七夜待のレビュー・感想・評価

ハセキョー主演で、河瀬直美監督作品。
タイに(多分)観光で訪れた女性が経験する癒やしの空間。

おそらくかなりの低予算で製作されているのでは？と思わせる。
使用されているカメラは手持ちの1台(多くても2台だろう)で、時折画面が揺れまくる。
殆ど言葉の通じない場所で、若い日本人女性が「ほっ」とする空間に投げ出され、自分を見失いがちになる現代社会から遠く離れた世界で自我をを取り戻して行くとゆう話…(おそらくですが)

それにしても周りを森に囲まれた、舞台となる集落に到着するのがかなり強引過ぎる。
これを観た頭の悪い人が、現地に行けば心が満たされる…と思い込むんじゃなかろうかと心配になる位ですね。

相変わらずこの監督らしく“自然との同調”が描かれてはいるのですが、ラスト等は強引と言うか無理矢理に近く、「だからどうしたの？」と言いたくなって来ます。

と悪口を言いつつも、所々にハセキョーの無垢な魅力や、「ほっ」とする癒やし的な映像が挿入されているので嫌いにはなれないのですがね(苦笑)

ところでハセキョー…。

ノーブラっす( ´艸`)

(２００８月年11月5日シネマライズ DOWN theater )