シャルロット・ゲンズブール初監督、母親ジェーン・バーキンを見つめるドキュメント「ジェーンとシャルロット」8月4日公開

2023年5月17日 10:00


「ジェーンとシャルロット」ポスターHUG版
「ジェーンとシャルロット」ポスターHUG版

セルジュ・ゲンズブールと人気女優ジェーン・バーキンとの間に生まれた女優、シャルロット・ゲンズブールの初監督作で、母と自身の関係を見つめたドキュメンタリー映画「ジェーンとシャルロット」が8月4公開される。このほど2種のポスター、ティザー予告、場面写真が披露された。

2018年、東京。シャルロット・ゲンズブールは、母であるジェーン・バーキンを見つめる撮影を開始した。これまで他者を前にしたときに付き纏う遠慮の様な感情が、母と娘の関係を歪なものにしてきた。自分たちの意思とは関係ないところで、距離を感じ ていた母娘。ジェーンがセルジュの元を離れ家を出て行った後、父の元で成長したシャルロットには、ジェーンに聞いておきたいことがあったのだ。3人の異父姉妹のこと、次女である自分より長女ケイトを愛していたのではという疑念、公人であり母であり女である彼女の半生とは一体どんなものだったのか。シャルロットはカメラのレンズを通して、初めて母親の真実と向き合うことになる。

「ジェーンとシャルロット」ポスターBED版
「ジェーンとシャルロット」ポスターBED版

母であるジェーンがこれまで誰にも語ることのなかった娘たちへの想い、パブリックイメージとの狭間で感じた苦悩や後悔、最愛の娘ケイトを自死で失って以降の深い哀しみを、ふたりの間に流れる優しい時間の中に紡ぎ出し、ティザー予告ではその一端を確認できる。

ポスターは、ふたりにとって大きな存在だった長女 ケイト・バリー喪失の哀しみから、癒える事のない心の葛藤を暗示するイメージで、深くハグし合うHUG版、ふたりがこれまでの確執に向き合い、娘との距離を縮めようとする母ジェーンの眼差しが印象的なベッドの中ででの対話シーンを用いたBED版の2パターンが制作された。

8月4日からヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネクイントほか全国公開。

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