「石井組楽しいです！」「幸せ」　「愛にイナズマ」仲野太賀、趣里らの姿を収めたメイキング映像

2023年10月8日 09:00

石井裕也監督の最新作「愛にイナズマ」のメイキング映像が公開された。仲野太賀、高良健吾、趣里、三浦貴大、MEGUMIの撮影現場での姿やクランクアップの瞬間を収めている。

石井監督史上最もポップ＆ハッピーなタッチで描かれるのは、今の社会を予見したかのような“アフターコロナ”の世界。社会の理不尽さに打ちのめされた恋人たちが、10年ぶりに再会したどうしようもない家族の力を借りて反撃の狼煙を上げる……という、愛と希望とユーモアが盛り込まれた痛快なストーリーだ。松岡茉優と窪田正孝が主演を務め、池松壮亮、若葉竜也、佐藤浩市らが出演している。

仲野は正夫（窪田）の家に居候中の親友、落合役で出演。俳優の道を志すも自分自身に限界を感じるなか「落合はすごいよ」と正夫に肯定されるシーンの撮影合間に、「石井組楽しいです！」と笑顔を見せる。クランクアップでは「こんなに楽しい撮影ができて、すごく幸せです」と充実した撮影現場を噛み締めるように振り返った。

誠一（池松）のパワハラ上司を演じる高良も「本当はもっともっと（この現場に）いたいです」「この役を演じられて楽しかった」と名残惜しそうに語る。マニュアルを徹底的に遵守するAIのような携帯ショップの店員役を演じる趣里は、治（佐藤）、誠一ら折村家を相手に一歩も譲らない機械的な対応を見せる。クランクアップ時には「初めての石井組に参加できて光栄でした」「アベンジャーズみたいな方々が強すぎて、今終わってとってもほっとしています」と安堵の表情。

花子（松岡）の意見を全て「若いね」「意味わかんない」「やり方が違う」と小馬鹿にして全く取り合おうとしない、嫌味な年上の助監督の荒川を演じる三浦貴大と、責任逃れをする卑怯な映画プロデューサーの原を演じたMEGUMI。そんな二人は、花子の家で宅飲みをするシーンでクランクアップを迎え、「荒川という不思議な役を演じることができて、自分自身もすごく楽しかったので完成が楽しみです。また石井監督とご一緒できて嬉しかったです」（三浦）、「石井組は初参加。私は意外とこういう役を演じたことがなかったので難しかったですね。悩みながらも、ものすごく楽しくお芝居ができました」（MEGUMI）と話している。

「愛にイナズマ」は、10月27日から全国公開。