微生物と人の共生を見つめ直すドキュメンタリー「発酵する民」7月10日公開
2021年6月17日 14:00
3.11からの鎌倉の人々の変化や音楽カルチャーとともに、微生物と人の共生を見つめ直すドキュメンタリー映画「発酵する民」が、 7月10日から公開される。
東日本大震災と原発事故後、鎌倉で「脱原発パレード」を行った女性たちが結成した「イマジン盆踊り部」に平野隆章監督が7年間密着したドキュメンタリー。「3.11後の暮らし」から生まれてくる女性たちの唄や踊りを描きながら、微生物たちの「発酵」にも着目。パン屋や酒蔵を取材、太陽系を縮小した円形の暦「地球暦」のマクロな視点と「発酵」のミクロな視点を交差させ、人と微生物の関係などを見つめ直す。
海と山に囲まれた古都・鎌倉。 2011年、このまちを「脱原発パレード」で歩いた「イマジン盆踊り部」メンバーたちは、日々の生活の中で浮かび上がってくる思いを唄にして踊り始める。お酒や味噌、パンづくりの思想から生まれた「発酵盆唄」。海水を汲み、薪で火を炊いて塩をつくる「塩炊きまつり」。やがて、風変わりな唄と踊りが、人々をつなげていく。
7月10日から渋谷ユーロスペースで公開。以後、全国で順次公開予定。