コリン・ファース、最高難度のスパイ作戦に挑む 運試しのような作戦の中身とは?

2022年2月20日 17:00


コリン・ファース
コリン・ファース

英国王のスピーチ」「キングスマン」シリーズのコリン・ファースが主演を務める「オペレーション・ミンスミート ナチを欺いた死体」(公開中)の本編映像の一部(https://youtu.be/WcR5xTKyRy4)が披露された。ファース扮する諜報員のモンタギューらが挑む驚きの作戦内容を収めている。

1943年、第2次世界大戦下、何とかナチスを倒したいMI5は、高級将校に仕立て上げた死体にニセの機密文書を持たせ地中海に放出し、ヒトラーを騙すという奇策をチャーチル首相に提案する。この荒唐無稽な作戦「オペレーション・ミンスミート」はMI5の諜報員、ヨーロッパ各国の二重三重スパイたちを巻き込み、各国間の駆け引き、策略、罠、そして裏切り合戦へと発展していく。

披露されたのは、モンタギューが20委員会(諜報活動を計画立案するMI5の委員会)に作戦の全容を順序立てて語っていくシーン。まず、架空の人物ビル・マーティン少佐の体をスペイン漁港に打ち上げさせる。飛行機事故の設定だが、確実に漁港に辿り着かせるため、実際には潜水艦から放出させる予定だ。死体が持っている偽の文書は、スペインに駐在する2人の英国人を介してベルリンへと到達し、そこで2人のドイツ諜報員が確保するだろうと予想する。

一人は“諜報機関のスター”として知られるマドリードのキューレンタール、そしてもう一人はウエルバのクラウス。はじめに優秀なクラウスに文書を入手させた後、実は最悪なスパイと噂されるキューレンタールに信用させ、作戦の遂行を目論む。

なぜスペインに死体を漂着させるのかというと、当時のフランコ政権はドイツ寄りであったため、ドイツ人が自由に行動ができる状況にあったから。果たして死体はうまくスペイン沖に辿り着くのか、そして偽造文書は2人のスパイ(うち1人は出来の悪いスパイ)にうまく情報が渡るのか。強運でない限り成功を望めない、最高難度のスパイ作戦の行く末が気になる場面になっている。

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