劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明のレビュー・感想・評価
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憧れは止められない
TVシリーズからの続きの物語で、ボンボルドとの対決が描かれる。ボンボルドというヴィランは近年稀に見る恐ろしいやつだ。なにしろ、自分自身ではあまり恐ろしい人物だと感じていないふしがある。周囲にとっては異様に残忍であることが彼にとっては普通のことだったりする。本当にネジが飛んでいる人間は、自分のことを正常だと思っているものだ。自分を狂人だと思えるだけのまともな感性すらなくしているのではないか。リコがそれに近い何かを持っているというのも恐ろしくも納得感がある。探究心が人を狂わせることもある。
R15+での公開となっただけあって、ハードな描写が続く。秘境の大穴の全貌はまだ見えず、これだけの苦しい思いをしてもまだ先があるのか、と思わずにいられないが、それでも未知を目指すことの楽しさやワクワク感を失っていないのが素晴らしい。人はどれだけ苦しい思いをしても、冒険への憧れは止められないのだ。
ダークファンタジーの傑作になるのではないか
この作品は、まだ解決していないが、この調子で進んでいけばダークファンタジーの傑作になるだろう。
キャラクターはかわいらしい絵柄で、夢や希望、冒険、友情という少年漫画の定番テーマをちりばめながらも、胸をえぐる残酷さがある。
描写の残酷さもあるのだが、むしろ、精神的な残酷さが強い。
注意しておきたいのは、残酷趣味のエンターテイメント、と片付けることができない作品だということだ。
物語を説明しておくと、
ヒロインのリコを中心として、レグというロボットの少年が、アビスと呼ばれる、縦穴の底を目指して旅をする。途中でナナチという獣のような姿をした、少年か少女かわからない人物に出会い、一緒に旅をする。
本編は、彼らが第五層に到達するところからはじまる。
第五層には、前線基地があり、そこから第六層に降りることができる。基地にはボンドルドというマッドサイエンティストのような男がいる。彼は人体実験を繰り返している。実は、ナナチも彼の実験のなれの果てなのだ。
第五層では、ボンドルドとの戦いを中心として、少年少女の成長が描かれる。
冒険の舞台となるアビス。
深い穴に潜っていくという設定は、自分の心の中に深く潜っていくという、成長をイメージさせる。つまり、穴に潜っていくという設定が、そのまま、少年少女の成長という、本作のテーマを示している。
表面的には、リコは奈落の底に母親を捜しにいく。レグは自分が何者なのか知るために降りていく。ナナチは彼らを助けるために同行している。
このシチュエーション、おそらくオズの魔法使いなのではないかと思う。
子どもたちは、深い縦穴に潜ることで、自分自身を知り、そして、おとなの世界を知る。それは成長のメタファーである。耐え難い痛みがともなうが、それを乗り越えることで成長していく。
リコが母親を捜して旅を続けるのは、同時に、自分が母親のような冒険家になることも意味している。
かわいらしい絵柄と残酷描写というと、まどマギが思い浮かぶ。今でも根強い人気のある作品だ。小生はイマイチピンとこなかったが、まどマギを絶賛する人たちは、メイドインアビスを観た時に小生が受けた感覚と似たような感覚を覚えたのではないかと思う。
素晴らしいアニメだが、鬼滅の刃のような大ヒットはしないだろう。子どもが観てどう感じるかはわからないが、子どもが成長していく過程を描いているのだから、子ども向けともいえる。しかし、子どもが観ても難しくてよくわからないだろうとも思う。
小生は。テレビシリーズを観ていて、とてもしっくり来た。そして、映画版がこのようなハイクオリティな仕上がりになっていたので、うれしく思う。最後までこのクオリティを保ってほしいと切に願う。
『人間だけが利己的。生命は利他的なのに。威張るな人間』福岡伸○先生の言葉をこの映画に送りたい。
含むシリーズ最新作を鑑賞後の感想
ペドリ○ァイ、スカト○、カバニズ○、ジェノサイド、暴力、差別、エログロナンセンス。見るに耐えない。
これでは、戦前の江戸川乱○の『○虫』と同じだし、『ジョニーは戦場に行った』への冒涜だ。
そして、このアニメを見て多少なりとも心を動かした自分が腹立たしい。家族や友人に『メイドインアビス見たよ』って言えなくなった。
今、現実の世界で起きている戦争は、捕食のための争いではない。肉食の運命を持つ現実の生命は、寧ろそのヒエラルキーでは、弱い立場の生命だと理解して貰いたい。それを分かった上で、こう言ったストーリーは鑑賞すべきである。
『生命は利他的』福岡伸一先生の言葉をこの映画に送りたい。
最高のアニメ化作品でしょ?
アニメ1期で嵌り、今作、原作と履修済み。
メイドイン・アビスは本当に素晴らしいアニメ化のお手本みたいな作品だと思います。
原作の設定や世界観を忠実かつ壮大に、そして残酷に拡張した美しい世界。
TVアニメ1期のクライマックスでは、目を覆いたくなる様なグロテスクさや理不尽な残酷さに号泣しながらもどっぷり嵌り。
今作は12禁→15禁へと変更されたとの事で…あぁ、酷い!痛そう!狂ってやがる!!…とは思いつつも、あまりの酷さに最早泣くどころか笑えてきましたwww
其れでも余りある、世界の美しさと其々の純粋さ故の狂気を孕んだ信念。
ヒトサマには全然お勧め出来ないけど、凄い良作だからめっちゃ観て欲しい!!全然お勧め出来ないけど!!!
皆んなキャラデザの可愛らしさに騙されてウッカリ視聴して絶望にのたうち回りながら深淵(沼)に沈めばいいと思うよ!!!
大人向けのアニメ
テレビシリーズから観ている作品
アニメの絵柄とは、想像がつかないくらいの中々のエグいシーンが多いと思う作品です。
今回の映画は、主人公達と旅をするナナチの過去に纏わるストーリーでもあります。
人を人思わない。
それほどまでに残忍な行為を平然と行ってしまう敵にとても怖い感じがした。
冒険心とくすぐる作品で面白かった!
この先が心配
第2シーズンを地上波でたまたま見かけて驚き、順番どおり、第1シーズン13話の後に鑑賞。可愛い主人公達が必要以上に痛み付けられ、悲惨な状況に陥るギャップを楽しむような作品に見えるかもしれないが、そんなことは断じてナイ!と思う。少なくともそう感じた。
欲と環境によって優しい人間も変わってしまう。それは主人公も例外ではなく、この先の冒険がさらに厳しくなることを暗示している。
改めてエグい
映画館での上映時に1度鑑賞しましたが、テレビシリーズの2期が開始することもあって、改めて動画配信サービスを利用して鑑賞しました。テレビ第1期は鑑賞済みで、漫画は未読です。
この映画だけ見ても、メイドインアビスの世界観は分からないので、テレビシリーズを見ている必要があります。
本作はテレビ第1期の最後で仲間となったナナチと深い関係がある黎明卿(ボンドルド)との対峙が描かれています。テレビ第1期のナナチとミーティのエピソードだけでも、ボンドルドのマッドサイエンティスト感は半端ないのですが、この映画でより胸糞悪さが増大しています。
1時間40分ちょっとの映画ですが、その中で何回も予想を上回るボンドルドの所業が判明します。メイドインアビスの世界観自体がかなりシビアでグロテスクですが、やはり白笛を持つような人たちは常軌を逸しているな、と感じます。
本当に主人公たちの健気な姿勢は、とても微笑ましく前向きになりますね。
メイドインアビスという作品自体がしっかりファンタジーとして成り立っているため、今後も漫画・アニメとも続いていってほしいです。
ハリウッド化が予定されているアニメ原作が4作品あるという記事を見て...
ハリウッド化が予定されているアニメ原作が4作品あるという記事を見て、メイドインアビスについては知らなかったので、AmazonPrimeで一通りアニメから本作まで見た。(アニメはスキップしながら)
ちなみにその記事の4作品は下記。
メイドインアビス
ワンパンマン
進撃の巨人
君の名は
メイドインアビスの絵柄は可愛らしいが、ストーリーは大人向けだと思う。グロさは言うほどではないかな~。ただ映像的なグロさというより、精神的に堪えそうだ。
可愛らしい女の子プリュシュカが彼女の慕う父親に殺されてしまうからね。正確に言うと殺されてるわけでは無いのかも。この辺は良く分からなかった。(・・;)
プリュシュカは体をバラバラにされて、カートリッジという石油タンクみたいな入れ物に入れられてしまう。このタンクはカートリッジと呼ばれてるんだけど、父ボンボルドが戦うときに使用して、要らなくなったらポイッ。つまり父にとっては使い捨て。悲しいよね。
映像は綺麗だし戦闘シーンも迫力があって凄い!素晴らしいけど、万人受けはしないのかもね。私は面白かった。
続きが楽しみ。
配信でアニメ版を見てから鑑賞しました。アニメ版が気に入ったら観だ方がいいと思います完全にアニメからの続きです。
後よくこの作品はグロ、エグいと言われますがアニメ版及び劇場版観た感想はそこまででも無いかと思うので合う合わないがあると思いますが楽しめると思います。
無事作品が完結する事を願います。
凄い映画
コミカルなキャラで、壮大な景色、迫力ある戦闘で、独特な世界観なのが面白い。
けど、理解できない敵だったり、共感し難いキャラの心情、会話が特殊過ぎてついていけなくなったりで、観終わった頃には疲れてしまった。
TVシリーズ以上のエグみとグロみ
原作未読、TVシリーズがめっちゃ良かったので続けて観ましたよっと。
個人的には『鬼滅の刃』なんかもそうだけどなんで純粋な「続き」を第2期ではなく映画にするのか疑問派だったんですけど、なるほどこれは(映画で)正解だわww
流石の「R-15+」で、TVシリーズ以上のエグみとグロみ。
これは地上波では難しいのだろうし、それをまろやかに改変しなかったのはスタッフさん好判断ですね。
プルシュカかわいいよプルシュカ。
プルシュカがかわいすぎたので視聴直後に原作全巻揃えました←
子供をここまで残虐に扱うアニメもなかなかない
物語を作るとき、空想と言えど子供に残虐な仕打ちをするのは
結構抵抗があるものだ。
この作者は描写出来る限界値で残虐性を映像化したと思う。
多分これ以上のものはメジャーなメディアで難しいのではないだろうか。
12歳のリコを中心に子供たちが戻ることは叶わないという
冒険に無邪気に向かう姿はまるでピクニックの様なのに、
トンデモない出来事とのギャップがなんだか主人公達はただの
あほうの様にしか思えない😅
よくあるアニメの様にひたすらアクションシーンに終始するわけではなく
胸糞悪いがしっかりとしたストーリーが出来上がっていて見ている側も飽きることなく
最後まで見れるし、アクションシーンにも力が入るってものだった。
大変引き込まれて見たけど、果たしてこんな胸糞な物語を
好きかどうか非常に悩ましい。
なので★4つ。
理性が1個減らしました😵
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