福原遥×水上恒司「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」特報&ティザービジュアル披露 追加キャスト7名も発表

2023年7月18日 07:00


ティザービジュアル
ティザービジュアル

福原遥水上恒司の主演で、汐見夏衛氏によるベストセラー小説を映画化する「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」の特報とティザービジュアルが披露された。あわせて追加キャストとして、嶋崎斗亜(「Lil かんさい」/関西ジャニーズJr.)、上川周作小野塚勇人(「劇団EXILE」)、出口夏希中嶋朋子坪倉由幸、そして松坂慶子が参加することが発表された。

原作は、TikTokで話題となり、「初めて本を読んで泣いた」「号泣してやばい」「同じ世代の人たちに読んでほしい」など10代を中心に人気を博したシリーズ累計発行部数50万部の大ヒット小説。現代の女子高生が1945年の日本にタイムスリップし、特攻隊員と出会い恋に落ちるさまを描く。監督は、多くのCMを手掛け、長編映画は「光を追いかけて」に続き2作目となる成田洋一が手掛ける。

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主人公は、親や学校、すべてにイライラして不満ばかりの女子高生・百合。ある日、母親と喧嘩をして家出をし、目が覚めるとそこは戦時中の日本だった。偶然通りかかった彰に助けられ、彼の誠実さや優しさに惹かれていく百合。だが、彰は特攻隊員で程なく命がけで戦地に飛ぶ運命だった。百合役を福原、彰役を水上恒司をそれぞれ演じ、彰と同じ部隊に所属する特攻隊員の石丸役で伊藤健太郎が共演する。

30秒の特報は、現代の女子高生・百合が1945年にタイムスリップし、困惑するシーンから始まる。そして、百合が彰に何度も助けられ、徐々に惹かれていくさまが描かれる。しかし、彼は特攻隊員で、程なくして出撃してしまう運命だった。特報のナレーションは福原が担当し、タイトルコールは、撮影中に福原と水上が2人揃って収録した。

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追加キャストとして発表された嶋崎は、彰や石丸と同じ隊で、故郷に婚約者を残してきた18歳の少年兵・板倉役で出演。嶋崎は、「最初はとても大人のイメージでしたが、死への怖さ、生きたいという強い意志、守りたいものがしっかりとあり、自分とはかけ離れた存在だと思っていた板倉にとても共感することができました」と振り返る。

上川は、妻と生まれたばかりの子供を残して入隊する隊の最年長で・寺岡役を担う。「心理的にハードな描写に、追い詰められるかと心配していたのですが、鶴屋食堂に入った時の安心感であったり、野球のシーンは心から笑ったり、思いのほか嬉しかったり楽しかったりする部分を多く感じ、意外な気持ちでした。でも、そこはその時代の方々にとっても真実なのだと思います」と語る。代々陸軍家系の隊員・加藤役を演じる小野塚は、「僕が演じた加藤は、百合とは正反対のこの時代の常識のような人です。その信念の軸がぶれないよう、自分なりに責任を感じながら演じさせていただきました」とコメントを寄せた。

そのほか、石丸に淡い恋心を抱く千代役で出口、タイムスリップしてきた百合を優しく受け入る鶴屋食堂の女将・ツル役で松坂が参加。松坂は、「ツルは、特攻隊の若い方たちにとって母親のような人です。十分な物資もない中、『特攻隊の方たちにおいしい食事を』という思いで、彼らと想いを一つにして生きている女性を演じさせていただきました」と撮影を振り返った。さらに、タイムスリップする前の現代パートで登場する百合の母・幸恵役で中嶋、百合の担任・ヤマダ役で坪倉が出演する。

お披露目されたティザービジュアルは、象徴的なシーンの撮影地であり、クランクアップの場でもある掛川市の「可睡ゆりの園」の一角で撮影された。

あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら」は、12月8日より全国公開。各キャストのコメント全文、プロデューサーの西麻美氏による起用理由は以下の通り。


嶋崎斗亜

<コメント>

短い期間の撮影でしたが、無事にやりきることができました。僕が演じた板倉という役は、戦争の時代に生きた18歳の特攻隊員です。最初はとても大人のイメージでしたが、死への怖さ、生きたいという強い意志、守りたいものがしっかりとあり、自分とはかけ離れた存在だと思っていた板倉にとても共感することができました。

戦争は残酷で怖いものですが、そのような時代でも楽しむ場所はあったんだと思いました。この作品のそのような瞬間を、百合になった気持ちで映画館で観ていただきたいです。

<起用理由>

板倉は最年少であり隊の中では皆の弟のような存在です。嶋崎さんが出演した「東西ジャニーズJr. ぼくらのサバイバルウォーズ」を観て、ただ年が若いというだけではなく、嶋崎さんには人に愛される天性の素質があると思い、是非板倉役をお願いしたいと思いました。嶋崎さんには板倉の愛らしさだけではなく、胸に秘めた葛藤を見事に演じて頂きました。


上川周作

<コメント>

撮影を無事に終えることができてほっとしています。演じた寺岡は特攻隊員5人の中で最年長という立場ですが、あまり意識せず現場で皆さんと肌を合わせて、セリフを交わしてみて、そこで生まれるものを大切にしようと思いながら演じました。

心理的にハードな描写に、追い詰められるかと心配していたのですが、鶴屋食堂に入った時の安心感であったり、野球のシーンは心から笑ったり、思いのほか嬉しかったり楽しかったりする部分を多く感じ、意外な気持ちでした。でも、そこはその時代の方々にとっても真実なのだと思います。

映画を観て誰かと話したくなったり、滅多に会えない人や遠くにいる人の声を聴きたくなったり、触れられる距離で今しかできないコミュニケーションを取りたくなる、そんな映画だと思います。是非ご覧ください。

<起用理由>

上川さん演じる寺岡は、結婚して子供もいるという隊の中で一番大人びた存在です。妻子を残して特攻に行かなければならない、でもその辛さを若い隊員たちの手前一切出すことが許されない……そんな非常に難しい役柄でしたが想像を超える素晴らしいお芝居でした。きっと何度も上川さん演じる寺岡に泣かされるはずです。


小野塚勇人

<コメント>

クランクインから1か月、本当にあっという間の撮影でした。前半から重たいシーンが続いたのですが、特攻隊員5人組の絆というか、日は浅いですが気持ちは繋がっている感覚があり、非常に濃密な時間でした。僕が演じた加藤は、百合とは正反対のこの時代の常識のような人です。その信念の軸がぶれないよう、自分なりに責任を感じながら演じさせていただきました。

この作品は百合と彰の恋物語をはじめ、「戦争もの」を超えたメッセージが込められています。こういう時代だからこそ皆さんにご覧いただき、強く生きようとか、もっと周りの人たちを大切にしようとか、そんな当たり前のことが幸せだと気づける作品だと思いますので、是非映画館でご覧ください。

<起用理由>

加藤は隊の中で唯一、百合の奔放な言動に意を唱える存在です。親子三代に渡って軍人であり、父親の不祥事の汚名を晴らそうと特効に行くことに躍起になっている……ある意味最も戦争に振り回されている存在である加藤を、小野塚さんには力強く演じて頂きました。小野塚さん演じる加藤の切なさにもぜひ注目してください。


出口夏希

<コメント>

もう少し千代として、この時代にいたかったなという気持ちがありますが、撮影が無事に終わってホッとしています。千代を演じてとても楽しかったですし、初めて戦争の時代背景に触れて、とても貴重な時間を過ごすことができました。

福原さんや松坂さんとも沢山お話をする機会があり、キャストの方やスタッフの皆さんにとても優しくしていただいて嬉しかったです。石丸と千代の恋愛模様もありますので、是非楽しみにしていただけたらと思います。

<起用理由>

これからキャスティングというタイミングでNetflixの「舞妓さんちのまかないさん」を観て、成田監督にすぐ「千代ちゃんがいました!」と連絡しました。出口さんのまだ何ものにも染まっていない、まっさらな雰囲気がまさに千代そのものでした。千代と石丸の切ない恋模様にもぜひ注目して頂きたいです。


中嶋朋子

<コメント>

どんなことにも真っ直ぐ、誠心誠意取り組む遥ちゃんを、母として見つめる素敵な時間でした。時代の隔たりを超えて、遥ちゃんと水上くんの純粋な煌めきが、この作品の魅力を、真っ直ぐ皆さんの胸に届けてくれると思います。

<起用理由>

中嶋さんも是非一度ご一緒したい俳優さんでした。百合に母子家庭だからといって何かをあきらめて欲しくない、という思いから朝も晩も必死に働く幸恵。その必死さから出る痛々しさに百合がさらに苛立つきっかけになるのですが、百合を想う幸恵の切なさ、そして母親としての愛情を見事に体現して頂きました。


坪倉由幸

<コメント>

僕はあまり出番は多くなかったのですが、主演の福原遥さんはもちろん連日撮影で、疲れてるのにも関わらず待ち時間の間も笑顔で話しかけてくれコミュニケーションを取ってくれてました。

そんな福原さんも撮影の終盤、一度だけ一人現場の片隅に座りとても話しかけづらい雰囲気の時がありました。さすがに疲れてるのかな?と思ってたら直後のとてもシリアスなシーンで物凄い演技を見ました。めちゃくちゃ集中してたんですね。カットがかかったらすぐにいつもの笑顔でした。素敵な女優さんです。皆さん是非、福原遥さんを劇場でご覧ください。

<起用理由>

坪倉さんに関しては芸人さんという枠を超えて、上手な俳優さんという印象でした。今回のヤマダという役は百合のことを思って発している言葉や言動が、意図せず百合を苛立たせてしまう、という役です。その雰囲気を坪倉さんなら表現できると思い、お願いしました。短い出演シーンの中でその先生像を見事に演じて頂きました。


松坂慶子

<コメント>

汐見夏衛先生の原作を読ませていただいて、真っ直ぐで多感で、喜んだりときめいたり、とてもわくわくと、自分の10代の頃の感覚が蘇ってきました。

ツルは、特攻隊の若い方たちにとって母親のような人です。鶴屋食堂で、十分な物資もない中、「特攻隊の方たちにおいしい食事を」という思いで、彼らと想いを一つにして生きている女性を演じさせていただきました。戦争という極限の時のお話ですが、命をかけて一生懸命生きていたこの時代を決して忘れません。

この映画の百合ちゃんや彰くんと一緒に過ごすようなお気持ちで、大切な人への愛や真心や夢を感じていただけたらと思います。皆さんどうぞ映画館に足をお運びくださいね。

<起用理由>

松坂慶子さんは松竹の人間なら誰しもが憧れる存在です。今までもご一緒したいと思いつつ、これならお願い出来るという役に巡り会えませんでしたが、ツルさんこそ松坂さんにお願い出来る役だと思い、思い切ってオファーをしました。撮影当日衣裳で現れた松坂さんは、見事に当時いたであろう食堂の女将さんでした。隊員たちみんなのお母さんである、松坂さん演じるツルさんを是非楽しみにしてください。

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