劇場公開日 2015年9月12日

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ピエロがお前を嘲笑う : 特集

2015年8月31日更新

ハリウッドもリメイクを決めた“マインドファック・ムービー”=大ドンデン返し映画
映画ファンよ、《この映画のトリック》を見ずに死ねるか!?

本国ドイツで大ヒットを記録し、早くもハリウッドでのリメイクが決定した話題のクライム・サスペンス「ピエロがお前を嘲笑う」が、9月12日に全国公開。「ユージュアル・サスペクツ」や「シックス・センス」など、見る者の予想を完全に覆す大ドンデン返し映画=「マインドファック・ムービー」の最新作が、驚がくの結末を提供する。

あなたはこの“仕掛け”を見破れるか!? ドイツ発の注目サスペンス!
あなたはこの“仕掛け”を見破れるか!? ドイツ発の注目サスペンス!

■「マインドファック・ムービー」=大ドンデン返し=映画ファンの大好物!
 本作はまさに、同ジャンルの今見るべき《最新進化形》!!

主人公は謎のハッカー集団に所属
主人公は謎のハッカー集団に所属
サイバー空間の表現にも注目!
サイバー空間の表現にも注目!
ハッカーたちが狙うものは!?
ハッカーたちが狙うものは!?

冴えない学生がハッカー界で頭角を現す
冴えない学生がハッカー界で頭角を現す
主人公の回想は果たして真実なのか?
主人公の回想は果たして真実なのか?

現実だと思っていたシーンが実は誰かの妄想だったり、「こういうストーリーなんだな」と思って見ていた映画が実はまったく違う物語を描いていたなど、作品の世界観やストーリーが観客の予想から完全に覆されてしまう「大ドンデン返し映画」。そうした観客をあざむき、(映画の中で)現実だと思っていたことがある瞬間に崩壊してしまう作品を、海外では「マインドファック・ムービー」と呼んでいることをご存知だろうか。

「ユージュアル・サスペクツ」や「シックス・センス」、「ファイト・クラブ」など、「ネタバレ厳禁!」として語られることの多いこうした映画は、作品全体に大きなトリックが仕掛けられ、見事にダマされてしまった観客は「やられた!」「ええっ!」と驚きの声を上げずにはいられない。デビッド・フィンチャーやクリストファー・ノーランなど、映画ファンが注目する鬼才監督たちが巧みな構成で観客を驚かせ、一躍その名を上げた傑作群。大ドンデン返しが待つ映画=マインドファック・ムービーこそ、今や映画ファンが最も待ち望んでいるジャンルのひとつといえるのだ。

ドイツが生んだ「ピエロがお前を嘲笑う」は、そのマインドファック・ムービーの「最新進化形」。映画ファンを自認するなら、見逃してはならない作品だ。



1978年生まれの俊英、ボー・オダー監督
1978年生まれの俊英、ボー・オダー監督

本国ドイツで大ヒットを記録し、ドイツ・アカデミー賞で6部門ノミネートという快挙を成し遂げたのが本作。早くもハリウッドでのリメイクが決定し、メガホンをとったバラン・ボー・オダー監督は米バラエティ誌で「世界で注目すべき10人」に選出されるという注目ぶりだ。天才ハッカー役にトム・シリング(「コーヒーをめぐる冒険」)を据えて描かれる、正体不明の一団によるハッキング事件は、実在の国際ハッカー集団アノニマスをほうふつ。ドイツの人気エレクトロ・ユニット、「BOYS NOIZ」が楽曲を提供していることでも話題の作品だ。



■「やられた」「だまされた」「えぇっ!?」
 これが、本作に“マインドファック”された直後の映画ファンの叫びだ!

見る者の予想を大きく覆す「大ドンデン返し」が待ち受ける「マインドファック・ムービー」。その最新進化形である「ピエロがお前を嘲笑う」に、いち早く試写会で挑んだ映画ファンたちだったが、その結果は、やはり大方の者が「展開を予想できなかった」と答えている。見終わった後には「あのシーンは一体どういう意味だったのか?」等と、「内容について語り合いたくなった」という本作。“マインドファック”されてしまった観客たちの声がこれだ。


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ハッカー集団の違法行為を描く
ハッカー集団の違法行為を描く
抜群のチームワークにくぎ付けに
抜群のチームワークにくぎ付けに
だが1人だけが逸脱していく……
だが1人だけが逸脱していく……



■この作品は「日本の映画ファンに向けられた挑戦状」──
 これが、本作に仕掛けられたトリックを見破るためのヒント!

果たして、日本の映画ファンは、本作が仕掛けるトリックに惑わされずにストーリーを追うことができるのか。まさに「日本の映画ファンに向けられた挑戦状」と言える本作鑑賞の前に、注意しておきたいポイントをピックアップ。この内容を手掛かりに、あなたもマインドファック・ムービーの最新作に挑め!


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殺人容疑におびえ、出頭する主人公だが
殺人容疑におびえ、出頭する主人公だが

物語は、世界を驚かせる数々のハッキング事件を起こした天才ハッカー、ベンヤミンが警察に出頭してきたところから始まる。彼は殺人事件に関与し、指名手配を受けていたが、どうもそれは濡れ衣であり、今は自分自身の命も狙われているという。ベンヤミンはなぜ自分がこのような境遇に陥ったのか、いじめられ、冴えない毎日を送る学校での生活から自白を始めるのだが……。我々は普通、映画の主人公が語る話をそのまま受け入れる傾向にある。だが、ベンヤミンの語る物語は、本当に真実なのだろうか?


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ベンヤミンが加入する「CLAY」とは?
ベンヤミンが加入する「CLAY」とは?

ベンヤミンが語るには、とある理由で参加した社会奉仕活動で出会った野心家のマックスに誘われ、彼の友人たちとともにハッカー集団「CLAY」を結成したという。彼らは、天才的なハッキング能力を武器に、国内の管理システムを手当たり次第にアタックして世間を混乱させていくが、その目的が「注目を集めたい」ということから徐々に変わっていくことにも注目したい。ベンヤミンはCLAYが結成される前から、ネット社会で暗躍する謎のカリスマ・ハッカーの存在を知っており、ベンヤミン、CLAYの活動に大きな関わりを持ってくるのだ。


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世間を騒がせる行為がやがて殺人を招く
世間を騒がせる行為がやがて殺人を招く

ベンヤミンの自白を聞かされているのは、女性捜査官。観客は彼女と同じ立場で、「ベンヤミンの回想」という形でスクリーンに映し出されるCLAYの活動を見守っていくことになる。だが、先にも述べた通り、それがすべて本当のことだとは限らない。ベンヤミンの身辺調査を始めるうちに、捜査官もまた彼の話すことの矛盾点に気がついていくのだ。彼は一体何者であり、そして狙いは何なのか? そうした疑問を持ちはじめると、これまで描かれてきたことすべてに対して疑念がわく。とにかく106分間、常に気を抜いてはならないのだ。


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