第38回 日本アカデミー賞特集(2015年)トリビア

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第38回 日本アカデミー賞 トリビア

JAPAN ACADEMY PRIZE

日本アカデミー賞に関する様々なトリビアをご紹介します。
30余年にわたる日本アカデミー賞の歴史の中で生まれた数々のエピソードや記録をお楽しみ下さい。

受賞者に贈られるトロフィーって?

トリビア度★★★★★

米アカデミー賞受賞者に贈られるトロフィーは"オスカー像"の名で親しまれているが、日本アカデミー賞受賞者に贈られるトロフィーは、"映画神像"と呼ばれる巨大なモニュメント(流政之氏制作)を小型化したもの。 実物の映画神像は有楽町マリオンに飾られており、日本テレビで放送される授賞式の際は、この神像を会場に当日輸送して設置している。 ちなみに映画神像は、台座も含めると全長3メール45センチもある巨大な像で、その重さは1,450キロにもなる。

アニメ作品として史上初めて最優秀作品賞を受賞したのは……?

トリビア度★★

アメリカのアカデミー賞では未だアニメ作品が作品賞を受賞したことはない(09年現在)が、アニメ先進国である日本では2本のアニメ作品が最優秀作品賞を受賞している。史上初めてアニメ作品として最優秀作品賞に輝いたのは、第21回の「もののけ姫」。興収100億円を突破して社会現象にまで発展した宮崎駿監督の力作だ。そしてその4年後、第25回で再び宮崎監督の「千と千尋の神隠し」が最優秀作品賞を受賞している。

日本アカデミー賞監督賞を1番多く受賞したのは?

トリビア度★★★

「男はつらいよ」で有名な山田洋次監督。優秀賞を実に14回、最優秀賞を3回受賞している。第15回「息子」以降、シリーズ映画「男はつらいよ」「虹をつかむ男」以外に監督した全ての作品で優秀監督賞を受賞している。 山田洋次監督に次ぐ記録は、故・深作欣二監督の優秀賞9回(うち最優秀賞3回受賞)。市川崑監督が優秀賞7回(最優秀賞2回受賞)で続いている。

第1回授賞式にて、アカデミー協会からの使者として派遣された有名俳優は?

トリビア度★★★★★

ロック・ハドソン。野際陽子が通訳としてエスコートした。 ハドソンはジェームズ・ディーンと共演した名作「ジャイアンツ」でアカデミー賞にノミネートされるなど、演技力を兼ね備えた二枚目俳優としてハリウッドに君臨。しかし、第1回日本アカデミー賞授賞式出席から7年後、エイズにより惜しまれつつもこの世を去った。

記念すべき第1回授賞式。リムジンで乗りつける出席者たちを会場入口で迎えたのは?

トリビア度★★★★

TV中継が始まって最初に画面に映し出されるのは、まだ若々しい徳光和夫アナの姿だった。1963年に日本テレビに入社した徳光アナは、第1回アカデミー賞授賞式での大役後の翌年3月より、"ズームイン!!朝"の司会に抜擢され、以後9年間に渡り人気番組の顔として親しまれることになる。

©日本アカデミー賞協会 Photo:Getty Images/ロイター/アフロ

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