HBOのトップ、裏アカでテレビ評論家を批判していたことが判明

Photo by Matt Winkelmeyer/Getty Images for Vox Media

米HBOの最高経営責任者であるケーシー・ブロイスが、テレビ評論家に対する反論のためにTwitter（現X）の裏アカウントを使用していたことを認め、公に謝罪した。

ブロイスの行動は、不当解雇でHBOを訴えている元スタッフによる訴訟で明らかになった。この元スタッフによれば、ブロイスとHBOのドラマプログラミング部門のトップを務めるキャスリーン・マッキャフリーは、批評家のレビューに対抗するために「秘密の軍隊」を使うことを議論していたと証言。

当のブロイスは、HBOの2024年のコンテンツ発表会で、Twitterの裏アカウントを使ってHBO作品を批判した評論家を攻撃していたことを認め、「非常に愚かな考えだった」と反省の弁を述べた。

「私はプログラミングの重役を務めており、私たちが決定した番組やそれに携わる人々、番組に取り組む人々に対して情熱を抱いている」というブロイス。20年と21年の在宅勤務中にTwitterを閲覧しては、裏アカウントを使ってフラストレーションを発散していたという。