ボブ・マーリー ONE LOVE

劇場公開日:

解説

ジャマイカが生んだ伝説のレゲエミュージシャン、ボブ・マーリーの波乱万丈な人生を映画化した音楽伝記ドラマ。

1976年、カリブ海の小国ジャマイカは独立後の混乱から政情が安定せず、2大政党が対立していた。30歳にして国民的アーティストとなったボブ・マーリーは、その人気を利用しようとする政治闘争に巻き込まれ、同年12月3日に暗殺未遂事件に遭う。2日後、マーリーは怪我をおして「スマイル・ジャマイカ・コンサート」に出演した後、身の安全のためロンドンへ逃れる。名盤「エクソダス」の発表やヨーロッパツアーを経て、世界的スターの階段を駆け上がっていくマーリーだったが、その一方で母国ジャマイカの政情はさらに不安定となり、内戦の危機が迫っていた。

「あの夜、マイアミで」のキングズリー・ベン=アディルがボブ・マーリー役で主演を務め、「キャプテン・マーベル」のラシャーナ・リンチが妻リタを演じた。「ドリームプラン」のレイナルド・マーカス・グリーンが監督を務め、プロデューサーにはボブ・マーリーの妻リタ、息子ジギー、娘セデラが名を連ねた。

2024年製作/108分/PG12/アメリカ
原題:Bob Marley: One Love
配給:東和ピクチャーズ
劇場公開日:2024年5月17日

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映画レビュー

3.0自由の歌、救済の歌

2024年5月29日
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 誰よりも、救済を望んでいたのは、ボブ兄ぃだったのかな。名声もあれば人気もある。周りへの影響力も、並みじゃない。てっぺん極めたボブ兄ぃ。それでも、命狙われれば怖いし、大切なパートナーと喧嘩したら、不安になる。因みに、あのキリストさんだって、ユダヤのラビ(指導者)に密告され、ローマの総督に逮捕される前の夜、天なる父に、我が身の試練を嘆き、祈りを捧げたとか。
 この映画を観る限り、ボブ兄ぃの最大の敵はお父さんであり、最大の救済も、そのお父さん。そういう意味では、「ボヘミアン・ラプソディー」のフレディに通ずるものがありますね。
 誰よりも満たされない思いが、誰よりも、強く救済を望む。結果、誰よりも、多くの他者を救済することになる。だから、レゲエに興味がない私までも、この映画に惹かれました。
 音楽が世界を変えるとは、言いません。ただ、音楽が、ヒトを変えることはできるのでは?。
 いつになったら、総てがうまくいくのかは、分かりません。でも、私の足だけが、私を前に進める。だとすれば…。

Everything"s gonna be alright…
Everything"s gonna be alright…

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機動戦士・チャングム

4.0最後の盛り上がりに欠けたが、とてもいい映画だった

2024年5月29日
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鑑賞方法:映画館

レゲエというジャンルの音楽で思い浮かぶアーティストは誰か。間違いなくボブ・マーリーになってしまう。他のバンドやアーティストは知らないけどボブ・マーリーだけは知っている人も多いと思う。それくらい有名で影響力があって伝説になっている人だ。
そんな彼の自伝映画。政情が不安定なジャマイカの状況、命の危険にさらされ国外に出て音楽活動をしたこと、アルバム「エクソダス」の制作、ヨーロッパツアー、協調を訴えるジャマイカでのコンサート開催。ちゃんとデビュー前の彼や出自についても触れながら彼の人間像を浮かび上がらせる脚本はよかった。主演のキングズリー・ベン=アディルは違和感なく、ちゃんとボブ・マーリー感が出ていたし、ライブの歌唱シーンもそれっぽかった。
そして音楽が素晴らしかった。これも大事。息子がプロデュースしているだけあってちゃんとしてた(ただ、父親にジギーと呼ばせすぎだったけど)。レコーディングや家でジャムったり、ライブで演奏するシーンがどれもいい。ロンドンに行ってるときにはThe Clashのライブを観たことも驚いた。The Clashがレゲエやスカのリズムを取り入れることを考えるととても面白いシーンだ。
全体を通してとてもいい映画だという感想を持ったのだが、最後のコンサートで演奏シーンを省略したことが唯一残念だった。ここで終わり?と、ちょっと肩透かしをくらった感じだ。正直最後の盛り上がりに欠けた気がする。いや、本当にもったいない。

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kenshuchu

3.5自伝とは言い難いけど

2024年5月28日
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鑑賞方法:映画館

知的

幸せ

ボブ・マーレーの曲を映画館のような大音量が出せる場所で聴けるのが、何より心地良かったです。
映画として観るなら良しですが、ボブ・マーレーの自伝とはいい難いような。
もしこの映画がきっかけで、ボブ・マーレーの事を知りたい方がいたら、2012年に制作された、ルーツ オブ・・・を観る事をおすすめします。

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Dorako

3.0レゲエの神様

2024年5月28日
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鑑賞方法:映画館

ボブ・マーリーのことをあまり知らないで、見てしまいました。
ジャマイカのことも。
この映画だけだと、彼の生涯がよく分からないのが残念。

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マリエル