第86回アカデミー賞(2014年)トトカルチョ・展開予想コメント

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第86回アカデミー賞 トトカルチョ

小西未来

近年、これほど豊作だった年は記憶にない。自分自身、コールデングローブ賞の投票でものすごく苦労したから、アカデミー会員もきっと苦労するはず。作品賞にノミネートされている作品のなかでも、「それでも夜は明ける」と「ゼロ・グラビティ」、「ダラス・バイヤーズ・クラブ」、「her 世界でひとつの彼女」は、きちんと表彰しておきたい。だから、これらの作品に賞を割りふるような感じで、投票が行われるのではないかと想像する(ぼくならそうする)。「her 世界でひとつの彼女」はオリジナル脚本賞で決まり。で、残りを振り分けたらこんな感じになった。作品賞の対抗にした「ゼロ・グラビティ」が受賞したら、とびっきり嬉しいサプライズ。たぶん、ないだろうけど。

LiLiCo

今年ほど迷ったことはない!

最初は作品賞、断トツで「ゼロ・グラビティ」と思いましたが、ライナップを見ますと受賞する可能性が低くなることを感じます。実話をベースにした 作品が多いからこそ選びにくい気がします。結局一番凄いのはどの人生?って選び方をしたくないけど、どうしても比べてしまう。

去年は「アルゴ」だったのでテイストが似ている「アメリカン・ハッスル」が受賞したらちょっと「?」と思いますが、アメリカ人はこの感じの映画が好きだから強いんでしょうね。でもノミネート作品を見ますとアメリカは安定しているのがわかりますので、なんだかハッピー。

バーカッド・アビディとルピタ・ニョンゴは今回のキャラのインパクトが強すぎて今後が全く見えないから受賞したら面白い!
アカデミー賞はやっぱり夢ある賞だとみんなが感じるでしょう。

若林ゆり

昨年に続き、大混戦だ。ここで、高齢のユダヤ系白人が多く超保守だと言われるアカデミー会員のカラーがどう出るか。つまり、そういう人たちが奴隷問題をえぐった「それでも夜は明ける」をどう評するかがポイントでしょう。前哨戦での成績がよすぎて作品賞がこれだとつまらないし、どうも獲る気がしない。ここは願望も込めて「ゼロ・グラビティ」に賭けたいところ。でも「アメリカン・ハッスル」のほうが保守派には受けるかも?

主演男優賞はアカデミー会員の大好きな「実在の人物」を熱演した二人、20数キロ減量したマシュー・マコノヒーと、水を得た魚クンだったレオナルド・ディカプリオの一騎打ち! マシューの下馬評がすごいが、「ダラス・バイヤーズクラブ」のロンは「マシューでなければできない」役という印象は意外に薄い。対してレオは、持ち味を最大限に生かしての力演。しかも4度目の候補となれば、そろそろ悲願達成といってほしい!

助演男優賞はジャレッド・レトが強そうだが、マイケル・ファスベンダーを推したい。だって1ミリも共感できない鬼畜野郎を演じる辛さたるや、20キロの減量なんてもんではないはずだから。

主演女優賞はケイト・ブランシェットで決まり。ウッディ・アレンも彼女を得てゾクゾクしただろうなあ。恐ろしいのは22歳のジェニファー・ローレンスが昨年の主演女優賞に続いて助演女優賞をゲットしそうな勢いだってこと! となればエイミー・アダムスは悔しかろう。まあその悔しさをバネに来年もがんばるだろうけど。

オスカーノユクエ

「アメリカン・ハッスル」「ゼロ・グラビティ」「それでも夜は明ける」の三つ巴とされる今年のアカデミー賞。例年、作品賞受賞作は最低でも3部門以上で受賞していることを考えると、そのノルマを達成する可能性がもっとも高い「ゼロ・グラビティ」の優位が浮かび上がる。残る2強は演技賞部門で多数の候補者を送り込むも、決め手はいまひとつ。「ダラス・バイヤーズクラブ」「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」ら強敵の前に無冠に終わる可能性もある。

また、アカデミー賞は世相を反映する鏡とも言われる。オスカーのユクエを占う上で重要なのは、その作品が年間を代表する“顔”であったかどうか。2013年は人種問題に鋭く切り込んだ作品が多かったことから、「それでも夜は明ける」が選ばれる可能性もあるが、やはり1年を代表する作品としてふさわしいのは、圧倒的な映像体験を提供して映画史に名を刻んでみせた「ゼロ・グラビティ」だろう。

映画情報 オスカーノユクエ @oscarnoyukue アカデミー賞、全米興行収入の話題を主にレポートするサイト「オスカーノユクエ」管理人のTwitter。週刊朝日で連載中。

抽選で豪華賞品プレゼント!

投稿方法

応募フォームへと進み、「作品賞」について、あなたが受賞すると思う作品を1つ選んで投票して下さい。
抽選で、上記の賞品を差し上げます!

※投票結果の厳正を期すために、投票は1人1回とさせていただきます。
 重複投票が発見された場合、一番最初に送信された投票を有効といたします。

スケジュール

- 3月2日 23時59分59秒(日本時間)トトカルチョ投票締切
- 3月3日(現地時間2日)アカデミー賞発表

当選発表

当選者へはメールで当選をご案内します

注意事項

  • 当選者の権利譲渡、換金等には一斉応じられません。
  • 抽選結果に関するお問い合わせには応じられません。
  • 商品が入手不可になった場合等同等の商品に変更になる可能性がございます。
  • 賞品発送まで多少お時間をいただく可能性がございます。ご了承の程、よろしくお願いいたします。
  • キャンペーン終了後の投稿は抽選対象外とさせていただきます。
  • このプレゼントには株式会社エイガ・ドット・コム、カカクコムグループ各社の従業員、家族及び本キャンペーン関係者は応募できません。
  • 不正な投稿、不当な投票と判明した場合は対象外とさせていただきます。

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3月3日(月)アカデミー賞発表
Photo:Getty Images/アフロ