リーアム・ニーソン、11歳の子役から学んだこと 「マークスマン」インタビュー映像

2022年1月7日 16:00


子役との共演について語った
子役との共演について語った

“最強の元狙撃兵”と凶悪な麻薬カルテルの全面抗争を描く「マークスマン」(公開中)から、主演を務めたリーアム・ニーソンのインタビュー映像が披露された。メキシコ人少年ミゲルを演じた子役ジェイコブ・ペレスをリスペクトする様や、リアリティを追求するために読書でイメージトレーニングする役作りなど、舞台裏を語っている。

本作は、クリント・イーストウッド主演作「人生の特等席」で監督デビューを果たしたロバート・ローレンツがメガホンをとったアクションエンタテインメント。ニーソン演じる主人公ジム・ハンソンは、メキシコの麻薬カルテルの魔の手から逃れるため国境を越えてきた少年ミゲルを助けたために、追われる身に。親戚が暮らすというシカゴにミゲルを送り届けるためにアメリカ横断の旅へ出かけるが、アメリカに不法侵入したカルテルは執拗に彼らを追撃する。

本作が長編映画デビューとなった11歳のペレスについて、ニーソンは「経験は少ないが、表情が実にすばらしかった。瞳の奥に悲しみが宿っている。年齢に合わない経験を積んでいるように感じる。ジェイコブから多くのことを学んだよ。彼の意識がすばらしい。非常に感傷的なシーンに挑む時でも、落ち着き払っていた。実にありのまま演じていて演技してないかのようだった」と太鼓判を押す。

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自身の長いキャリアの中では、ジェームズ・キャグニーによる「部屋に入ったら役に没入しありのまま話せ」、ロバート・デュバルによる「演技とは聞くこと」という格言を胸に演技を続けてきたそうだが、ペレスに刺激を受けた結果「その経験を離れて、ただ彼の声に耳を傾けた。セリフがない場面も多かったから、なおさら言葉に集中した」とメソッドを変えて撮影に臨んだという。

また、戦争の英雄である一方、心に傷を抱えるジムの役作りについては「ただひたすらたくさん本を読んだ。戦争体験と向き合っている退役軍人の話だよ。忘れられた戦争である朝鮮戦争やベトナム戦争の軍人だ。有名なアメリカの狙撃手の話もいくつか読んでみたんだ。ベトナム戦争に参加した人だ。読んで感銘を受けた」と、書物を通してイメージを膨らませたことを明かしたほか、インタビュー映像ではロレンツ監督の印象なども語っている。

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