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小西未来氏、LiLiCo氏、映画.comでお馴染みのサトウムツオ氏、そして「オスカーノユクエ」による展開予想をお届けします
今年は映画が豊作だ。個性的な秀作がそろっているので、例年のような圧倒的な本命は存在しない。「ゼロ・ダーク・サーティ」に関してはごう問の扱いをめぐるネガティブキャンペーンが勢いを増しているので、ジェシカ・チェステインの主演女優賞のみ。「レ・ミゼラブル」に関しても批判が少なくないので、アン・ハサウェイの助演女優賞のみになると読む。となると、残る有力作は「リンカーン」「アルゴ」「世界にひとつのプレイブック」。このなかでは、もっとも模範的な「リンカーン」がアカデミー賞に一番近い。確実なダニエル・デイ・ルイスをはじめ、作品賞、監督賞、助演男優賞など、大量受賞の可能性もありそうだ。
アメリカで賞レースの話をすると「世界にひとつのプレイブック」の高い評価に驚きます。ゴールデン・グローブ賞の時にも「レ・ミゼラブル」を抑えて意外と受賞するのでは?の声が多かった。アカデミー賞はゴールデン・グローブ賞の行方をとても気にします。だから作品賞はかぶらない気がします。ただ撮影の時に生で歌った「レ・ミゼラブル」の評価はもちろん高い。ベン・アフレックもクエンティン・タランティーノも、監督賞にノミネートされなかったから面白い! 一番わくわくするとこです。主演女優にジェニファー・ローレンスが受賞してくれるとまた次世代の若手女優さんが頑張るから期待しています。でも一番の楽しみは受賞式の司会マクファーレンが何を言うか(笑)。
史上まれにみる混戦である。その原因は、オスカーレース前哨戦の結果が、「リンカーン」「アルゴ」「ゼロ・ダーク・サーティ」「世界にひとつのプレイブック」「レ・ミゼラブル」の有力作5本にバラけていて、オスカーを占うのにとても重要なクリティックチョイス賞(ブロードキャスト映画批評家協会賞)とゴールデン・グローブ賞の結果が「アルゴ」になってしまったことだ。そのわりに、アカデミー監督賞ノミニーからベン・アフレックとキャスリン・ビグローの名前が消え、ミヒャエル・ハネケが割って入ったことだ。過去の例から、監督賞と作品賞は同じ作品にいくことが多いので、「アルゴ」と「ゼロ・ダーク・サーティ」の可能性は低くなった。
だが、作品賞には後者を推したい。9・11の仇を討つ話であり、アメリカにとっては忠臣蔵みたいなもんであるからだ。そのCIAの女闘士を演じたジェシカ・チャステインは唯一無二のヒロインであり、主演女優賞は堅い。ジェニファー・ローレンスもすばらしい演技だったが、「アンサンブル映画」だったのがややネックだ。主演男優賞はダニエル・デイ・ルイスか。3度目の主演男優賞(歴代最高)が弱点だが、やや平板な物語「リンカーン」をひとりで盛り上げた彼の功績に贈りたい。
唯一、鉄板な部門は助演女優賞のアン・ハサウェイか。アフレックとビグローが不在の監督賞はハネケとラッセルどちらでもいい。助演男優賞は実質上の主役ともいうべき、クリストフ・ワルツかフィリップ・シーモア・ホフマンがふさわしい。
今年のオスカーは近年まれに見る大混戦。アカデミー賞前哨戦の中でも最重要視されるゴールデン・グローブ賞とブロードキャスト映画批評家協会賞の両方を制した「アルゴ」が本命と見られているが、監督賞部門でベン・アフレックがまさかのノミネート落ちを喫し、雲行きが怪しくなってきた。過去に監督賞にノミネートされずに作品賞を受賞したケースはひじょうに稀で、もっとも近い例でも89年の「ドライビング・Miss・デイジー」まで遡る。これまでの傾向からすれば「アルゴ」の作品賞受賞はナシだが、アフレックの監督賞落選が「アルゴ」への正当な評価なのか、それともアフレック自身の不人気の表れなのかは微妙なところで予想が難しい。残る1つの最重要前哨戦、アメリカ製作者組合賞の行方次第では形勢が変わることもありそうだ。
「アルゴ」の最大のライバルとなるのは、最多12部門でノミネートされた「リンカーン」。興行収入もノミネート作品中最高となる1億5200万ドル(1月15日現在)で市場人気も高いが、公開のタイミングが絶妙なのが何よりも強みだ。映画は昨年11月9日、オバマ大統領が二期目の当選を目指す米大統領選のさなかに封切られた。アカデミー賞は世相を反映する鏡とも言われているだけに、象徴的な年に封切られ“真のリーダーシップとは何か”を問う「リンカーン」が作品賞を受賞してもおかしくない。
アフレック不在の監督賞で漁夫の利を得そうなのはデヴィッド・O・ラッセル(世界にひとつのプレイブック)。ここ数年、監督賞部門ではアカデミー賞実績の少ない“新顔”にオスカー像が渡っており、新しい才能の発掘を目的にしているフシがある。弱冠29歳のベン・ザイトリン(ハッシュパピー バスタブ島の少女)のノミネートにもそれは明らかだ。であれば、受賞歴のない中でもっとも受賞にふさわしいのはラッセルだ。
また、個人的に注目しているのは助演男優賞。ノミニー全員が受賞経験者という実力派揃いとなったが、前哨戦の結果は完全に割れた。大方の予想ではフィリップ・シーモア・ホフマン(ザ・マスター)とトミー・リー・ジョーンズ(リンカーン)の争いと見られているが、ここは91年の「ケープ・フィアー」以来21年ぶりのノミネートとなったロバート・デ・ニーロ(世界にひとつのプレイブック)を狙ってみたい。主演男優賞部門で大本命のダニエル・デイ=ルイス(リンカーン)が史上初となる3つ目の主演男優賞を受賞しそうなことを考えると、デ・ニーロにも3つ目のオスカー像を与えてバランスをとろうとする気持ちが会員の中に働くかもしれない。
映画情報 オスカーノユクエ @oscarnoyukue アカデミー賞、全米興行収入の話題を主にレポートするサイト「オスカーノユクエ」管理人のTwitter。週刊朝日で連載中。
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