をはじめ、演者もよい。
よく役者だけであれだけの練習シーンや試合のシーンができたなと思う。
ラストはタイトルバックで終わった方が好みかな。

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ひとふで

3.5流星ボクサー❗

2023年8月27日
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鑑賞方法:映画館

興奮

佐藤浩市さん、流星君うまいですね。鶴太郎さん、哀川さん今ひとつ。窪田君、チャンピオンらしくないけど良かった。場面々々の、どこか素人っぽい演出❓みたいなものがキャスティングの良さで補われた感アリでしたね。この作品を観てボクシング習いたくなる人、増えるかも。そして高校演劇のよぅな環奈ちゃんも可愛かったです。それにしてもさすが浩市さんでしたね。

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Cinemaオタク女

3.5堅実

2023年8月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

とても堅実にまとめられていてる作品。
ボクシング映画としてのポイントをきちんと抑えてつくられていると思いました。

ベテラン俳優陣の演技を見るための映画でもありますね。

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Pocaris

3.5凄んげぇなぁー…佐藤浩市…!!

2023年8月27日
iPhoneアプリから投稿

まず、俳優さんに対し、このタイプの映画は技術的(体技的)に要求が高いので、制作スタッフ・出演者は非常に苦労したのだろうなと思いました。(松山ケンイチ主演「blue」のような落ち目のボクサーであれば、まだ良い意味で手は抜けるのですが。)

ストーリーは聞いた事あるような展開です。
ですが、主演の二方が非常に良かった。(本当に!!!)
佐藤浩市の哀愁、横浜流星の情熱二つのぶつかり合いに、とても感情移入してしまいました。

脇を固める、片岡鶴太郎・坂井真紀、山口智子も好演で、とても楽しめました。(哀川翔は……必要?&演技が非常に疑問。橋本環奈は疲労感があり可哀想だなと…映画出過ぎじゃね⁈)

藤枝梅安でも言いましたが、佐藤浩市のあの演技は神です。私の中で、至高の“プライベートライアン:トム・ハンクス”以上です。

横浜流星vs窪田正孝のボクシングシーンは迫力があり、是非映画館でご観賞下さい!!
(個人的妄想ですが、90分で短く太くだと、より楽しめたかなーと思いました笑)

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白長須鯨

5.0自分の生き方に問いを与えてくれる作品

2023年8月27日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

主人公の今この瞬間に努力しなきゃ、挑戦しなきゃだめなんだという想いが伝わり、鑑賞後は自分自身も今これほどまでに一生懸命になれているのか?どこかで限界を決めていないか?なんとなく生きていないか?と立ち止まって考える良いきっかけになりました。
立ち止まりそうになったらまた観てみたいです。

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ふらっぺ

4.0役者の力を信じたストイックさに心打たれる

2023年8月27日
iPhoneアプリから投稿

ボクシングシーンはほとんど音楽が無く、パンチがカラダに当たる音だけで構成させるストイックさが印象的な作品であった。
横浜流星さんを中心に本格的なボクシング動作が出せる役者の力があったからこそ成せる演出であると感じた。

自分がやりたいことをやっていることこそが生きていると実感できることであるのだなと、それぞれの登場人物を通じて感じることが出来た。

どの役者も心をかけて演技していることが伝わってくる。役者の演技の力は作品に大きな影響を与えることなのだと改めて感じることができる作品だった。

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モトコ

3.5願わくは花の下にて春死なむその如月の望月のころ

2023年8月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

西行法師

かっこいい話の筈だが?
小説をなぞったからか冗長なところがありストーリーは弛んでしまった感が否めない。

それに肝心なクロスカウンターを指導する場面もなく、ラッキーパンチとなってしまった帰来がのこる。

三羽烏の哀川翔さんの役回りが何とも不可解でスカッとしなくて目覚めが悪い。

その点、
大人しい顔して窪田正孝さんは、
身体も出来ていたし、
試合の目つきが獣眼化して、
パンチのスピードもキレていた。いい俳優だ。

リアルなのは試合会場ですね。
あれがタイトル戦でなければ普通だけれど、

テレビ中継しているならもっといい会場にライトも明るくラウンドガールもいないとね。

リメイクしたらいいと思う。

)^o^(

沢木耕太郎の同名小説を佐藤浩市と横浜流星のダブル主演で映画化し、
ボクシングに命をかける男たちの生き様を描いた人間ドラマ。

不公平な判定で負けたことをきっかけに渡米し40年ぶりに帰国した元ボクサーの広岡仁一と、
同じく不公平な判定負けで心が折れていたボクサーの黒木翔吾。

飲み屋で出会って路上で拳を交わしあい、仁一に人生初のダウンを奪われた翔吾は、彼にボクシングを教えてほしいと懇願する。
最初は断る仁一だったが、かつてのボクシング仲間である次郎と佐瀬に背中を押されて引き受けることに。
仁一は自信満々な翔吾に激しいトレーニングを課し、ボクシングを一から叩き込んでいく。

やがて世界チャンピオン・中西との世界戦が決まるが……。

共演にも山口智子、橋本環奈、哀川翔、片岡鶴太郎、窪田正孝ら豪華キャストが集結。

「ラーゲリより愛を込めて」「護られなかった者たちへ」の瀬々敬久監督がメガホンをとった。

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カール@山口三

5.0とてもよかった

2023年8月27日
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2回見ても感動しました。
そっと背中を押してくれるそんな映画でした。

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Miki

5.0一瞬を生きた二人の生き様

2023年8月27日
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再起をかけた男二人の闘い、それに影響を受ける周りの存在。
とにかく横浜流星の無鉄砲な危なげさが良いし、ボクシングのキレも最高。流浪の月での愛に飢えているが故の歪みと心の弱さの演技に度肝を抜かれてそれ以来ファンだが、今作も良い。

どこか昭和臭くて、荒くれた男たちが渋くカッコ良いし、橋本環奈の不幸を一心に背負ったかのような幸の薄さも凄かった。

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いたかわ

4.0今しかねえんだよ!!

2023年8月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

興奮

佐藤浩市と横浜流星のダブル主演、
さらには周りを窪田正孝、片岡鶴太郎、橋本環奈、坂井真紀、
哀川翔、そして山口智子・・・
なかなかの豪華キャスト

ストーリー的には、まあありがち、王道と言えば王道、
映画のタイトル通り、一瞬の輝き、そして散るのだろうな、
と思いながら観ていたが。。。

ボクシングの試合はもちろん練習シーンもすごかった。
横浜流星は空手チャンピオンということもあり期待通りだったが、
相手の窪田正孝がここまでやるとは。
二人とも体を鍛え上げ、アスリート。かなり、ガチ。
さらに驚いたのは佐藤浩市や片岡鶴太郎のトレーナーとしてのミット捌き。
映画冒頭のカウンターなど、ホントに驚き。

今しかねえんだよ!と今を、一瞬を生きると決めた二人。
試合の終盤は、胸にグッとくるものがあった。

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あさやん

3.0ボクシングシーンが凄い

2023年8月27日
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鑑賞方法:映画館

佐藤浩一×横浜流星(+片岡鶴太郎)でおくる、熱いボクシング映画。
ストーリー展開は王道で、演出もテレビドラマ的。うまくいきすぎだったり、冗長的だったり、肝心なところがぶつ切りでピンとこなかったり。
作品としてはあまり好みではなく粗も目立つし、横浜流星の演技も激しさ全振りで緩急がなく、なんだかなーと思ってしまいました。
近年のボクシング映画では傑作「BLUE」があるので、尚更比較してしまった…。

でも、そんな映画としてのイマイチな部分を帳消しにするくらい、ボクシングシーンは凄かったです。特にラストのベルトを掛けた決戦は、クールで飄々としていたチャンプが徐々に熱くなり、決死の打ち合いになっていく様をじっくり描くのは迫力があり見応えがありました。
だからこそ、最後がスローモーションになったのは個人的に残念だったなぁ。

不満もあるけど、やっぱり努力して何かを掴む姿は心を動かしますね。みんなカッコ良かった!

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まだまだぼのぼの

5.0観て良かった

2023年8月27日
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泣ける

興奮

ボクシングは色々と観ているのですが、ボクシングシーン本当にリアルです。途中で試合を観ていると錯覚してしまいました。
ストーリーも役者さんもとても良かったです。
いい映画を観れて良かったです。

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miya

3.5試合のシーンは丁寧に描かれててグッと胸に来る

2023年8月27日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

単純

興奮

汚れた横浜流星といぶし銀の佐藤浩市が挑むボクサー物語。
原作が沢木耕太郎でしょ、ノンフィクションが得意な作家だから派手な展開は無い、基本的に地味な物語なのよ。
薄化粧の橋本環奈も地味、嫌いじゃないけどね。
ただ、試合のシーンは丁寧に描かれててグッと胸に来る。

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キブン

5.0ボクシング映画として楽しめる

2023年8月27日
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楽しい

ボクシング映画を久しぶりに見たが、これはコレで楽しめた。ボクシングシーンの完成度が高く見ていて飽きなかった。

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AJ-feel

5.0明日への勇気

2023年8月27日
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横浜流星✖️窪田正孝のボクシングシーンがかなりリアルで凄い気迫と迫力を感じる。
体の鍛え方や動きがボクサーそのもので、俳優さん、改めて凄いなーと。
そしてそこに至るまでの多くの登場人物の人間模様が、ドラマを肉付けしていく。
鶴ちゃん、哀川翔もいい味出してる。
明日への勇気をもらえる映画でした。

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いちろー

4.5言葉にできない

2023年8月27日
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ただただ素晴らしい。男なら絶対に観た方がいい。

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Usk

3.5充分満足なボクシングシーンとちょっとの物足りなさ

2023年8月27日
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これだけやってくれればいいでしょう、と思うボクシングシーンとキャスティング、いや、もうちょっと時間があればもっと面白くなったのかな、と思えるドラマ部分。窪田正孝はやっぱりいいな、と思ったり、未消化ではあったが飛び道具ではない橋本環奈の佇まいは悪くない。しかしなんといってもアクの強過ぎる3オヤジが度を越していて狂気じみていた。特にクライマックスのテレビ観戦の哀川翔のまわりのエキストラはアクが強過ぎてそれだけで面白かった。

見ながら本作133分か。2時間ない「ロッキー」の効率の良さを考えてた。退役軍人みたいな3オヤジは原作がそのような設定なのだろうが、この構成は「七人の侍」みたいな時間サイズでやることなのだろう。映画は佐藤浩市と横浜流星に絞ってはあり、そしてそこはそれなりにいいのでちょっと原作のアウトラインが足を引っ張ってる感じはした。ボクシングシーンでは涙するいくつかの展開。しかしさすがに2時間で3オールドボクサーズとあしたのジョーは並行して描き切れるものではない。面白かったけどちょっともったいなかったな。

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ONI

4.0安定感があるストーリー

2023年8月27日
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鑑賞方法:映画館

単純

定番のボクシング物語。三羽烏から一匹狼へのバトンリレーといったところでしょうか?起伏が少ないので観やすい作品ですが感動も薄め。全体的に地味なストーリー展開となっているようでパンチ不足でした。
横浜流星くんにはピッタリの作品ではありますが!

89

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タイガー力石

4.0原作とは違うけど、良かった…⭐︎

2023年8月27日
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鑑賞方法:映画館

原作が好きで、新聞連載の時から読み、単行本になって 図書館で借りて読み、文庫本になって
買って読んだ。
映画化されると知り、佐藤浩一と横浜流星の配役を知った時もなかなかイメージと合っていたので
楽しみにしていた映画。

沢木耕太郎の上下2巻を2時間ほどにまとめなくてはならず、原作とは離れるのは当然と
思いながらの鑑賞。
でも、上手くアレンジされた作品だった。
佐藤浩一演じる広岡仁一がホテル業で成功したアメリカから病いのために帰国し、たまたま
居酒屋で横浜流星演じる黒木翔吾と出会うところから始まる。
とにかく、ボクシングシーンが変に誇張されず描かれて、横浜流星とチャンピオン役の窪田正孝が
素晴らしい。
横浜流星は前評判から聞いていたが、窪田正孝はびっくり。
こういった役は演じたことないんじゃないかなぁ…
ラストの二人の試合シーンは、他にもコメントされてる方もいらしたが、「あしたのジョー」を
思い出しながら見た。

ボクシングだけでなく、例えばピアノの演奏とかでも そこに到達した人にしか見えない景色が
きっとあるんだと思う。

佐藤浩一もいつも通り、イメージぴったりの安定した演技で年老いた元ボクサーが新しい逸材
(横浜流星)に出会い、自分の夢を再び持つところとか本当に見入ってしまった。

ラストの試合シーンは、泣ける。
何に思って泣けるのかわからないけど…

今年鑑賞した中では、印象に残る映画だった。

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☆ムーミン