推定2500万ドル！　“本物”のインフィニティ・ガントレット、コミコンでお披露目

写真：ロイター/アフロ

現在開催中のサンディエゴ・コミコン・インターナショナルに、「アベンジャーズ」シリーズをはじめとするMCU（マーベル・シネマティック・ユニバース）作品におけるキーアイテムとして知られるインフィニティ・ガントレットを、本物の宝石を使って再現した「インフィニティ・コレクション・オブ・ジェムストーンズ」が登場した。米ハリウッド・レポーターなどが報じている。

会場内に設けられたマーベル・ブースでお披露目された同コレクションは、サノスの“指パッチン”で一躍有名になった、宇宙に散らばる6つのインフィニティ・ストーン（原作コミックではインフィニティ・ジェム）をかたどったもの。6つの宝石のカラット数は合計150カラット、価格は推定2500万ドル（約34億円）超という超豪華な代物だ。

世界的宝飾店イースト・コンチネンタル・ジェムスのアダム・マーゾフ社長が、子どもたちと「アベンジャーズ　エンドゲーム」を観ていた際に思いつき、マーベルに提案して実現したというこの企画。それぞれのインフィニティ・ストーンに最もマッチする宝石を求めて、色や希少性を自ら吟味したという同氏は、最終的に時間を司るタイム・ストーンにコロンビア産のエメラルド、空間を司るスペース・ストーンにマダガスカル産のサファイア、現実を改変する力を持つリアリティ・ストーンにアフリカ・モザンビーク産のルビー、肉体強化など文字通りパワーの宿ったパワー・ストーンに天然アメジスト、魂を司るソウル・ストーンには、その赤みを帯びた鮮やかなオレンジ色から“マンダリン”とも呼ばれるスペサルティンガーネット（満礬柘榴石）、そして洗脳など精神を操るマインド・ストーンには、ブリリアントカットのイエローダイアモンドを選んだ。

グッズメーカー大手のジェントル・ジャイアント社が特別にデザイン・制作した黄金のインフィニティ・ガントレットにはめ込まれた形でお披露目された同コレクションは着脱可能で、購入者は好みのディスプレイを楽しめるという。

さらに、9月には同コレクションからリミテッド・エディションの「リアリティ・ストーン」が個別に発売されるほか、その他のストーンも順次発売を検討中とのことだ。