サイモン・ペッグが明かす「M:I」シリーズ人気キャラ“ベンジー”の作り方
2018年8月2日 07:00
[映画.com ニュース] 大ヒットアクションシリーズ第6弾「ミッション:インポッシブル フォールアウト」公開を前に、主演のトム・クルーズほかスタッフ&キャスト陣がキャンペーンのために来日した。第3作「M:i:III」で初登場し、今やシリーズおなじみの「顔」のひとりとなったサイモン・ペッグが、インタビューに応じた。
エドガー・ライト監督ら盟友とインディペンデント心あふれる作品をイギリスで作りながらも、「ミッション:インポッシブル」シリーズや「スター・トレック」シリーズなどハリウッドの大規模作品にも出演する離れ技を「自分にとっては“映画製作”という点においてはまったく同じ。もちろん規模の違いはあるけどね」と事もなげに笑うペッグ。「M:i:III」では少ししかなかった出番は作品を重ねるごとに存在感とともに増し、今作でペッグが演じるベンジーは、肉体的なアクションも披露するまでになっている。
「ベンジーみたいな、作品ごとに成長していくキャラクターを演じるのはめちゃくちゃ楽しいよね。彼は色々なことを経験して、変わり、学んでいっている。常に変化しているキャラクターだから、毎回ちゃんと過去作をおさらいして役作りしてるんだ」と明かしてくれたキャラクターには、脚本家でもある自身のアイデアも採り入れられているという。「クリストファー・マッカリー監督にも、もちろん色々話したりするんだけど、彼はそういうアイデアを歓迎してくれるタイプ。今回で言うと、(予告編にも登場する)タブレットの画面が固定されていて、イーサンへの指示出しの左右を間違ってるシーンは、その日に監督を笑わせるためにジョークでやったことが、そのまま採用されちゃった(笑)」。
今作では格闘シーンのほか、ボートの操縦やスキューバダイビングにも挑戦。「トム(・クルーズ)を見てると、自分も希望がわくんだ。僕も彼くらいの年齢になっても、こんなクレイジーなことができるかもしれない!って」と次回作でのアクションにも欲を見せるが、「でもトムの場合は、栄養面からトレーニングまで、何か何まであらゆることを捧げてる人だから(自分はかなわない)」と語り、「それに今作は、映画5本分のアクションが1本にギュッと詰まっていて、『次回作のために取っておけばいいのに……』と思うくらい。だから次回に何をやるかなんて、今はまったく想像できないね」と続けた。
「ミッション:インポッシブル フォールアウト」は、クルーズ、ペッグ、ビング・レイムス扮する秘密組織IMFのメンバーが、テロリストが画策する世界3カ所での核爆発の阻止に挑むさまを描く。8月3日から全国公開。