バジュランギおじさんと、小さな迷子のレビュー・感想・評価
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複雑な背景にシンプルな物語
インドとパキスタン国境のあるカシミール地方では、最近も大きな攻撃があった。ここは国際社会の中でも極めて緊張感の高い紛争地域の一つで、両国の溝は我々が思うよりもずっと深いのだろう。
この映画は、難しいことは少しも描かない。バジュランギおじさんはひたすらに純粋で、少女を家に送り届けることだけを目的にする。出てくる登場人物もいい人が多い。ラストは現実社会に対して楽観的すぎるという意見だってあるだろう。けれども、この両国の融和を信じる気持ちがあるのだということもまたきっと事実なのだと思う。これがフィクションに過ぎないとしても、そのフィクションを信じる気持ちが世の中を本当に変えるかもしれない。
少なくともこの映画がインドで大ヒットしたという事実はある。本当はみんな争いたくないと思っているということじゃないだろうか。
両国の複雑な事情が背景にあるからこそ、このシンプルな物語が響く。とても力強い映画だった。
今こそ観る価値あり
泣けました‼️オススメです😌
バキスタンの女の子(六歳)がインドに声が出ない病気を直す為に、インドのデリーまで行った帰りに、ヤギを助けることで母親とはぐれてしまう… はぐれた後で出会ったおじさんが、その女の子を無謀にもパキスタンに届けるストーリー
色々な苦難を乗り越えながらも…
真面目ではない人は是非
インドとパキスタンは宗教の違いだけでなく、過去のしがらみも有るだろが、この映画をみて打ち解けて欲しい
二人の関係性と二国間の政治性
序盤では、「バジュランギおじさん」がなかなか出てこず、回想場面に移るとシャヒーダーが出てこなくなって、しばらく様子がわからなくなっていた。シャヒーダーが鉄道で迷子になってしまい、戻っていくという展開は、"LION"にも似ている。山への経路は、『ブータン 山の教室』にも似ている。
シャヒーダーの正体が少しずつわかっていく過程で、インド人のパキスタンに対する感情がわかる一方で、"VIVANT"のように砂漠を放浪して抜け穴を通って国境を越え、パワンがパキスタン人たちからスパイ扱いされるのがなかなか抜けきれないところに、互いの国の対立の根深さが窺える。『ガンジー』や『英国総督最後の家』にも通じることであろう。誤解が解けていって良かった。
パワンとシャヒダーとは、宗教だけでなく、行動選択の方向がしばしば反対向きになっていて、それがまた物語の展開に面白さを混ぜ込むようだ。
踊りの場面もあり、ラスィカー役のカリーナ・カプール氏は、『きっと、うまくいく』でみおぼえがあった。
お隣事情
先日の「タイガー」の流れで。また、印パかよ。ちょっとウィキってみた。イギリスの植民地解放からみたい。インドはヒンズー、パキスタンはイスラム。これはこれは…お隣同士こじれてしまうのはどこにでもあること。共通意識や目的や目標があれば、手に手を取って力を合わせられそうなのだが、現実は難しそうねぇ…
親切なおじさんと迷子の女の子のハートフルストーリー…だけではない。
印パ戦争の傷跡が残るインドで、敵国パキスタン人で口もきけないムスリムの女の子を、ヒンドゥー教徒でバカ正直なインド人が、大使館にも警察にも見捨てられ決死の覚悟で隣国に不法入国し親元へ送り届ける話だった。
保護した迷子のムンニー(お嬢さん)がパキスタン人かつムスリムと知ってバジュランギおじさんことパワンは戸惑う。パワンの恋人の父からすれば6歳の女の子でもインド人を大勢殺した敵国の人間でしかない。敬虔なヒンドゥー教徒のパワンはムスリマのムンニーを厄介に思いつつも、神様に恥じない正しい行いは何なのかを考える。
危険を冒して国境を越えムンニーを助けようとするパワンに、パキスタン人の記者も協力してくれるようになる。記者はパワンの行動な理由を「純粋な愛」と語る。国家宗教間を超えた愛が成り立つのは映画のファンタジーかもしれないがこういう映画が作られることに希望を持ちたい。
南北朝鮮と同じく、隣国なのに印パ国境を超えることの困難さは島国の日本人には中々想像し難いが、山間の長い長い国境線を挟んで大勢の両国民が正しいことをした人を救おうと集まる光景に、元々人種も言葉も同じ人々も多かったニ国間がいつか融和することを願ってやまない。
1日一回きりのリバイバル上映にも関わらず館内はほぼ満員で、上映後に拍手が起きていた。音楽も良いし、インド映画お馴染みのパワフルなダンスシーンもある。
DVDは入手困難、配信の予定もないとのことで、是非この再上映の機会に多くの人に見て欲しい作品である。
素敵なお話でした
お話はシンプルでベタベタの展開で。インド映画にありがちなミュージカルダンスもちょこちょこあって。で、それがもう泣けて泣けて。インドとパキスタンの問題は、その両国出身でないとわからないくらい根深い話なんだろうとは思う。そこに絡んでくる宗教の話も、日本人ではわかりにくいだろう深い話なんだろうと思う。
迷子を送っていくだけの話なのだが、国や宗教がその単純な話を大変な事にする。今の世の中、正しい事を普通にやるだけでも大変だ。けれど、その普通のことを真正面から進んでいく主人公に心打たれる。この作品が、インドから出てきただけでも世の中、愛をまだ信じていいのではと思える。
インターネットも、使い方次第では良いツールなんだと改めて思えた。
宗教の違い、憎しみを超えて善意の輪が広がる
■結論
話しがシンプルで分かりやすい。
それが良くもあり、安心感であり
先が読めてしまう。
■圧巻のダンス
ミュージカル映画ではないがインド映画ならではの
圧巻のダンスシーンがちゃんとあって良かった。
■コメディタッチなのに暴力的
明るいコメディタッチでありながら
尋問、拷問の暴力シーンがあった。
日本は平和だと思った。
エンターテイメント王道とはコレのこと。
初のインド映画でした。
途中何度も 何で踊る??? って思いましたが、
楽しいからどうでも良くなってました。
展開は王道。
伏線回収とかぬ小難しいこと一切なし!!!!!
目の前の出来事と言葉と涙に全力で楽しめました。
エンターテイメントってこうでなきゃな。
心から笑って大泣きしてスッキリしました。
泣いた
インドとパキスタンには色々な歴史があるのですね。宗教的な違いもあって日本では考えつかないようなストーリーだと思いました。主人公の素直な男性像には日本の古き良き価値観を思い出しますが、終盤には少し変化があったように思いました。それが歌にある強さ(懐の深さや柔軟さ)なのかなとも思います。
他の方のコメントにもある通り、泣けるストーリーです。設定として、最後はわかっているけど泣いてしまいます。自分としてはインド映画での感動系としては『きっと、うまくいく』以来のヒットのような気がしますね。
ハヌマーン様のおかげ
バジュランギおじさんが迷子のシャヒーダーを
家に送り届けようとするロードムービー
バカ正直で信心深いバジュランギおじさんが
パキスタンとインドの関係や宗教の違いを乗り越え・・・
途中で出会う取材記者が助けになり、
誰もが想像できる形で進んでいくが・・・そこはインド映画
歌と踊りもありつつ
わかっちゃいるけど、良い映画でした
特にシャヒーダーちゃんの笑顔が最高でしたね
再上映ということでいつまでやるのかわかりませんが、
是非観に行ってください
泣いた。
全てはラストのために。。。
長いし、せっかちで器の小さい私は少女の行動や男性の馬鹿さ加減に終始イライラ(笑)
でも、全ては最後で揉み消されました。
その位の価値ある感度と涙を流しました。
有難う。
余談、インド音楽はノリやハッピーさは好きだけど決してマイミュージックとしてはなしでしたが、今作のラスト近くの音楽、ラスト流れる主題歌は最高に良かった‼️主題歌は早速いまSpotifyでヘビロテしながら帰宅の途へ(笑)
24-046
正直なおじさんが迷子を親元に送る話。
たそれだけなのに、
おじさん正直過ぎる。
正直過ぎて周りからイカれてると疑われ、
苦難、困難、大迷走。
でも正直過ぎる故に、
助けたくなるのが人の道理。
ラストはわかってだけど、
号泣😭しました。
インド人青年と、声を出せないパキスタンから来た少女が、国や宗教を超...
インド人青年と、声を出せないパキスタンから来た少女が、国や宗教を超えて織り成す2人旅をあたたかく描き、世界各国でヒットを記録したインド映画。幼い頃から声が出せない障がいを持つシャヒーダーは、パキスタンの小さな村からインドのイスラム寺院に願掛けにやってきた。しかし、その帰り道で母親とはぐれてしまい、1人インドに取り残されてしまう。そんなシャヒーダーが出会ったのは、正直者でお人好しなパワンだった。ヒンドゥー教のハヌマーン神の熱烈な信者であるパワンは、ハヌマーンの思し召しと、シャヒーダーを預かることにするが、彼女がパキスタンのイスラム教徒だと分かり驚がくする。長い年月、さまざまな部分で激しく対立するインドとパキスタン。しかし、パワンはシャヒーダーを家に送り届けることを決意し、パスポートもビザもない、国境越えの2人旅がスタートする。主人公パワンをインド映画界の人気スター、サルマーン・カーンが演じる。
2 F-8
パキスタンからインドに、母と二人で旅行した女子。不注意で列車に乗り...
パキスタンからインドに、母と二人で旅行した女子。不注意で列車に乗り損ね、インドに置き去りに。
声が出せない女子、インド人に名前も出身も説明できないながらも、ある青年に懐いて。
生真面目な青年、じゃあこの子の郷里がどこだか探って、連れて帰ろう…というお話。
食事も信仰も別だと、徐々に判明したり。
迷子の最中でありながら、女子は周囲に好奇心旺盛だったり、笑顔は屈託なかったり。
しまいには、パスポートもビザも無く、こっそり二人で国境を越えて。
それが原因で、騒動が起きたり、味方をする人もいたり。
お役人は、彼らを捕まえようとするものの、
通りがかりの記者が、事情に気が付いて、全力で応援してくれたり。
険悪な隣国間ですが、登場人物たちが純朴でまっすぐで、とても可愛らしいお話でした。
公僕に賄賂を要求されることは、私的にもかつてインド渡航中に経験ありましたが、まだそうなんですね。
タイガー3見る前に、サルマン・カーンの心温まる話を見ようと思ったら、スパイものだった……
最高の映画でした。
スケールの大きさと強引なストーリー、心温まるエピソード、そして何よりも展開がわかっているのに号泣してしまうラスト。
映画館で見れてよかったです!!
「悪人」のいない作品。デトックス効果は大。
公開された時には鑑賞しておらず、再上映で観た。
インド映画のお決まりの「踊り」はあったけど、想像していたよりも少なめだった。
結末は思っていた通りだったけど、殺伐としたシーンはなく、ほんわかな気分。
いい映画だったな。
神様はきっといる!国も宗教も越えた人間愛の物語
ストーリーに惹かれて映画館に行って来ました。
止まっていた列車が急に動き出し、一人インドに取り残された声が出せない幼い少女シャヒーダーと、ヒンドゥー教を深く信仰する正直者のパワンの偶然の出会いから始まる大きな大きな愛情物語でした。
お恥ずかしい話ですが、インドとパキスタンの事など余り良く知らなかったのですが、両国間の対立ってこんなにも大変だったのですね
そんな中をシャヒーダーをパキスタンの家族の元に連れて帰ろうと決意するパワン。これはパワンにとっては命がけです
でもパワンの幼い少女を家族の元にと願う一途な思いと、バカが付くような正直な心がみんなを変えて行きます。スパイだと疑っていた記者さん、国境警備隊の隊長さん、取り調べの警察の担当者さん、そして二人の事を知った多くの多くの人たち、みんな二人の味方です
国や信仰する宗教が違っても最後はやっばり人と人の愛ですよね
ミュージカルのように歌って踊って、笑って泣いて、インド映画大好きです
ムンニー可愛らしかったです。
頑固な親方もラスィカーとパワンの事をきっと認めてくれるでしょう
国境を越えた本当に素敵な物語。
いい映画を見ました。
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