アニメ大国・日本が生んだ無国籍アニメ : 編集部コラム やっぱりアニメはヽ(´▽`)ノ日本が一番

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コラム:編集部コラム やっぱりアニメはヽ(´▽`)ノ日本が一番 - 第2回

2012年8月15日更新

第2回:アニメ大国・日本が生んだ無国籍アニメ

アニメが元気な夏が到来しました。先月取り上げた「おおかみこどもの雨と雪」は幅広い客層に受け入れられて大ヒットし、「魔法少女リリカルなのは The MOVIE 2nd A's」が50スクリーン規模の公開ながら高稼働。そのほか「ポケモン」「NARUTO」「アンパンマン」などの定番アニメ、海外モノも含めればピクサーの「メリダとおそろしの森」も公開され、7月の興行ランキングは、週によってはベスト10のうち半数をアニメ作品がしめました。全米のサマーシーズンはアメコミの実写化作品が元気ですが、国内のランキングを眺めていると、やっぱり日本はアニメの国だなあ……と思います。

人体模型の体を張ったアクション&ギャグが楽しい「放課後ミッドナイターズ」 人体模型の体を張ったアクション&ギャグが楽しい
「放課後ミッドナイターズ」
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さて、今月はそんなアニメ大国・日本から新たに飛び出す、一風変わった作品をご紹介。夜の小学校を舞台に人体模型が暴れ回る“和製「ナイトミュージアム」”こと「放課後ミッドナイターズ」です。

主人公は名門小学校の理科室に立つ人体模型のキュンストレーキ。真夜中になると動き出し、夜な夜な怪しい発明や実験を楽しんでいたものの、理科室の改装に伴い廃棄処分が決まってしまう。そんなある日、学校見学に訪れた3人の幼稚園児に好き放題にいじくり倒され、もともと子どもギライなキュンストレーキは怒り心頭。3人を真夜中の学校に招き、怖がらせようとあの手この手で驚かそうとするが、空振りばかりで……。

子ども相手に大人げないキュンストレーキが繰り広げるドタバタを描き、人体模型の体を張ったギャグが笑える文字通りのスラップスティックコメディに仕上がってます。

一見すると外国アニメっぽくもありますが、純日本製 一見すると外国アニメっぽくもありますが、純日本製 [拡大画像]

監督は、初長編作となる竹清仁監督。大型イベントの映像やCM、TV番組、ゲームのオープニングなどさまざまな映像メディアを手がけてきたクリエイターで、2007年に発表した短編「放課後ミッドナイト」がフランスの放送局Canal+に放映権を獲得されるなど好評を博し、今回の長編化にいたりました。原作もない完全オリジナル作品ゆえ、完成しなければ中身は誰にもわからないにもかかわらず、製作中のパイロット版の状態で各国の映画関係者から注目を集め、日本と同時に香港、台湾、シンガポールでも公開されることが決まっています。

映像業界人の間では知られた存在ではあるものの、一般的には初めて名前を聞く人も多いと思い監督の初作品で、しかもオリジナル。これだけでもすでに、原作映画が大半の現在の映画業界では独特といえる1本です。加えて、モーションキャプチャーを取り入れた3DCGの作画は、色合いこそ日本の2Dアニメを思わせるものの独特な味わいをかもし出していて、妙にリアルに動く人体標本を見ていると、なんだかフィギュアが欲しくなってしまいます。一方、キュンストレーキを振り回す3人の子どもたちは丸々とデフォルメされた2頭身で、アメリカのCGアニメに出てきそうな風貌。日本のアニメでありながら、こうしたさまざまな表現・デザインがミックスされて、今までに見たことのない作品が出来上がりました。

真夜中の学校で繰り広げられる冒険の結末は? 真夜中の学校で繰り広げられる冒険の結末は? [拡大画像]

ちなみに声優陣も豪華。キュンストレーキ役は、日本のアニメ界にかかせない山寺宏一。子ども3人組は戸松遥雨蘭咲木子寿美菜子が担当し、その他にも小杉十郎太谷育子屋良有作大塚芳忠飯塚昭三などベテラン声優がずらり。

これまでない新しい映像表現と、これまでの日本アニメ界を支えてきた声優陣のコラボレーションは、日本アニメの幅広さと奥深さを感じさせます。今後、シリーズ化も視野に入れているという話もあり、ぜひヒットしてもらいたい一作です。

[筆者紹介]

映画.com編集部

映画.com編集部・あさかよしあき。編集部のアニメ好き。若手女優やアイドルのチェックにも余念がない。もちろん普通に映画も好き。

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