リリー&亀梨&橋本愛&蔵之介らのキレキレ“火星人ポーズ”にファン爆笑

2017年4月24日 21:00


全員で火星人のポーズを再現
全員で火星人のポーズを再現

[映画.com ニュース] 三島由紀夫の異色SF小説を吉田大八監督が映画化する「美しい星」の完成披露試写会が4月24日、東京・有楽町朝日ホールで開催され、吉田監督をはじめ、主演のリリー・フランキー、共演の亀梨和也橋本愛中嶋朋子佐々木蔵之介が出席した。

原作は、三島が1962年に発表したSF小説。物語の舞台を現代に置き換え、突如「宇宙人」として覚醒した平凡な家族が、騒動に巻き込まれていくさまを描く。フォトセッションでは、劇中に出てくる“火星人のポーズ”を全員で再現することに。リリーは登場直後から「嫌々やります」とぼやいていたが、亀梨はやる気満々でストレッチを開始。5人そろって両手を掲げ、カメラに向かってシュールなポーズを決めると、客席は大爆笑だった。

映画は、大杉家の大黒柱・重一郎(リリー)が火星人へと覚醒したことを機に、長男・一雄(亀梨)が水星人、長女・暁子(橋本)が金星人として目覚め、唯一地球人のままの母・伊余子(中嶋)は“水ビジネス”にのめり込んでいく。「リリーの“父親ぶり”」を問われた亀梨が、「一雄は唯一家にいないので、家のシーンがなくて。あまり会えなかったんです。家族で会ったのはトータル3、4日」と振り返ると、すかさず“父”リリーが「そうなんです。(一雄以外の大杉家の)3人では結構ね? でも一雄がなかなか帰ってこないから」とチクリ。亀梨は「すみません。プレイボーイなもので(笑)」と頭を下げ、笑いを誘っていた。

異星人の役が多かったこともあり、撮影時のエピソードを問われると出演陣は吉田監督の風変りな演出を次々と暴露。「セリフを言うと『今の日本語みたいに聞こえました』という言い方をしてきて。『僕の役は宇宙人だと思っていいんですよね?』と聞いたら『だと思ってください』と言われて。色々議論しましたね」(佐々木)、「それを隣で見ていたんですけど、蔵之介さんに監督が『今のはちょっと宇宙人すぎます』って(笑)」(リリー)、「例えば『あいうえお』というセリフがあるとしたら。監督が『えとおの音がちょっと違う』。みたいな現場でした(笑)」(亀梨)と口々に明かす。また橋本は、「円盤を呼ぶポーズをさせていただいた。そのポーズは客観的に見るとめちゃくちゃ面白いので、真面目な顔をしてやるのが難しかったです」と振り返った。

“集団口撃”を受けた吉田監督は「だんだん申し訳ない気持ちに。立っているのが辛くなってきた」と苦笑していたが、最後は「昔やりたかったことをこんなに素晴らしいみんなとできた。大変な苦労をかけたことが今日改めてわかりましたが、僕としては良い映画を作ったので、あとは見てくださいということだけです」と熱く呼びかけていた。「美しい星」は、5月26日から全国公開。

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