スティーブ・ブシェーミ、ニューヨークで相次ぐ通り魔被害で緊急搬送

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ニューヨークで著名人への通り魔暴行事件が相次ぐなかで、米個性派俳優のスティーブ・ブシェーミもその被害にあっていたことが明らかになったと、米Deadlineが報じている。

ニューヨークでは近年、著名人が路上で理由もなく襲われる事件が多発している。先月も「ボードウォーク・エンパイア　欲望の街」や「ドクター・ストレンジ」で知られる米個性派俳優のマイケル・スタールバーグや、リアリティ番組「Real Housewives of New York（原題）」の出演者であるベサニー・フランケル、2020年には「ゴーストバスターズ」の米コメディ俳優リック・モラニスが襲撃されている。

今回、被害に遭ったブシェーミは、4月20日昼過ぎ、ニューヨーク・マンハッタンのキップスベイ地区を歩いていた際、突如背後から男に近づかれ、顔面を殴打されたという。目撃者の通報で現場に到着した警察官によると、ブシェーミはすでに意識を失っており、すぐさま病院に緊急搬送されたようだ。

ブシェーミの広報は「スティーブはこの理不尽な事件に心を痛めており、同様の経験をした全ての人々に対して深く同情の意を示している」とコメントは発表している。現場周辺では警察による捜査が進められているが、目撃情報が少なく難航状態が続いている。

元消防士出身で、スタンダップコメディからのキャリアを歩んできたブシェーミは、90年代に映画「ミラーズ・クロッシング」でデビュー。その後の「バートン・フィンク」や「ファーゴ」「ビッグ・リボウスキ」といったコーエン作品で才能を開花させた。また、「レザボア・ドッグス」や「コン・エアー」「アルマゲドン」「ゴーストワールド」といった作品でも強烈な印象を残している。マーティン・スコセッシ監督が製作総指揮を務めた歴史ドラマ「ボードウォーク・エンパイア　欲望の街」では主演を務めている。