きこぱたとん

劇場公開日:

解説

沖縄のある島を舞台に、両親の離婚話に傷ついて都会からやって来た少女が、家族のためにテサージ(手拭い)織りに取り組む姿を描いたドラマ。「ザ・ビッグデー/世界に輝け平和の鐘」(85)などの記録映画監督・村上靖子が自ら暖めてきた企画による、初の劇場用長編映画。脚本はテレビ作品「もう一人のクラーク先生」などの渡辺臣蔵。撮影は「戦争と青春」などの岡崎宏三が担当。

1993年製作/87分/日本
配給:「きこぱたとん」を作る会
劇場公開日:1993年10月30日

ストーリー

カランコ島では、昔から娘たちは恋人や兄弟のために、“テサージ”と呼ばれる手拭いを、心を込めながら織っていた。神戸に住む中学二年の晶子は両親と弟の純一の四人家族だが、近ごろ両親の間には離婚話が持ち上がり彼女も無口になっていた。冬休みになると、晶子は小学校時代の今村先生の故郷、沖縄のカランコ島へ出掛けた。先生は大阪に出ていて留守だったが、代わりに出会った荒波や浪人の祥、その両親や祖母のサトたちのもてなしを受けた。そして、恋を打ち明ける“想いのテサージ”や、兄弟の旅の息災を祈る“うみない(姉妹)テサージ”の話を聞き、サトの指導のもと、大人でも難しいテサージ織りに挑戦する。そして休みが終わる頃には、島の人々の自然へのこだわりや人への思いやりに触れ、すっかり心を開くのであった。

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