「ポニョ」ついに圏外へ。3D映画「センター・オブ・ジ・アース」がヒット! : 編集長コラム 映画は当たってナンボ

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コラム:編集長コラム 映画は当たってナンボ - 第21回

2008年11月4日更新

第21回:「ポニョ」ついに圏外へ。3D映画「センター・オブ・ジ・アース」がヒット!

「センター・オブ・ジ・アース」のヒットに注目 「センター・オブ・ジ・アース」のヒットに注目

ポニョ」がとうとうトップ10圏外に去った。結局、トップ10には14週居座って、150億円あまりを稼いだわけだ。もっとも「ポニョ」の興行自体はまだ続いており、越年の構えを見せている。一方でこの週末は、4本の新作がランクインしたが、色んな意味でもっとも注目すべきは「センター・オブ・ジ・アース」であろう。

センター・オブ・ジ・アース」は専用メガネをかけて見る3D映画である。とは言え、日本国内では3D上映可能な劇場がまだまだ少ないため、本作を2Dバージョンで上映している劇場もある。全部で104の上映劇場のうち、53が3Dバージョン、残り51が2Dとなっている。2Dと3Dが混在してしまっている点が、観客を混乱させそうだ。ここら辺、まだまだ中途半端なところでもある。

ここで、いつもの国内ランキングを見て欲しい。

1 ( 1) 「容疑者Xの献身」 (東宝)
 2 ( 2) 「イーグル・アイ」 (角川映画、角川エンタテインメント)
 3 (初) 「ホームレス中学生」 (東宝)
 4 (初) 「釣りバカ日誌19/ようこそ!鈴木建設御一行様」 (松竹)
 5 ( 3) 「P.S.アイラヴユー」 (ムービーアイ、東宝東和)
 6 (初) 「ICHI」 (ワーナー)
 7 (初) 「センター・オブ・ジ・アース」 (ギャガ)
 8 ( 5) 「劇場版 さらば仮面ライダー電王/ファイナル・カウントダウン」 (東映)
 9 ( 4) 「おくりびと」 (松竹)
10 ( 6) 「パコと魔法の絵本」 (東宝)
※(全国動員集計)興行通信社提供。頭のカッコ内は前週の順位。

これを見ると、「センター・オブ・ジ・アース」は7位だが、このランキングは動員本位のもの。同作のオープニング2日間の成績は、動員が7万4954人、興収1億2264万2300円とというもので、動員数では7番目なのだが、興収では「ホームレス中学生」を上回って3位なのである。これは、3D上映の入場料が2000円(あるいは通常料金より高い特別料金)に設定されているからだ。ちなみに、「センター・オブ・ジ・アース」の公開劇場数は、「ホームレス中学生」のおよそ3分の1なので、1スクリーンあたりのパフォーマンスが抜群にいいということだ。最終的な興収は10億円を超える可能性も出てきている。

画像2 劇場で“体験”する立体3D映画は今後も増加傾向に

3D映画は、実は、映画というよりは「アトラクション感覚で楽しめる娯楽」というイメージの方が近い。「鑑賞」ではなく「体験」のために、ファミリーやカップルが訪れる。記憶に新しい所では、2003年に「スパイキッズ3-D」という3D映画が興収14.5億円を上げている。「スパイキッズ」という、日本ではかなり微妙なシリーズものが、3Dフォーマットをテコに大化けした成功例だ。

現在も、ディズニーやドリームワークスなどのスタジオが3D映画を数多く準備している。「トイ・ストーリー」や「シュレック」の3Dバージョンが近い将来お目見えする予定だ。そんな中でもっとも大がかりなのが、20世紀フォックスが製作中の「アバター」。かのジェームズ・キャメロンが、「タイタニック」以来12年ぶりに監督する劇場映画なのだが、この映画のために、立体撮影が可能なデジタルカメラが開発されるなど、並々ならぬエネルギーとコストが投入されている。すでに撮影は終了しており、09年の12月公開に向けて膨大なポストプロダクションが行われている。日本でも、再来年の正月映画として空前のプロモーションを目にすることは間違いない。

劇場でしか味わえない映像体験。そのためのハリウッドの最終兵器が「3D」なのである。この1年間、是非3Dに注目して欲しい。(eiga.com編集長・駒井尚文)

[筆者紹介]

駒井尚文

駒井尚文(こまい・なおふみ)。62年青森県生まれ。映画宣伝マンを経て、97年にデジタルプラスを設立。以後映画関連のWebサイトを製作したり、映画情報を発信したりが生業となる。98年にエイガ・ドット・コムを立ち上げ、後に法人化。現在まで編集長を務める。

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