岡田将生&榮倉奈々の抱く将来像とは? : LiLiCoのHappy eiga ダイニング

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コラム:LiLiCoのHappy eiga ダイニング - 第16回

2011年11月16日更新

第16回:岡田将生&榮倉奈々の抱く将来像とは?
対談ゲスト:「アントキノイノチ」岡田将生、榮倉奈々

TBS「王様のブランチ」の映画コメンテーターとして人気のLiLiCoが、旬の俳優・女優・監督から映画に対する思い、プライベートな素顔に至るまでを多角的に展開する対談連載「LiLiCoのHappy eiga ダイニング」。第16回のゲストは、「アントキノイノチ」主演の岡田将生榮倉奈々。若手演技派ふたりが、「ヘヴンズストーリー」の瀬々敬久監督のもと、何を思いどう演じたのか、LiLiCoが迫った。

第35回モントリオール世界映画祭ワールド・コンペティション部門で、イノベーションアワードを受賞した「アントキノイノチ」は、さだまさしの同名小説が原作。高校時代のある事件がきっかけで心を閉ざして生きてきた杏平(岡田)とゆき(榮倉)が、遺品整理業という仕事を通じて、同僚たちの優しさに触れながらゆっくりと“再生”していく。現場に残された遺品と、そこに込められた思いに触れることで、“イノチ”の思いを見つめ直す。原田泰造松坂桃李檀れい柄本明らが共演。

LiLiCo(以下、リリコ):元気ですか!

岡田将生(以下、岡田):元気です!

榮倉奈々(以下、榮倉):ギリギリ元気です!

リリコ:まずは、モントリオール世界映画祭での受賞、おめでとうございます!

岡田&榮倉:ありがとうございます!

岡田:いやあ、ビックリしましたね。実際に(映画祭へ)行って反応を見てはいたんですが、まさか受賞するとは。取ったと連絡を受けたときも、変なリアクションで「ああ、そうですか」と答えていたんですが、原田さんから「取ったなあ!!」ってメールが来て、そこからどんどん実感が沸いてきましたね。

リリコ:海外の方にも受け入れられている要因はどこだと思いますか?

岡田:瀬々監督がおっしゃっていたのは「どこの国でも問題は同じ。だからこそ受け入れてくれるし、それを題材にして良かった」って。まさにその通りだなと思いました。今の日本の無縁社会の問題などを取り入れているけれど、それはどこの国でも同じ。映画祭があると、いろんな国の問題が見られて面白いと。人間は人間で、どこで生きていても同じなんだなと思ったし、受け入れてもらってうれしかったですね。

榮倉:現地の人たちに、目での会話がすごく好きだったと言ってもらえたんです。社会的な問題もそうだし、感情的なものも、同じものが流れているのかなとは感じましたね。

リリコ:いいセリフもたくさんありますよね。目で語り合うシーンって演技をするうえで難しかったりしました?

榮倉:結構自然でしたね。

岡田:うん、逆に意識はしていなかったですね。瀬々さんがうまく転がしてくれたんですね。

榮倉:そう、転がっていたんだと思います(笑)。

リリコ:でも、演技に入る前に、ふたりでこうしようとか、会話はあったの?

岡田&榮倉:ないですねえ。

岡田:僕、そういう話を役者さんとしたことってないんですよ。

榮倉:私もないですね。

リリコ:それは興味深い。

榮倉:ある意味、入ってはいけない領域だと思っているのもあるかもしれません。アプローチの仕方っていろいろあるじゃないですか。その場の空気を読もうとはしている感じはあるんですけどね。瀬々監督は、偶然の出来事を大事にされる。たとえば前日、恋人にふられたら、その気分を引きずったままお芝居にとか、そういうものを求めていたような気がしたので、自由に泳いでいようと思いましたね。

岡田:クランクイン前から、ドキュメンタリーっぽく撮りたい、生のふたりを撮りたいとは言われていたんです。あまり考え込まずにやってほしいとおっしゃっていたので、そこは意識しましたね。

榮倉:私、クランクイン前に監督と全然話せていなかったんですよ。そういうことを言っていたんですね~。ここで初めて知りました。

岡田:僕、最初にこの役をやりたいと思ったんですが、いざ演じるとなると、すごく怖かったんです。果たして自分に出来るのかって。それを監督に会ったときにすべて言ったんです。そうしたら「めちゃめちゃ考えなくていい。家では考えるかもしれないけれど、現場に入ったら考えなくていいよ」って。

リリコ:いい監督さんですねえ。前の日にふられたら、絶対に顔に出したらいけないと思いますもんね。何があったって顔に出したらいけないって教えられてきていますからねえ。撮影中にブルーになった日ってありました?

榮倉:やっぱり震災のことで頭がいっぱいでした。初日だったのでかなりの衝撃で、頭をガツーンと殴られた感じで……。

リリコ:日本だけじゃなくて、世界中の人たちが衝撃を受けたわけで、日本にいた人たち、みんな考え方が変わっていると思うのね。ふたりにとって今、生きることって?

岡田:僕はやっぱり、今ですかね。今この時間を大切に楽しんだり、誰かとつながったり。そういうのを大切にしていたいですね。それが生きていることにつながっているのかな。今、どれだけ吸収して学べるのかなっていう一面もありますし。30歳になったときにこの仕事をしていないのかなあと思うこともあります。もちろんやっていたいですけれど、わからないじゃないですか。それって、すごく怖いなあって。

リリコ:お願いだから、やっていて!

岡田:いや、もちろんやっていたいですけどね(笑)。

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[筆者紹介]

LiLiCo

LiLiCo(リリコ)。1970年11月16日、スウェーデン・ストックホルム生まれ。18歳で来日し、1989年に芸能界デビュー。2001年からTBS「王様のブランチ」に映画コメンテーターとしてレギュラー出演中。映画俳優へのインタビューをはじめ、「レイトン教授と永遠の歌姫」「シャーロットのおくりもの」などでの声優業、トークイベント、ナレーション、雑誌エッセイなど幅広く活躍している。

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