【インタビュー】中島セナ&奥平大兼、ドラゴンの背に乗って“世界”へ!

2023年12月20日 15:00


世界配信される大型プロジェクトに参加した中島セナ&奥平大兼
世界配信される大型プロジェクトに参加した中島セナ&奥平大兼

ディズニープラスの日本発オリジナルファンタジー・アドベンチャー「ワンダーハッチ 空飛ぶ竜の島」に出演する中島セナ奥平大兼が取材に応じ、作品の見どころや撮影の舞台裏を語った。

実写で描く「私たちが住む現実世界」と、アニメが紡ぐ「ドラゴンが棲む異世界」という、ふたつの世界を舞台にした本作。主人公・ナギ(中島)と、異世界から現実世界に迷い込んだドラゴン乗りの少年・タイム(奥平)が、世界の存亡をかけた大冒険に繰り出す。世界配信される大型プロジェクトに参加した新進俳優ふたりが、ドラゴンの背に乗って世界へと飛び立つ。(取材・文/内田涼)

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――中島さんにとって、今回のような大規模な作品で、主役級のキャラクターを演じるのは初めての経験でしたね。

中島「主演で、しかも長期間の撮影だったので、最初は不安やプレッシャーもありました。ディズニーのファンタジー、しかも実写とアニメが融合する新しい試みなので、『どうなるんだろう?』というワクワクと困惑の連続で。気持ちの整理がつかない瞬間もあったんですが、共演者の皆さんが仲良くしてくださり、現場の雰囲気もとても良かったので、何とか乗り切ることができました」

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――中島さんが演じるナギは、現実世界で生きる、空想好きな17歳の女子高生。タイムと一緒に冒険する過程で、変化や成長を遂げる姿が印象的でした。

中島「ナギは自分も他人も信じられず、夢見ることを諦めてしまっている面もあって。でも、異世界からやってきたタイムと出会って、信じることに前向きになっていくんです。何を信じるのか、信じた先に何があるのか。それがナギにとって、とても大切なものになっていて……。ナギがどう変化して、成長するのかが、ひとつの見どころだと思います。それに撮影中は、自分の成長というものも感じることができました」

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――奥平さんは本作で、実写パートでタイムを演じるのに加えて、アニメパートでタイムの声優も担当する“二刀流”の挑戦になりました。

奥平「実写を撮り終えてから、僕が演じたタイムに合わせる形で、アニメチームの皆さんが、アニメのタイムを自然な形で作ってくださったので、そこに難しさは感じなかったですね。タイムは純度100%の純粋さを持っている男の子。いままでの作品では、どちらかと言えば、ナチュラルなお芝居を求められることが多かったので、アプローチも変わりました。異世界から現実世界にやって来た瞬間は、やっぱりアニメっぽいというか、少し大げさにセリフを言ったりしていました。そうすることで『アニメの世界から来たんです』と少しは伝わるかなと思って。こういう体験は、貴重でした」

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――相棒のドラゴン、ガフィンはCGで描かれていますね。現場では目には見えないガフィンを相手に演技するのも、苦労があったのでは?

奥平「タイムにとっては1番の相棒ですけど……、現場にいないんですよ! 目線をどう向けたらいいのかとか、その場にいない存在に温もりを感じるのは、確かに難しかったです。萩原監督(作品全体の演出を務めた萩原健太郎監督)とは、『もし、頭のなかにあるイメージ通りでなければ、言ってください』『僕が違うと思えば、それを監督にも伝えます』という約束をし、関係性を築くことができたので、慣れない作業に難しさを感じることはあっても、最終的には監督が『ここはタイムに任せる』と言ってくださることもあって、僕もやりたいことが素直に表現できました」

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――中島さんは、ガフィンとの共演はいかがでしたか?

中島「こういう特殊な撮影も初めての経験だったので、それはもう、慣れながらやっていく感じでした」

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――最後に、おふたりのお好きな映画を教えてください。

中島「『スター・ウォーズ』シリーズが大好きなので、グッズもたくさん集めているんです。それとディズニーアニメーションでは『ブラザー・ベア』という作品が大好きで。少しマニアックではあるんですが、小さな頃によく見ていた記憶があります」

奥平「アリ・アスター監督の『へレディタリー 継承』です。もともとホラー映画は好きですが、物語の筋も通っていて、いろいろ考えながら見られるのが魅力ですね。こんな風にホラー映画を見ることができるんだって。エンタメとしてもすごく優秀だと思いますし。ちょっと気軽におすすめできないというか、見終わって何かあっても『一切責任は負えないです』という作品ではあるんですが」

ワンダーハッチ 空飛ぶ竜の島」(全8話)は、ディズニープラス「スター」で、12月20日午後5時から独占配信される(初回2話は一挙配信、以降毎週水曜に新エピソード配信)。中島と奥平が演じたキャラクターの詳細は、以下の通り。


<ナギ:中島セナ

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【現実世界】の横須賀に父・タイチ(三浦誠己)とふたりで暮らす空想好きな17歳の女子高生。漫画家だった母・ハナ(田中麗奈)が、幼い頃に姿を消している。音に色が付いて見えるなど、もともと人とは違うところがあったが、最近は空を飛ぶ奇妙な白昼夢を頻繁に見ては意識を失うことが続き、さらに周囲から浮いている。亡き母に思いを馳せることも多くなった頃、【異世界】であるウーパナンタから【現実世界】にやって来たタイムと出会い、運命が大きく動き出す。


<タイム:奥平大兼

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【異世界】のウーパナンタで生きる16歳のドラゴン乗り。小柄で愛らしいドラゴン=ガフィン(声:武内駿輔)が相棒だが、ドラゴン乗りの必須条件である「ドラゴンの声を聞く」ことができないため、仲間たちからは、落ちこぼれのように扱われている。だが優秀な弓使いで、弓の腕前は一流。負けず嫌いで真っ直ぐな性格を、尊敬するアクタ(新田真剣佑)に買われ、アクタ空団の一員となったことに誇りを持っていたが……。

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