「そして、バトンは渡された」ラストの“幸せな感動”につながる未公開シーン公開

2021年11月17日 18:00


親巡りの旅を決意するも…
親巡りの旅を決意するも…

瀬尾まいこ氏の小説を映画化した「そして、バトンは渡された」(公開中)の未公開シーンが披露された。本編に隠された“命がけの嘘”と“知ってはいけない秘密”にもリンクする場面を収めている。

4回苗字が変わっても前向きに生きる優子(永野芽郁)と義理の父・森宮さん(田中圭)。そして、シングルマザーの梨花(石原さとみ)と義理の娘・みぃたん(稲垣来泉)。ある日、優子のもとに届いた母からの手紙をきっかけに、2つの家族がひも解かれていく。公開してから3週目となる11月13・14日の興行収入は、全体の約24%の劇場が前週・前々週よりも上回っており、なかには178%アップした劇場もあるなど、口コミによりリピーターが続出している。

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披露されたのは、森宮さんが優子に隠した“知られてはいけない秘密”が垣間見える未公開シーン。母親から届いた手紙をきっかけに、親巡りの旅を閃いた優子に対し、森宮さんは「現役の親なのに俺は後回しかよ」と、歴代パパたちに嫉妬した様子。文句を言いながらも優子への愛があふれる微笑ましいやり取りだが、優子が母親に会いたいことを告げると、森宮さんの態度が一変。困惑と苛立ちの表情で「何言ってんだよ、俺が知ってるわけないだろ」と言い放ち、その場から立ち去ってしまう。

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森宮さんを演じた田中は「森宮さんと優子ちゃんはなかなかない親子関係だったので、この関係性を作るのが結構難しかったです。現場で実際に生まれるものもありますし、きっと森宮さんの感情はこうだったんだろうなって想像して相手の優子ちゃんと役を作っていく作業が一筋縄ではいかない難しさがありました。監督も本当にすごく丁寧に演出をつけてくださったので、一緒に作っていく感じは本当に刺激的で面白かったです。芽郁ちゃん演じる素敵な優子ちゃんと自然な距離感になれていたらいいなと思います」と、真摯に向き合いながら作り上げた撮影を振り返っている。

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