劇場公開日 2011年1月22日

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完全なる報復のレビュー・感想・評価

全47件中、41~47件目を表示

4.0敢然なる復讐。

2011年2月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

興奮

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ハチコ

5.0面白い

2011年2月10日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

興奮

知的

面白かったし、考えさせられた。実際のアメリカの司法関係者がこの作品を観てどう感じたのか是非聞いてみたい。キャッチコピーの「標的は、司法制度」は全く誇張表現ではなく、正に作品の真意を射たとても良いものだと鑑賞した後に感じたのはここだけの秘密だ。

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hans24

5.0筋の通った名作サスペンス

2011年1月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

知的

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dododo

4.5やっとか・・・

2011年1月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

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知的

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りりー

4.0ノンストップ予測不能。

2011年1月16日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:試写会

怖い

興奮

知的

やや〜面白かった!いんゃ〜怖かった!

あるエンジニアの男クライドが、目の前で妻子を強盗に殺された。

犯人はすぐに捕まったんだけど、司法取引によって主犯は極刑を逃れちゃうのよ。

クライドは必死に取引は止めてくれ…って頼んだのに、検事のニックには<高い有罪率>を保つほうが大事だったんだな。

10年後、時間をかけて練りに練り上げたクライドの復讐がはじまって…

まずは、犯人を殺害。

それがもう(見るに堪えないような映像はないんだけど)惨殺も惨殺で、想像しただけで震え上がっちまうような方法なのよ!

…ひぃぃーッ!

クライドはガッツリバッチリな『状況証拠』から逮捕され、自白を条件に担当検事のニックに取引を持ちかける。

その要求が不可解なのにもハラハラするし、実際に自白に到るまでの頭脳戦には説得力があって、思わずニヤリ。

同時に、クライドの明確な目的と強い執念を感じさせられ、緊迫度アップ!だよ。

收監されたあともクライドは、
条件を飲まないと、妻子殺しの犯人の裁判に関わった人間を皆殺しにすると宣言し、
それが次々と確実に実行されていくの!

彼には協力者がいるのか?!

それにちょっと待てよ?なんでいちエンジニアのクライドがこんな知識と技術を持っているんだ?

感じたそんな疑問にも、納得いく理由があった…むむ〜ん、なるほど。

それが判ってから尚更、
彼の綿密な計画によって、次に何が起こって誰がどんな手法で葬られていくのか…

ぜんぜん予測がつかない、深〜い恐怖感と緊張感に、ずっと支配されっぱなしだったよ。

…だから余計に、ニックと仲間の手によってクライドの確実な行動の謎が解明された時、

『えぇ〜?それはちょっとぉ〜?!』
と、ちょっとだけ…ほんのチョットだけ拍子抜けしちゃったんだな。

けどそれは、決して作品全体を台無しにするようなオチではなくて、
それまでの見事な展開から、<もっともっと観る側を裏切ってくれるんではないか?!>と期待が大き過ぎたせいで、そう感じたんだと思う。

逆をいえば、充分なオチを上回る経過があったってコトかな?

ラストも、『果たしてどこがクラマックスなのか?!』エンドロールがでるまで解らない。

いやぁ、ホント最後まで、まんまと気持ち引っ張られちまったよ。

面白かった!

注)一ヶ所だけ、凄惨で恐ろしくて目を閉じたシーンがございました。

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オイラ

5.0バトラーとフォックスの火花を散らす演技と、先の読めない謎めいた報復劇に魅了されました。

2011年1月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 最近見た作品では、一番の傑作でした。
 まずは、バトラーとフォックスのお互いの「正義」が相克する、火花を散らすかのようなシリアスな演技に魅入られました。特にバトラーの妻子を殺されたばかりか、ジョークとしか思え得ない司法取引で主犯を減刑してしまう主人公のクラウドの怒りの演技たるや、凄まじいのひと言。単なる怒りだけでなく、いろんな感情が入り交じったクラウドの思いを見事に表現していて、その演じ方に感動しました。最近のバトラーは、色男やアクションスターに思われがちですが、まだイギリスローカルで活躍していた頃の作品『Dr.フランク』を見たときの演技に感心したものです。性格俳優としても第一級のものを持っている俳優だと贔屓にしております。
 あの演技があるからこそ、クラウドが直接の犯人への報復だけでなく、裁判に関わったもの全員を次々処刑していく、『完全なる報復』へ突き進んでいったことへの説得力が生まれたといって、過言ではありません。

 次に、先の見えない報復方法が、これまた前代未聞、予測不可能な展開です。例えば「プリズンブレイク」のマイケルだって、クラウド同様に自ら刑務所に飛び込むわけですが、それは死刑囚となった兄を救出するためであって、誰かに報復するためにわざわざ自由が奪われる刑務所に収監されるようなことは、しないでしょう。
 ところがクラウドは独房に監禁されながらも、次々家族を殺した犯人を減刑してしまった裁判当時に関わった弁護士や裁判官を殺していくのです。
 担当検事ニックは、共犯者が外部にいるものと確信して、割り出しに躍起になりますが、一向に共犯者の線が上がってきません。
 僅かな手かがりから、復讐のからくりがネタバレされたとき、ニックだけでなく、見ている小地蔵もドキモを抜かれました。ここまでやるかぁ~という驚愕の仕掛けだったのです。
 一つヒントをいうと、クラウドは遠隔殺人のスペシャリストだったのです。顧客は諜報機関。一流のスパイが暗殺を諦めた事例でも、穴蔵に籠もった相手を仕留めるのに、様々な仕掛けを遠隔操作して、確実に仕留めるスペシャリストでした。本作でも、その一端が紹介されます。

 そして、さりげなくアメリカの司法制度の問題点を告発する作品でした。それは、検事が有罪率を上げるために、安易な司法取引に応じてしまっていること。ニックに至っては96%という異常な高率でした。ニックは本件でも確実有罪を勝ち取るために、独断で実際にクラウドの妻子に手をかけたダービーに司法取引を持ちかけて、共犯者のエイムスに不利な証言をさせて、死刑に追い込みます。
 証言の見返りとして、ダービーはなんと僅か3年で刑期を終えてしまうのです。実際にダービーが妻子を殺すところを見ていたクラウドは納得できません。そりゃあそうでしょう。
 クラウドが食い下がっても、物的証拠がないとニックに突き放されて、裁判はダービーの狙い通りの判決で終わってしまいます。
 まるっきり反省のないダービーが、居並ぶマスコミの前で、ニックに握手を求めたとき苦虫を噛み潰したような表情をニックが浮かべるのが印象的でした。
 10年後、クラウドの復讐が始まったとき、次々に物的証拠のない犯行を繰り返し、自白をニックは求めます。それに対してクラウドは、独房でのふかふかのベッドや豪華なディナーなど、刑務所ではあり得ないような特別待遇を求めるのです。
 それは10年前にニックが行った安易な司法取引を深く考え直させるクラウドの「復讐」だったのです。
 『24』シリーズでお馴染みの司法取引ですが、本作を見終わって、検察の成績アップに安直に使われてしまうのは、問題があるなと思いました。

 ところで基本は報復劇だけに、結構スプラッターな血しぶきがまうシーンがあるので、弱い方は気をつけられたほうがいいです。
 クラウドがダービーを拉致して、五体を切り刻むところでは、『ソウ』シリーズみたいにそのものズバリはなかったものの、その一歩手前のところまでは、凄惨なシーンが続きます。画像表現は、残酷シーンが押さえられていますが、台詞はかなり過激でした。

 ニックvsクラウドの戦いは、最後のニックの機転が見物です。最後の最後まで目が離せません。ドラマの結末は是非劇場で目撃して下さい。

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流山の小地蔵

3.5哀しい復讐鬼

2011年1月14日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

悲しい

怖い

単純

プロモーションでシカゴ・サンタイム紙の人が評している「緊張感に満ちたスリラー!」という言葉がピッタリ当てはまる作品。

予想もしないタイミングで起こる復讐の仕掛け。あるシーンでは思わず身体が「ビクッ」としてしまったよ。うん。
退屈させない佳作だったように思う。

2004年のアカデミー主演男優ジェイミー・フォックスが主演(ジェラルド・バトラーとのW主演)を務めるとは言え、プロモーション的にも地味で華やかさに欠ける作品だよね。
まぁ、大きく掲げられたテーマが「法と正義」だからね。どうしてもシリアスになってしまうのは仕方ないけどさ。

簡単に言ってしまえば【妻子を殺された主人公(バトラー)の復讐劇】。
ただ、彼が復讐を誓ったのは単純な実行犯だけではなく、その実行犯を厳正に・毅然と裁けなかった法曹・司法に対してもだったんだよね。
卑劣な犯罪を犯し、それを認めながら、確信犯的に司法取引をし、のうのうと生き延びる.....。被害者としては絶対に許せないことだよね。復讐を考えるのは理解できるし、共感さえ覚えるよ。
ただ、その審判に際してたまたま関わった人達にまで復讐の矛を向けるのはちょっと(;´Д`)
「大きな目的のためには多少の犠牲はやむを得ない」という思想が見え隠れする感じかな。

バトラー演じる犯人(テロリストと言ってもいいレベル)も決して「悪人」という視点では描かれていない。【悲しい過去に囚われて非情の道を歩む哀しい目をした復讐鬼】という感じかな。
対するジェイミー演じる検察官も「悪人」としてではなく、彼なりの信念を持って法を貫く男だ。
つまり「心情的な正義」と「社会的な正義」の対決の構図だね。

子の親である俺は、自然と(心情的に)犯人が目的を遂げることを応援していたような気がする。
もちろんそれが本当の意味での正義だとは思っていないけど、彼をここまで駆り立ててしまった怒りと悲しみを思うと、どうしてもね。

彼は、憎き実行犯に残忍で冷酷な復讐を果たし(これはちょっとやり過ぎ感が強かった)、そしてその後ろにある司法制度という大きな敵に対しても戦いを挑む。
あきらかに意図的に誇張した態度と手口を使ったのは、できるだけ【話を大きくする】ことで社会に対して与えるインパクトを大きくするためだったのだろう。

10年間という時間をかけて緻密に計算・準備された復讐劇。

驚きのラストも、おそらく全て彼の想定の範囲だったろう...。

きっと後悔は無いはず。
彼の目的は概ね達成されたはずだから。

冷静に観ればツッコミ所の多い作品ではあるけれど(笑)、テンポ良く進むストーリーは観ていて飽きることは無かったし、楽しめた作品だったよ。

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