「正統な続編」2010年 ハットコックさんの映画レビュー(感想・評価)
正統な続編
1968年に公開されたスタンリー・キューブリック監督作品『2001年宇宙の旅』の続編です。16年が経っての本作は、映像的には劣っていますが(不思議な話ですが、それだけキューブリック監督の映像が素晴らしかったことを改めて実感!)、前作の世界観を崩さず、事故のその後をミステリアスに描いている点に魅了される113分。
モノリス、HAL9000、ディスカバリー号、そしてボーマン船長……全てが繋がり完結した時、何とも言えないものを感じました。'旅の終焉'とでも言いましょうか、それに近いものです。
いずれにしても、これが正統な続編だということに変わりはありません。
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