ジョーカーのレビュー・感想・評価
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思ったより良かった。
俳優の演技も画面の切り抜きもテーマもすごく面白かった。
(⚠️隙自語注意⚠️)
毒親母子家庭きょうだい児沖縄離島出身です。
本当になんの機会にも恵まれず、とにかくお金がない。時間もない。
勉強する場所も機会もなくインターネットも黎明期。ガラケーと重いパソコン。
自腹で携帯を持ち、自腹でADSLを契約し、二年生以降全額給付型奨学金でなんとか国立大を卒業するも
リーマンショックと東日本大震災で今まで一度も正社員になったことがありません。
職歴はブラック学習塾と臨時教員、コールセンターの夜勤、物流のみです。
母は重度自閉症の兄の世話をしながら働いていましたが、人並外れた体力やメンタルがあるわけもなく、
見事に◯藤◯とりにハマり、私は本当に家の中で空気のような存在でした。
特に衣食住は提供されるが世話をするわけでもないし、運動会や入学式、卒業式も来ない。
三者面談で先生が話し始める前に「うちお金ないんで、高校は公立だけで」と矢継ぎ早に言い出したのには参りました。
席に座る前にです。先生も「はぁ…、」って感じで引いてました。
私がジョーカー化してないのはおそらく知的障害がなかったからです。
IQが生きるために必要なすべての能力を測るわけではないですが、下がるほどに生活での困難が増える、というのが一般的な解釈です。
大人の知能指数の算出の仕方は単純なカレンダーエイジ分のメンタルエイジではなく偏差知能指数を使って算出されます。
IQ70未満のいわゆる知的障害のある方は全体の2%、グレーゾーンと呼ばれる方(IQ70-84)は社会全体に14%いると言われています。
ジョーカーは誤字脱字、空気の読めなさ、他人の言っていることへの理解力、仕事を続けるという努力の意味を理解すること、など知的障害があるという示唆があります。
さて長々と関係ない話をしましたが(いや本当に)
私がこの映画で一番感銘を受けたのは
「障害があっても助け合っていけたら彼は悪い方向に進まなかったと思う」
「彼を誰か救える人はいなかったのか」
「母親だけが彼の救いであった」
「子供が発達障害ですが、この映画の書き方は事実をとらえていません。否定的で悲しくなりました」
などの感想が溢れていたところです。
話せば、その立場に立てば、想像すれば「理解できる」なんて嘘です。
悲しいおっさんが笑う話
最後の笑いのみが本心からの笑い。
バットマンの悪役であるジョーカーだが、本作は独自に作ったもののため繋がりはない。ただ、一部設定は同じであるので細かいネタがある。事前に情報を知っていた方がいいのか微妙なところである。
映画の解釈については作中内に情報が少ないため正確なことはわからない。
かなり好きな映画
ストーリー、演技、映像美、音楽全てが最高の映画。
序盤の不良にリンチされるシーン、アーサーのみすぼらしい身なり、狭苦しいバスでの移動、パトカーのサイレンが鳴り響くゴミだらけの街並み...。そういったシーンから、アーサーが苦しい生活を送っているのが十分過ぎるほど伝わってくる。そのため映画にリアリティが出せていて、序盤から引き込まれてしまう。この映画がとても面白いのは、アーサーが感じてきた苦しみの表現が秀逸で、共感できる部分が多いからだ。
アーサーはウェインの会社の鼻持ちならない社員を殺したことで、彼のように世間に不満を持つ人間からの熱狂的な支持を得るようになる。今まで誰にも相手にされてこなかったアーサーが、初めて世間の肯定的な評価を受けるようになり、自分の行った殺人は正しかったのだと思い込むようになる。だから彼は徐々にダークサイドに堕ちていったが、むしろ堕ちた後の方が彼にとっては幸せなのだ。ジョーカーとして悪の道に振り切った彼はもはや失うものが無いため、抑圧されるものが無くなって、以前の少し間抜けだったアーサーの面影は無くなってしまう。
映像美や音楽等の演出も秀逸。荒廃した街並みや落書きだらけの電車、後半になるに連れて明るい曲が増えていくのが、全てアーサーの心境を表せていて素晴らしかった。
同情はするが感情移入はできないなあ
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ジョーカーはコメディアンを目指す冴えない労働者だった。
心に病を抱えてて、辛かったり悲しかったりすると笑いが止まらなかった。
そんなある日、地下鉄でその笑いが出て、調子に乗った証券マン3人に暴行される。
その時はひょんなことから銃を持っており、3人を射殺。そして逃走に成功。
市民は貧富の差に不満を募らせており、その事件に肩入れする人は多かった。
またジョーカーは母から、ある有名実業家との間の子と聞かされてたが嘘だった。
調査すると、母は若い頃から虚言癖があり、それで入院してたことが判明。
しかも母の恋人が自分に暴行するのを止めず、自分はそれで精神を病んだことも判明。
こうして逆上し、母を殺す。さらに銃をくれた友人が保身に走ったため刺殺。
さらにコメディアンとして出た番組で司会者を射殺。逮捕される。
しかしこの事件をきっかけに市民が暴動を起こし、護送車が襲われる。
そして暴徒達に助け出され、悪の英雄みたくなる。
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悲しい話やな。まあ有能なおれには理解できない話ではあったが。
アメリカのお国柄はよく知らないが、底辺の者にあんなに冷たいのか?
悪役とは言えジョーカーには同情するし、悲しい気持ちになった。
最初の証券マン3人は調子乗り過ぎなんで、殺されてもいい。
母親の命を奪うのも愛情の反動なので、分からなくはない。
でも友人を殺したのはどうなんやろ?
保身に走ったとは言え、口裏を合わそうって提案して来ただけで、
罪を押し付けられるような酷いことはされてないと思うのやが。
最後の司会者もそう。そんなに悪い人には見えんのやけどなあ。
その司会者、よく見たらロバート・デ・ニーロやった。久々に見たわあ。
続編が来年公開されるとの事で、昔友達とやりとりした考察をレビューします。
『ジョーカー考察』
徳永 ひらめいた!!ダークナイトのジョーカーと今回のジョーカーの関係性
新澤 伺いたいです♪🤩
徳永 新澤さん、こんばんは😃そのー、、つまり、別人ということではないかと・・・
ダークナイトのジョーカーは、アーサーに影響を受けて大人になったんだと思います。
新澤 德永さん 別の方がわかりやすいですよ。
徳永 スミマセン、僕が思う面白い映画の定義は、物語りに矛盾が無く、理屈が通ったリアルな物語なんです。例えそれがゾンビや宇宙人の話であろうが、タイツを履いたスーパーヒーローの話であろうが、そこのツボを押さえてあれば面白いと感じるみたいです。
吉原 德永 さん、私も、このアーサーが、あのジョーカーになるとは、しっくりきませんでした
徳永 吉原 師匠、ですよねー(^o^;)
そうなると、僕の求めるリアルが感じられませんので、舞台設定をバットマンにする意味すら、無意味と感じますので、消化不良となるのであります("`д´)ゞ
新澤 德永 さん、納得の説をありがとうございました😊
吉原 德永 さん、このジョーカーは、こうして、議論のネタになることで、名作なのだと思います
徳永 新澤さん、あの福祉の黒人女性も(最後の病院と)同じ人でしたから、妄想もありですよね(* ̄◇)=3
新澤 德永さん、あの血の足跡👣👣👣
吉原 でも、ダークナイトのジョーカーとは違うのですよね〜
徳永 吉原 師匠、
あのカウンセラーの黒人女性を殺した血とでも云うのでしょうか?
年齢、隔絶した頭の良さ、腕力、天才的な計画性、得体の知れなさ、どれをとってもアーサーの進化系がジョーカーにつながることは無いと思います。
吉原 德永 さん、そう、アーサーは決して天才ではないですね~
徳永 そうなんです。アーサーは“天才”ではなく、“障害者”なんです。そして悪の“カリスマ”ではなく、悪の“インフルエンサー”なんだと思います。因って後にゴッサム・シティを震撼させる“ジョーカー”には成り得ません。
吉原 アーサーは「インフルエンサー」・・・当たりですね〜👍
新澤 アーサーは、薬物治療していましたよね。そんなところが。。。ネタバレになってしまうよなぁ〜。
吉原 德永 さん、このジョーカー、大満足でしたが、ブルースとの年齢差など、違和感もあって・・・それが、だいぶスッキリしました!
ゴッサム・シティのカリスマが、もともと笑ってしまう病気を抱えていた...
ゴッサム・シティのカリスマが、もともと笑ってしまう病気を抱えていたという世界。
他のバットマン作品のジョーカーと同一人物かどうかは気にしなくて良い。嘘つきジョーカーに整合性を求めるなんてナンセンス。
報われない悲しい主人公。他のジョーカーを見てきた中で1番感情移入しやすかった。カリスマになった経緯も理解出来た。
バットマンの親を殺害したのがアーサーじゃないというエピソードが気になる。親を殺した犯人が後にジョーカーになる人なのかもしれない、などとロマンを感じてしまうエピソード。
BGMも構図も芸術的でとても良かった。
カメラの性能が良いだけでなく、監督の腕が抜群に良いのだろう。
誰もがコメディアンになれる
当時、映画館で観ました。
アーサー(ジョーカー)を演じたホアキン・フェニックスの表情の演技に脱帽です。
笑ってしまう症状を持ち、悲しいのに笑ってしまう難しい役どころをしっかり演じたのは凄すぎます。
体型も痩せぎすになってますし。
母親の衝撃の事実や、拳銃をポケットに忍ばせてるのが職場にバレて徐々に追い詰められていくアーサー。
地下鉄で会社員を銃殺してから、彼は変貌していきます。
他の方も言ってますが、終盤のピエロメイクを彼だけは直接顔に描いてますよね。
ジョーカー信者たちはお面ですが。
マレーを演じたデ・ニーロはあっさり殺されてしまいました。
ホアキンはこの映画でオスカーを受賞しましたね。
続編も製作中らしいので、楽しみです。
感じたこと、考えたこと感想。
アーサーの気持ちがわかるときもあったし、出てくる人たちもっと他人に優しくしてとたくさん思った。
でも、彼の行動には共感できない。映画の中でピエロのお面被って影響されてる人たちがたくさんいて、不満が溜まると起こり得ると思うと怖い。
現実でもあそこまで多くはないけど影響を受けて事件起こした人がいる。
序盤で何度かボコボコにされる。自分には心無い言葉ばかり、でも殴ってきたやつは咎められないし恵まれてる、社会が許容してるような気持ちになって個人が憎かった筈が世の中が憎いになるのかもしれない。
いくつか感想見た。カリスマ悪役を魅力的に感じてた人は不幸なおじさんは魅力的に感じなかったようだ。
私も見る前の期待値が高かった。映像も良さげで。
自分の中でジョーカーといえばダークナイトが最新の記憶で、テレビでも名シーンとかで見るし、カリスマ悪役で人気だからそのイメージが強かった。
ファンではないし思い入れはないけど、知ってる人の感覚で見てた。
私はもっと感動か怖い系と思ってた。
アーサーをみて、こういう人はたくさんいると思った。不満を持ってる。うまくいってない。酷い扱いをされる。
どこにでもいる人が誰でもアーサーになるかも知れないという怖さはあるかもと思った。
タイトルを見てキャラものと思っちゃうけど、負の感情が犯罪になるその象徴の名前みたい。
彼の演技はすばらしかった。
人間の本性は悪性
昔から悪は人を魅了すると言いますが、アーサーがジョーカーに覚醒する瞬間は震えた。如何なる状況でも殺人や暴力は容認出来ない。それなのに彼の殺人を見ると心が洗われた気持ちになってしまうのは何でだろうと考えました。監督の言う通り、思いやりが欠如している時代。世間の心無い言葉が誰かを蝕む。虐待・障害・いじめ・失業・貧困と格差・・・国や地域は違えど誰しもが直面する問題であり、アーサーのそんな不条理に翻弄され孤立していく姿に共感してしまう。見終えた観客の大半が笑顔で私も晴れ晴れした気持ちで劇場を後にしたのがその証拠。私なんてジョーカーに共感してクライマックスに泣いてしまいました。そんな人が増えて行く程、今の時代は生きづらいし、誰しもがジョーカーとなり得る可能性を持っている。
この映画の独自解釈である幼少期のブルースとアーサーとの邂逅にぐっと来た!やはりこの2人は永遠に戦い続ける運命なんだとしんみり・・・
ヒース・レジャーと比較する人も多いでしょうが、両者ではジョーカーの在り方や解釈が異なるので語る議論は意味がない。
世の中に起こる事に分かりやすい因果関係はなく、些細なきっかけや思い込みで物事は加速度的に悪化する。
見終えた観客の大半が笑顔で私も晴れ晴れした気持ちで劇場を後にしました。誰しもがジョーカーになる可能性を持ち合わせているんですね。
虐待、障害、差別、介護疲れ、いじめ、失業、貧困と格差、暴力、他者への無関心、不寛容と抑圧、社会からの隔絶……様々な社会問題や政治的メッセージがこれでもかと言わんばかりに詰め込まれていて、またそれはどこの国や地域にも存在し、誰しもが直面しうる問題でもあります。
面白いストーリーなのに退屈な映画。
アメコミもジョーカーにも無知だが、映画「スーサイド・スクワッド」のジョーカーがスタイリッシュで魅力的で演じたジョーカー俳優のファンになったほどなので、俳優は別人だがジョーカー主役の本作観てみた。
ストーリーは凄く良いが映画の出来がイマイチ。耳障りな音楽がちらほらある。ジョーカーに変身するまでが長すぎる。でも変身するまでの物語自体は面白い、というギャップに苦しんだ。長さを感じさせるのは監督の技量不足だ。あと俳優に魅力感じないせいもある。
主演俳優ホアキン・フェニックスが不細工で、私は映画にはそれなりの美男美女を求めるタイプだから観てて辛い。リバー・フェニックスの兄にしてはリバーのような華も魅力も感じない。ただ味わい深さはあるから役によっては演技秀逸さも相まって彼の良さは出るだろう。しかしジョーカー役やるには魅力が全然足りてないこの俳優。過去のジョーカー役ジャック・ニコルソンやジャレッド・レトは華も魅力もあったのに。
それにこの俳優ホアキンは顔が深刻過ぎ。コメディアン目指してる役なのに全然そうは見えない。彼の顔から感じるのは悲劇のみだからダメ。いくら不幸な人物とはいえ多少なりともユーモラスな雰囲気醸すべき。ユーモラスだからこそ悲哀も増すのだ。ホアキンの顔はリアルでシリアス系に傾きすぎてるからジョーカーのようなアンリアルな役は似合わない。単なる底辺おじさんに見えちゃう。狂人っぽさはちゃんと出てたが。しかしホアキンは顔面から現実感出しすぎ。まぁ彼のせいじゃなく彼を選んだ監督のせい。レオナルド・ディカプリオの構想もあったようだがディカプリオならいい。ユーモラスも悲劇もアンリアルも狂人も十分いけそうな顔してる。たがジョーカーのメイクが似合わなそう。
ホアキンはジョーカーに変身してからは良くなった。ジョーカー姿がサマになってる。演技上手いからか階段上で踊る時の体の動きもいい。このあたりはさすがだと思うこの俳優。
この時(階段で踊る時)は音楽も凄い良くて場面に合ってた。だが音楽良かったのはこの時だけで、以降は再び耳障りな音楽に変わってしまう。それが残念。安易に不快な音楽使うべきじゃない。
ジョーカーに変身直後の階段上で踊る場面は、スローモーション、水たまりの水しぶき、煙草の煙、全て映像美を感じられるし良い音楽だしmusic videoとしてここだけ何度も観たい。やみつきになる。衣装のカラーもいい。しかし映像も音楽も、良かったのはここだけなのが残念。
主演のホアキンに不満ありつつも、変身後のジョーカー姿は良いし、司会者殺す直前の演技秀逸なのは満足。まあ変身するまでが、見ててとてつもなく退屈ではあるがこの人なせいで。せっかくジョーカーという魅力的なはずのキャラなのに・・
ジョーカーが、テレビショーに出演。カーテン開けて舞台に出る場面をテレビ画面通した映像にしてるのが不満。登場の瞬間はリアル映像で映したほうが感動すると思うけど。ジョーカーに対する司会者マレーのツッコミがどれも秀逸。ジョーカーの「この社会だってそうだ。善悪を主観で決めてる」という台詞が好き。マレーをいきなり銃で撃ち殺すところ最高で、その直前から不穏な音楽で盛り上げるのも良いし、その時のジョーカー役ホアキンの演技も秀逸で完璧。
信望者が救急車でパトカーに突っ込みジョーカー助けるところ凄く良い。終盤の荒れたゴッサムシティ大好きだ。ジョーカーは市民のカリスマとなるが、ホアキンはカリスマというより熱狂的な信望者を演じるほうが似合う。
主人公のホアキン自体に魅力感じないのが残念だし、それをくつがえすような作品自体の魅力も出来の良さも感じないから更に残念。映像、音楽、雰囲気のどれか1つでも突出したものが欲しかった。変身後に階段で踊るシーンは凄く良かったが、そこだけ良くても意味ない。というかあのシーンは監督凄く力入れたんだろう。ならば他ももっと頑張って欲しかったが。本作はストーリー頼みのよくある単なる普通の映画という感じ。
別監督か別俳優でこの映画を観たい。ストーリーめちゃくちゃ好きだから。
①映画の出来の良さ、②映画の魅力(映像や音楽等)、③主演俳優の魅力、この3つのうちせめてどれか1つで良いからあれば私的に特別な映画になった気がする。それくらい物語も世界観も大好きだ。本当に残念。ぜひ有能監督にリメイクして欲しい。
2023/01 VOD
本当の悪は笑顔の中にある
名前の通りJOKER
全ては彼のジョークであり、監禁を逃れ最初の一歩を踏み出す
はたまたその後を描いたものなのか
妄想と現実がないまぜになる
走り書き
シナリオは大筋、アドリブを交えながらアーサーはジョーカーを演じたと考えると面白い
普通に考えるとどんでん返し?ジョーク落ち?
監禁されているジョーカー
カウンセリング、これは妄想?
監禁について言及しているが殺人が起きた現場に少なくとも居合わせたカウンセラーがいるのは不自然?
母との生活、自分の出自が分かっていく
前から知っていたことを脚色?→その後
妄想で作り出した?→ジョーク
暴動は広まり、アーサーはシンボルになる
その裏でウェインは殺され、息子が立ち尽くす
ジョーカーではなく扇動された暴徒が犯行を行う
これはジョーカーにとって喜劇でありジョークである
順当に考えれば暴動までの想像→脱出
深読みすれば脱出→暴動
そもそもアーサーがウェインの息子である云々も脚色?
見てみろよ、人間なんてこんなもんだぞ
物凄い話題作だったけど…
見終わった感想として、それほど印象的でもなかったかな~。
ジョーカーの大ファンが見るとまた違うのかも。あとスーパーマンのストーリーを知らないといまいち、ジョーカーの悪役としての魅力がわからないというのもあるでしょうね。
閉塞感に包まれた男が、殺人をして、解放されていく話。
最後には、カリスマ性を身に付け、悪の帝王の誕生、みたいな流れでしょうか。
あまり印象に残らないのは、どんでん返しが特にないからですかね(笑)。
あなたはこれを観た後、何に感謝、敬意を持ちますか?
今の医学ではわかっていませんが、全て「孤独」のせいです。無条件で逃げましょう。閉塞感から解放されましょう。戒めはそれから持てばいいのです。寛解がインスタント過ぎて情報にならないんでしょう。
それができりゃとっくにやってる、笑え。
助け合いを諦めた赤ん坊さんへ
とにかく泣いてください、助けを発信し続けるしかありません。思いやりと同情の違いを知ってください。どんなに他人事をぶつけられてもただそうするだけ。恐れはいらなくなります。
音楽を楽しむ映画
ジョーカーの狂った感じが音楽に出てて、すごく良い。ポップさがよりやばさを増長させてる。
悲しいお話。精神病では狂っていく感じはリアルさもあって悲しい。
街ごとジョーカー祭りみたいになるのはよくわからん。
ストーリー 82点
配役 89点
音楽・映像 94点
全体 86点
人への思いやりが大事な理由
犯罪後のアーサーに感化される人々の多さにゴッサムの社会状況が伺える。
格差問題について考えさせられる作品でした。
あと、ホアキンの演技が素晴らしい。。。
リアル
社会的弱者を鮮明に描いた素晴らしい作品。格差や不条理が散りばめられていて、弱者であるハッピーの視点から主観的に見ると誰も助けてくれない不満からJOKERが生まれたように見えるが、そうではない富裕層の立場では、ハッピーがただの”ゴミ”で関わってはいけない異常者にしか見えてない表現がリアルで素晴らしかった。
誰かがこうして社会のリアルな不条理を表現しないと社会的弱者の気持ちが伝わることはないし、このことを伝えて欲しい人もいたと思う。しかし、実際に裕福で幸せに育った、社会の不満を知らない人たちが見るとこの映画は”ゴミ”にしか見えないんだろうなと思った。
ジョーカーへの冒涜
ジョーカー本人ではなく、ジョーカーに憧れた哀れな一人の男の物語であったなら最高の映画だったかな。
実際そう思って見ていれば星5で文句ないくらい映像、演技、脚本全てにおいてよく出来た作品だと思う。
しかし、これはあくまでジョーカーらしい。
そうなると評価は一転、原作レイプも甚だしい。
まあ一般的にアメコミ関連の映画は作品ごとにキャラクターの設定が変わったり、時代に合わせて再解釈されたりするのがもはや文化と言える程よくある事ではあるけれど、この作品でのそれはそんなレベルではない。
何故なら、このキャラクターはもはやジョーカーではない。
ジョーカーといえば歪み切ったユーモアを持つサイコパスであり、邪悪でイカれた異常者ではあるものの、あくまでも"いつだって正気である"という所にそのアイデンティティがあると僕は考えている。
だからこそ信念を持ってバットマンへ立ちはだかるし、絶対的なカリスマなのだと。
それが今作では単なる精神病患者として描かれている。
しかも同情の余地があり、更生の余地もあり、誰もがジョーカーになりうるかの様に描かれている。
なんだそれは!
ジョーカーというキャラクターへの冒涜だ。
化学薬品の溶液に落ちてジョーカーになった、という基本のオリジンにプラスアルファの物語でも充分だったのではないか。
もっと良い描き方があったはす...と思わざるを得ない。
【圧倒的な没入感‼︎怪作】
ここまで映画から目が離せない作品には出会ったことがない。
理不尽な世の中や正論だけでは罷り通らない憤り。そういった人間社会の黒い部分を映画という芸術作品において浮き彫りにしている。
問題作ではなく、問題提起作。
まさに、アート。
・主人公の苦悩。普通ではない自分をどう受け入れるか。
・ある人のレビューを読み、考えさせられた。狩野えいこうのようにいじられキャラとして生きる道がある意見も納得だが、人は誰しも同じふうには捉えられないのだろうなと…
ある人にとってのジョークが、本人からすればジョークではないなんてことは往々にしてある。
・自身の所属している階級で見えている社会は違うのだということを痛感。
・真実とは何か
何が真実かを考えさせられる。本作の物語を通して真実そのものが何かというより、その人間にとって信じたい事実が真実になりうるということ。
◎音楽
セリフのないシーンでも音楽による演出のためか、見入ってしまった。
◎演技
主演であるホアキン・フェニックスの佇まい、身振り、笑い方など、彼なしでは成り立たない。
ヒョロヒョロで病的な肉体からは想像できないほど、ラストの赤いスーツを羽織ってからはまさに、、、
◎鑑賞時のメモ
・圧倒的没入感
・理不尽な社会
・社会への不満
・母を殺すシーン▶︎真実とは何か▶︎信じたいことがその人にとっての真実(信実)
・無言のシーンでも見続けられる不気味な音楽
・金持ちが人格者とは限らない▶︎その人にとっての正義を執行しているにすぎない
うーん…
展開に無理があるような気がする。。。
電車でのシーンは、銃声がすごいし、さすがに人が来るのでは?と思ったし
テレビ番組にあんな形で呼ばれるかな?と思ったり。
けど、それらも全部、ラストの『ジョーク』のくだりで
どこまでがジョーカーの妄想なのかよくわからなくしてるのがずるい。
思えば、『ありえないな』と思った箇所がことごとくジョーカーの妄想だったり
誰かの嘘だったりして、何が現実かよくわからなくしてる。
『不遇の人が世界を恨む』というのは個人的に気持ちはわかるから、変に期待しすぎてしまったのかな。
笑いと狂気
ジョーカーと言えば初代ジャックニコルソンのジョーカーは狂人、ダークナイトのヒース・レジャーは人の心の闇に囁きかける悪魔になった、そして本作のホアキン・フェニックス扮するジョーカーはいじめの被害者がブチ切れるという実に人間臭い犯罪者を演じている。
稀代の犯罪者ジョーカーがいかにして生まれたかの興味で製作・脚本・監督のトッド・フィリップスがプロファイリングしたのでしょう。
不幸な出生、幼児虐待、成人してからも不遇の生活、心無い市井の人々の冷淡さ等々ならべて同情的ですが人殺しの理由にはなりえないことは自明でしょう。
車中で女性に絡む若者を撃つあたりまでは分かりますが母親殺しや訪ねてきた友人、唯一の彼の芸の理解者デニーロまで撃つのは説明が付きません。
監督も無理筋と思ったのか精神を病んで治療中の描写を入れてぼかしていましたね。
デニーロさんも「キングオブコメディ」で狂ったコメディアンを演じていたので出演を快諾したのでしょう。笑いと狂気は異質であるが故に合体すると当惑、不安を誘いますね。
個人的にはダークナイトのジョーカーがフェリーの乗客に仕掛けた究極の選択が一番ショッキングでした、そこまで人の弱みに付け込む悪魔のようなジョーカーの生い立ちの秘密に迫るのかと期待しましたが月並みなプロファイリングでは繋がりません。ただ本作の顛末だとバットマンとジョーカーは異母兄弟という奇妙な因縁になりますね、ダニエル・クレイグ007スペクターでも歪んだ兄弟愛でしたし、カインとアベルのような原罪意識が西洋人にはあるのでしょうかね。
京王線で電車テロがあり犯人はジョーカー気取りと報道された、青系の服装から見ると本作は赤系統のスーツなので模したのは初代ジョーカーのようだが仕事や人間関係に失敗しての自暴自棄、世間への逆恨みが動機のようで本作のジョーカーの境遇と被っていたたまれない気持ちにさせられた。
映画が悪いわけではないのだがジェームズ・キャグニーの大昔の映画「汚れた顔の天使」を思い出した、ギャングの大物が電気椅子に括られるとわざと臆病に振舞って泣き叫ぶ、それは少年たちのギャングへの憧れを断ち切ろうとする神父の願いを聞き入れての大芝居だった。
子供たちに人気のコミックであればこそ製作陣の良心もまた問われることは肝に銘じておかずばなりますまい・・。
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