オダギリジョー＆門脇麦、柳楽優弥＆瀬戸康史W主演「合葬」に参戦！

（C）2015 杉浦日向子・MS.HS／「合葬」製作委員会

［映画.com ニュース］　人気俳優のオダギリジョーと進境著しい女優の門脇麦が、柳楽優弥＆瀬戸康史がダブル主演する映画「合葬」に出演していることが発表された。

原作は、江戸風俗研究家としても活躍した漫画家、故杉浦日向子さんの日本漫画家協会賞優秀賞受賞作。幕末、将軍・徳川慶喜の警護および江戸市中の治安維持を目的として有志により結成された「彰義隊」を題材に、時代に翻ろうされた3人の青年の数奇な運命を描く。柳楽が主君・慶喜に厚い忠誠心をもつ秋津極、瀬戸が養子先から追い出され、行く当てもなく彰義隊に入ってしまう吉森柾之助を演じ、ふたりの幼なじみで彰義隊の存在に異を唱えながらもそこに加わることになった福原悌二郎を岡山天音が演じる。

このほど出演が発表されたオダギリが演じるのは、彰義隊の幹部で穏健派の森篤之進。隊を批判した悌二郎（岡山）の意見にも冷静に耳を傾ける年長者だ。現在放送中のNHK連続テレビ小説「まれ」でも注目を集める門脇は、悌二郎（岡山）の妹・砂世を演じる。極（柳楽）の婚約者だったが破棄されてしまい、年の離れた男性の後添えとして嫁ぐことになるという役どころだ。

さらに、長編映画初出演となる桜井美南（「なぞの転校生」）が、柾之助（瀬戸）が思いを募らせる茶屋の仲居・かなに扮するほか、井之脇海、高山侑子、藤原令子、隆大介、飴屋法水、峯村リエ、小市慢太郎、りりィが、現代の若者に通ずるリアルな青春を描く。「ジョゼと虎と魚たち」「天然コケッコー」で知られる渡辺あやが脚本を担当。渡辺が新進気鋭の逸材と絶賛する小林達夫監督がメガホンをとる。

「合葬」は9月26日から東京・新宿ピカデリーほか全国で公開。