劇場公開日 2023年6月30日

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オレンジ・ランプのレビュー・感想・評価

全39件中、1~20件目を表示

3.5病関係なく、生きる上での人間関係の基本の提示

2024年3月23日
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2023年劇場鑑賞41本目 秀作 66点

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サスペンス西島

0.5オレンジ・ランプ

2024年2月11日
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鑑賞方法:その他

悲しい

認知症の介護家族から見れば、数十人に1人の幸運な例をとりあげ、一般化しただけの映画。
家族や職場が理解あっても、容赦なく症状は進むのが現実です。
そんな現実を知っていて作ったなら悪質だし、知らなかったのならその無知が許せない。
いずれにしても、認知症を扱った映画としては過去最悪であります。

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てっちゃん

3.0映像教材

2023年8月3日
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鑑賞方法:映画館

登場人物の心情とかを丁寧に描く映画かと思ってたら違いました(笑)
貫地谷しほりさんと和田正人さん主演なので演技力については問題ありません。

最後は温かい気持ちになる・暗くならず、若年性アルツハイマーについて学べる映画です。
夏休みのお子さんの自由研究として鑑賞するのもありだと思います。

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khs69

4.0つかみがバッチリだった

2023年7月30日
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鑑賞方法:映画館

 冒頭のシーンで、この映画の言いたいこと、目指したい社会というメッセージが伝わってきた。若年性に限らず、家族に関係者がいる人にはわかるわかるの連続だったのでは。もちろん事実はもっと壮絶ですが。
 和田正人・貫地谷しほり夫妻が肩に力入ってない演技で素敵でした。頑張って気付いてきた家庭内のしつらえなんかもリアリティがあってよかった。

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Kumiko21

3.5認知症を“自ら”周囲に SOSをだして、皆に共有してもらう 大切さを知りました。

2023年7月25日
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鑑賞方法:映画館

2年前に他界した実父も、最後の4年間は認知症でした。
認知症になると、本人自身も、"自分の頭の中"と闘っているので、
怒りっぽくなり、周囲に怒りをぶつけ、そして"誰かに逢いに"出かけて行ってしまいます。

劇中には捻くれた(ひねくれた)人が登場せず、
家族も友人も、みんな心温まる人々の中で、主人公が力いっぱいに生きていく姿を観ていると、
僕は亡き父に、こんなに優しく接すことができたのだろうか?
映画を観ていて、何度も涙がこぼれてきました。

認知症とは日頃の食生活の中で、血液が鈍化して、脳内血液が詰まり、脳内ニューロンが壊死して起こるものだと思うが
僕も いつかは 痴呆に成るのかな? 。
痴呆にならない為にも、周囲に手間をかけさせない為にも、血液をサラサラにしていく努力をしていかないといけない と心に誓いました。
それでも認知症に成ったら、本作主人公の様に 現状を周囲に告白し、みんなに自分の状態を共有してもらう事の大切さを学びました。

本作を観て、何かを感じたら、映画が進行していく中で、目線が「怪物(2023 是枝裕和監督)」のように変化する事で、痴呆が理解できるようになる、
アンソニー・ホプキンスさん演じる「ファーザー」を観ることを勧めます。

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YAS!

4.5ありがとう

2023年7月23日
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実母が60過ぎてアルツハイマーを発症した。進み方は早く、自分がどうなるのかと毎日泣いてばかりいた。見ていて辛かった。早く完全にわからなくなって仕舞えばいっそ楽なんじゃないかと思った。
私が40になる頃だった。そして母の症状よりも自分もいずれこうなるんだという恐怖で(家族性である場合が多い)母より早く症状がでるかもしれないと自分の未来が思い描けなくなった。自分が自分じゃなくなるなんて、死ぬより怖い。そして周りに迷惑をかける。子供にも遺伝してるかもしれない。
その後その手の映画やドラマをよく観た。本当は観たくなかった。恐怖にかられるから。脳の回転を良くする海外のサプリなども良く飲んだ。
幸い母が発症した歳を超えた。なんとなく自分は大丈夫かもしれないと思えるようになった。この後ボケたとしても、いわゆる普通のボケだろうから。
あの頃この映画を見られたらすごく楽になれただろうな。
母にもいろいろ言ってあげられただろうな。
完全にボケた時自分の素が出るような気がする。その日まで諦めない努力する自分になろうと思わせてくれてありがとう。

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femme fatal

2.5映画としては・・・

2023年7月23日
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鑑賞方法:映画館

映画として観た場合にあまり好みではなかった。。。
啓発映画としてという事であれば、良いのですが。。。

でも、映画として・・・人を描くとなれば・・・。
生身の人間の生活がそこにはなかった印象です。
良いも悪いも『愛憎』あって『人』だと思うので・・・。

ある面では山田洋二監督の凄さを改めて感じました。

とはいえ、実話ベースですから、難しいですよね。
多面的な視点や生み感を出したら物議を醸すでしょうし・・・。

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hiro

4.0気付きと築き

2023年7月17日
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認知症について気付かされることもあり、工夫しながら前向きに生きて行こうとする主人公に共感できる作品です。和田正人さんと貫地谷しほりさんの演技も大げさでなく好感が持てました。
でも、いずれ自分達だけで乗り越えるのが難しくなる時が来るでしょう。
エンドロールに厚生労働省の名前があり、前首相の「自助、共助、公助」の文言がちらつき、モヤモヤした気持ちにもなりました。

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ゆり。

3.5若年性認知症を丁寧に扱った作品

2023年7月15日
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実話を基にした作品とのことで、基になった人の人徳が見えるような優しい映画だった。

認知症への付き合い方、考え方について丁寧に描いている。
認知症になっても人生は終わりじゃない。前向きな認知症の方たちの協力、職場や道すがらに会う人たちの協力、助けてほしいといえばみんな助けてくれるのだ。
そして貫地谷しほりの圧倒的ママ感…!

ただ最初のインタビューはわざわざ平気に振舞ってることを言うのではなく、困ったことを普通に言えばよかったのに…って思いました(笑)

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ひとふで

4.0認知症になっても決して諦めず、どう向き合っていくか、指標になる

2023年7月14日
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悲しい

知的

39歳で若年性アルツハイマー型認知症と診断された只野晃一は、妻と2人の娘を抱え、どうしようか途方に暮れていた。そんな晃一に妻の真央は何でもやってあげようとするが、晃一は日ごとに元気がなくなっていった。しかし、認知症でも立派に営業を行ってる人と出会い、その事ををきっかけに意識に変化が起きた。人生をあきらめなくてもいい、と気づいたことにより、周りも変わっていった。という事実を基にした作品。

認知症、って明日は我が身と思っているので、スマホの活用など、参考になることが多々あった。
認知症=介護、ではなく、認知症を発症してもその事を受け入れ、決して諦めずに、どう向き合うか、人に頼ることも必要だと思うが、自分で出来ることを探す事の大切さを教えられた。
非常に良い作品だった。
妻役の貫地谷しおりが素晴らしかった。

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りあの

4.5観て良かった

2023年7月12日
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泣ける

知的

認知症を描いた映画はたくさん観たことがありますが、この映画は実話ベースということもあり無理にドラマチックにしすぎず誠実に描いた脚本に好感が持てました。
いつ自分や身近な人が発症するかわからないので観ておいて良かったと思いましたし、誰しも観ておくことをオススメです。
家族や会社の人たちフットサルの仲間やご近所の人、通りすがりの人などの優しさに泣けました。

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光陽

3.5「役割を担ってもらう」

2023年7月10日
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知的

幸せ

今年115本目。

御家族が認知症になった場合、何でもこちらでやるのではなく役割を担ってもらうのもいい接し方とよくメディアで聞きます。今作もそこを描いて仕事は周りのサポート、家でも家族の助けと病気になっても周りと共生できると言うのを示した作品だと思います。〜中伝説のMF、自分も高校の時サッカーやっていたのでFW嬉しい場面。

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ヨッシー

3.5明日は我が身…

2023年7月9日
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泣ける

若年性アルツハイマーを発症したが、事実を受け止めながら前向きに生きる男性と家族、周囲の人達の話
娘達の行動や発言には、感動‼️我が娘の育て方を間違えたと悔やんでも、遅い😒➰💦
いつ私も発症する(もう発症してる?)かもしれません…😞サバ缶、アロエ、ココナッツミルク❔を今日から食べよう🎵
ちなみに、皆こんなに優しくないけどね〰️😩(厚生労働省推薦だから…)

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ろくさん

3.5どんな状況でも自分は自分

2023年7月9日
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泣ける

知的

幸せ

見てる時

情緒不安定だったからか

めちゃくちゃ泣いてしまった笑

先入観を持たず

でも、理解はしてあげる

なかなかこのバランスって難しいですね〜。

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BAMBi

5.0もっと踏み込んでー!

2023年7月8日
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知的

難しい

主役夫婦を演じたお二人やから、見てみたいとなり
また予告編の内容にて行きたい!!となり
症状的には、軽いのかな?
前向きな話やわ!!
しかし、世の中こんなになっていたらええなぁ〜
考えさせられた内容でした

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てんてんまる

5.0最高!

2023年7月8日
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泣ける

楽しい

幸せ

私が若年性認知症について全くといいほど知らないということもあるでしょうが、描かれた状況の一つ一つが、私を驚かせ、考えさせてくれる。
まだ100%理解できたわけではないが、一人でも多くの人が本作を見て社会としての理解が進むといいな。社会のあり方を考えさせてくれるから。

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こばりん

4.0若年性認知症

2023年7月6日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

難しい

幸せ

39歳は若い。これから働き盛りというタイミングでこの病気はキツイ。しかも治らない。
みんなで暗くなっても当たり前のところ、どうやって乗り越えたのか?とても気になる内容でした。
これから益々高齢化社会です。この作品はとても参考になりました。
気になる方は是非映画館で🎦

77

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タイガー力石

4.0認知症とは悲観するのではなく付き合っていくもの

2023年7月5日
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39歳で若年性アルツハイマー型認知症と診断され、絶望の縁に立たされるが、自分の思いを伝えることで諦めない人生を手に入れた実在の夫婦のお話。

時々ドラマや映画にもある題材だが、私自身無知で認知症をよく知らない為、"若年性アルツハイマー型認知症"と聞けば 気の毒に思ったりもしていたし、もしも自分もなってしまったらどんどん出来る事がなくなってしまうのだろうかとか、どうしたらいいんだろうとか大体は不安になったり辛い気持ちになってしまっていた。

しかし今日の鑑賞はとても勉強になった。

もちろん晃一さんの不安に押し潰されそうな気持ちもとても伝わってきたし、真央さんのどうしていいか分からないが良いと言われることは何でもやってみようという晃一さんを思いやる気持ちや、晃一さんを心配する余りサポートしてるつもりが結果的に追い詰めてしまうのだということもすごく伝わってきた。

でも忘れても出来ることは沢山あること、周りの方達の協力も素晴らしく、認知症の方のサポートをして働きやすい環境をつくることも、出来ることなんだなと明るい気持ちになれた。

やれることは自分で、出来ないことだけ周りを頼りにする。認知症とは自分が思っていたのとは少し違うようだし、認知症だからと悲観してはいけないのだ。

最後の老夫婦がたい焼きを食べるシーンがグッときてしまった。さっきまで無気力にしていた認知症の妻が、あんなにも美味しそうに頬張り、あなたも大好きだったわよねと半分こにして夫に渡す。認知症の介護で疲れきっていたであろう夫も、ほとんど忘れてしまっている妻も、それを吹き飛ばすかのように何とも幸せそうな2人にこの映画の真髄を感じた。
認知症になってもその尊い気持ちだけは覚えていたいと切に願う私自身だった。

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Qoo

5.0『明日の記憶』からの社会情況の変化を示している

2023年7月5日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

 働き盛りの男性サラリーマンが若年性アルツハイマー症に罹り、家族で支え合うという展開としては、2005年制作の『明日の記憶』とほぼ重なるが、本作では、職場の理解やデジタル機器の利用、そして街頭での支援の求め方も示され、社会的支援体制が行き渡った時代性が感じられる。ただし、2004年制作の『私の頭の中の消しゴム』や2016年制作の『八重子のハミング』のように、重度化した状態を描いているものではない。

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てつ

5.0認知症に対してネガティブなイメージしか抱いてこなかった人も、本作をご覧になれば、見方が一変することでしょう。けっして「認知症になったら人生終わり」なんかじゃないのです!

2023年7月5日
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泣ける

幸せ

 2025年には高齢者の5人に一人は認知症になると言われています。そうなると多くの人にとって認知症は身近な問題となって迫ってくることでしょう。
 そこで、あなたの大切な人が認知症になったら? あるいは、あなた自身が認知症になったら? これは、39歳で若年性認知症と診断された夫とその妻の9年間の軌跡を、実話に基づき描き出す、優しさに満ちた希望と再生の物語です!
 モデルとなったのは、主人公と同じ39歳で認知症と診断されながら、10年後の現在も会社勤務を続けつつ、認知症本人のための相談窓口の活動や自身の経験を語る講演などを行っている丹野智文さん。本作は、認知症とともに笑顔で生きる丹野智文さんの実話に基づく物語なのです。
 認知症になった主人公を支えようとする職場や地域の仲間、そして家族の温かさに、思わず涙が溢れました。今まで認知症なんて関係ないやと見過ごしてきた人も、認知症に対してネガティブなイメージしか抱いてこなかった人も、本作をご覧になれば、見方が一変することでしょう。けっして「認知症になったら人生終わり」なんかじゃないのです!

 本作をご覧になれば、「認知症になったら終わり」という偏見を捨て、「認知症になっても人生を諦めなくていい」ことを実感し、そのための手立てを見出していくことができます。

 認知症本人や家族が、認知症とどのように向き合えば笑顔で生きられるのか。認知症になっても安心して暮らせる社会とは? その一つの指標となり得る本作は、年齢を重ねていく全ての人がより良く生きるためのヒントにも満ちています。
 特に、認知症であることをオープンにする意義や、仕事や日常生活を続けるための工夫。「自分で出来ることは自分でしたい。困った時だけ助けてほしい」といった気持ちを伝える勇気。そして大切なことは認知症患者と家族や職場の人たちが、気持ちを伝え合うことです。それによってより良い大らかな環境が実現し、認知症の人の心の重荷を軽くすることができるのです。誰にとっても大切なのは、辛い時には周りを頼っていいのだという本作の主張に、大変共感できました。

 39歳で若年性アルツハイマー型認知症と診断された只野晃一(和田正人)は、妻の真央(貫地谷しほり)と2人の娘を抱え、不安に押し潰されそうになる厳しい現実に直面していました。そんな晃一に妻の真央は何でもやってあげようとするが、晃一は日ごとに元気がなくなっていったのです。
 しかし、認知症の集まりに参加し、認知症と共存しながらも仕事や社会で活躍している参加者たちとの出会いをきっかけに真央と晃一の意識に変化が訪れます。「人生をあきらめなくてもいい」と真央と晃一が気づいたことにより、家庭や職場、地域など2人を取り巻く世界もまた、変化していくのでした。

 なぜ晃一が普段通りの生活を送れるようになったのでしょうか。そこには晃一が忘却しても大丈夫にする自身の創意工夫ばかりでなく、晃一を支えようとする周りの温かい心。そして真央からの、「一人で抱え込まなくて、もっとみんなに甘えていいのよ!」という優しい言葉があったからこそなのです。

 ところで、日本では認知症のシンボルカラーとして使われるオレンジ色。本作のタイトル「オレンジ・ランプ」は、“小さな灯”でも、みんなで灯せば世界はこんなにも明るくなる”という、認知症になっても安心して暮らせる社会づくりを象徴しています。そして 実際に劇中には、ランプ型懐中電灯の「オレンジ・ランプ」が登場します。真央が手にするランプは、彼女の不安の象徴です。しかし、物語の後半では、逆に晃一がランプ手にして真央に向き合う時、それは全く違う灯火となりました。彼が照らし出すのは、「ともに生きる」ことの本質です。本当の「やさしさ」なのです。
 このランプは、認知症を照らすのではなく、人間を見る普遍のまなざしの灯りとなって晃一と真央のふたりを照らし出したのです。

 最後に今の医療では認知症になったら回復は不可能です。しかし、認知症からの回復ではなく、ありのままの「人間」を取り戻す「人間回復」なら可能でしょう。
 晃一は認知症になったことがきっかけで、人間回復し、「笑顔で生きる」ことの大切さに気付かされたのです。そして今や全国を公演で回って、自らの体験を語り、「笑顔」を全国に拡げています。
 モデルになった丹野智文さんは、本当にお地蔵さまのようなお方だと思いました。

【参考】「笑顔で生きる」と涙 〜映画「オレンジ・ランプ」を観る〜
 ~本作モデルの丹野智文さんの初号試写体験記(リンク禁止のため検索してください。)

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流山の小地蔵