田中大貴監督「PARALLEL」名古屋公開と過去作品の特集上映も決定！

(C)2021 Daiki Tanaka

田中大貴監督の長編デビュー作「PARALLEL　パラレル」が、名古屋のシネマスコーレで2024年1月27日から2月2日まで公開されることが決定。さらに、田中監督の過去作品をまとめて上映する特集が、同時期に名古屋のシアターカフェで開催されることも決定した。

「PARALLEL　パラレル」は、田中監督が製作・脚本・撮影・照明・編集・特殊造形・VFXを兼任し、“傷を抱えた少女”と“アニメの世界に行きたい殺人鬼”の恋愛模様を描いて賛否両論を巻き起こした異色のスプラッター×ラブストーリー。主演は楢葉ももな、芳村宗治郎。ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2021でグランプリ、第15回田辺・弁慶映画祭で映画.com賞を受賞している。

また、海外の映画祭でも上映され、今年1月には「ジュネーブ・ブラック・ムービー・フェスティバル 2023」オフィシャルセレクションにも正式出品。日本特有のポップカルチャー描写だけでなく、作品内で映し出される現代が孕む社会問題は海外からも共感の声があがり、映画祭での上映は全回満席を記録した。

田中監督は独学でアニメを作り上げ、劇中オリジナルアニメ「人造魔法少女カイニ」の新作短編アニメを本編終了後に追加し、今年7月にはテアトル新宿で公開され好評を博している。シネマスコーレでも新作短編アニメが併映され、27日と28日には田中監督とゲストによる舞台挨拶を実施する予定。

今回の特集上映では、国内外で数々の賞を受賞して話題になった卒業制作のヒーロー映画「FILAMENT 新編集版」や、コロナ渦で制作され注目を集めたリモート映画「THE TOUCHER 寂しすぎて、超能力に目覚めてしまいました。」、そして大学内のイベント以外では初公開となる田中監督が大学1年時に制作した初期作品「チャンゲ」の3本が上映される。

シアターカフェでの特集上映は連日14時30分から、シネマスコーレでの「PARALLEL　パラレル」上映は連日17時45分（1回）からで、はしごして鑑賞することが可能なタイムスケジュールとなっている。