サシャ・バロン・コーエン、アリ・Gのスタンダップツアーを企画

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「ボラット」シリーズの俳優サシャ・バロン・コーエンが、コメディアンとしてブレイクするきっかけとなったラッパー“アリ・G”のスタンダップツアーを企画していることがわかった。米バラエティが報じた。

アリ・Gは、25年前に英チャンネル4の番組「The 11 O’Clock Show（原題）」から生まれたキャラクター。コーエン演じるユダヤ系イギリス人なのに黒人ギャングスターラッパーを気取るアリ・Gが、政治家や有名人たちにインタビューし、彼らの神経を逆なでしながら本性を暴いていくさまが視聴者の笑いを誘って爆発的人気となった。2000年に放送開始したスケッチ番組「Da Ali G Show（原題）」では、アリ・Gだけでなくコーエンのその他の人気キャラクターとして知られるようになる、カザフスタン国営テレビのレポーター“ボラット”や、ゲイのオーストリア人ファッションレポーター“ブルーノ”が登場した。

2002年に映画「アリ・G」が製作された後、07年にコーエンはアリ・G封印を宣言したが、12年の英国コメディアワードや21年の豪シドニーでの極秘スタンダップショーなどにアリ・Gとして登場していた。新たに制作されるスタンダップツアーの日程など、詳細は明らかになっていない。