栄光の黒豹
劇場公開日:1969年12月17日
解説
「夕陽の恋人」の石森史郎の脚本を「めくらのお市 みだれ笠」の市村泰一が監督した青春もの。撮影は「海はふりむかない」の小杉正雄が担当。
1969年製作/86分/日本
配給:松竹
劇場公開日:1969年12月17日
ストーリー
城下町長岡市の郊外にある信越大学のグランド。練習一本やりの小宮山裕司と高校時代から花形プレーヤーで鳴らし裕司の妹直美たちグループのアイドルだった松永吾郎はことごとく対立した。だが、グランドを離れれば、二人は兄弟のように親しかった。そんなある日、部長の神崎から裕司はドイツ留学のことを聞かされる。裕司に思いをよせる神崎の娘由紀子は喜んだが、三年間逢えないことは悲しくもあった。打倒甲信大学を誓って合宿が始った。ある日、下級生が事件を起し、裕司はキャプテンの責任だと自分を戒めた。グランドでの練習は激烈をきわめた。吾郎の激しいタックルに転倒した裕司はアキレスケンがあわや切れるという怪我をしてしまった。宿命の試合の日、無理した裕司はシュートした途端、そのまま起き上がれなくなった。交替した練習不足の吾郎のミスでまたもや敗退。が、スポーツマンの友情、先輩の思いやりなどを知った吾郎は裕司に、必ず悲願を達成してみせると誓うのだった。
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