劇場公開日 2019年1月19日

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​牧師といのちの崖のレビュー・感想・評価

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3.0監督の壮絶な闘いを体験せよ

2019年3月5日
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鑑賞方法:映画館

上映後の監督からのコメントで知った。
執事していたサトウマコト監督が突然自死し、それでも自分はやはりドキュメンタリーを撮ろうと、自死を題材に探し求めてたどり着いたのが、自死しかけた人を救い続けているこの牧師。牧師に「みんな生きたいんだ」と聞き、そして完成した映画の、中心的な位置に描いた青年が、映画撮影の3年後に自死してしまう。
それでも監督はドキュメンタリーを撮り続けるだろう。その闘いのひとつを、みなさんも観ましょう。

映画はとてもよくできていると感じた。ドキュメンタリーは、淡々としがちと思うが、引き込まれるエピソードを上手に紡ぎ、テロップ前の最後のシーンにはそこはかとなく希望を感じさせる。

本当に上手な作りだと思う。それだけにこの思いもよらぬ結末は、それこそ「神よ、あなたはいないのか」という気にさえなる。

ちなみに自分は「宗教は苦しい時のみに必要だ」と思っており、あまり宗教好きではありません。

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CB

3.5面白かった

Kさん
2019年2月16日
iPhoneアプリから投稿

私は森さんの自己中心的で甘ったれなところに自分を重ねてこの映画を見た。彼がここに至るまでに成長することが出来なかったのが不幸だと思った。そうはいかなかった理由があったのか。最後の彼の顛末は衝撃的だった。そこまで追い詰められていたように見えなかったから。

牧師さんの人間臭いところ、言葉を探しながら話すところには好感を持った。彼の言い方が酷いというレビューがあるが、私はそうは思わなかった。人間は万能ではないし現場は綺麗事ではない。彼のやっていることで救われている人がいるという事実をどう考えるのか。彼の足りないところを持っていてフォローする奥さんにも好感を持った。

なぜ牧師になったのか、自殺志願者を受け入れることになったのかは語られないが、知りたかった。私はせっかちなので冗長に感じる部分もあった。森さんの背景についても描き足りない気はした。しかし監督が死にたいという思いではなく生きたいという思いを撮ったという言葉には頷けた。

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K

5.0隣人とは?観なければならない作品。

2019年1月25日
Androidアプリから投稿

この映画だけは、たとえインフルエンザになっても観たい❢と思っていました。
予定よりだいぶ遅れてしまいましたが、今日やっと観て来ました。
上映後、監督とプロデューサーのお話も聞けて、東中野という遠出でしたが心から行って良かったと思いました。

自殺する人は常に自殺しようとしている訳ではない。波がある。自殺しようと決断している時、側にいて気持ちを別に向けてあげることで助かる命もある。

そのためには、隣人がどんな状況なのかに気づき、行動する必要があると思いました。神様が造られた大切な命を守るために、私も行動できる者になりたいと願います。

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アルザスっ娘