映画ドラえもん　のび太の月面探査記のレビュー・感想・評価

めちゃくちゃ面白い。
すんごい藤子SFしてる。
のび太、ついに地球と異星の運命を司る、救世主に。
ドラえもん、神さまになるの巻。
実に大人向きで……

喩えるなら、クレしん映画の本郷～原監督時代みたいな傑作！

ただ、Fリスペクトし過ぎて、マニアックに触れてるところも。
道具類の使い方など、意外性は少ないかも。

あと、幼児はよくわからないらしくって、暴れたり喋ったり歩いたり。
親の鞄からタブレット取り出して遊び出さないでちょうだい～～！

小学生以上なら、心に響き残る、と思う。

ここ数年の作品と異なり、なかなか映画に入り込めなかった。登場するキャラクターや交差する世界があまりにドラえもんの世界とミスマッチしていることもあり、半ば退屈なストーリーに感じる。ただ過去作の鉄人兵団でもあったマトリックス的な要素が、終盤ストーリーを盛り上げており、ドラえもん、のび太たちの成長と観客である大人や子供へのメッセージ性のあるセリフは従来作品同様に感動する。うさぎのキャラクターも大山のぶ代時代のドラえもんから見てる人には懐かしさを感じるデザインだった。