渓谷の乙女

解説

これもかつてラスキー社がセシル・B・ドミルのもとで作った事のある脚本で、前のはトーマス・ミーアンとシャーロット・ウォーカーの共演、大正9年2月11日千代田館で封切りされた。ジョン・フォックス・ジュニア原作の小説、ユージーン・ウォルター脚色の舞台劇に基づき、ウィリアム・リッチーが脚色して、「運命の鼓」等と同じくチャールズ・メインの監督。主役はメアリー・マイルス・ミンターで、アントニオ・モレノが対手役。その他に「焼け爛れし翼」「乗合馬車」等で有名な性格俳優アーネスト・トーレンスも出演する。

1923年製作/アメリカ
原題:The Trail of the Lonesome Pine

ストーリー

ケンタッキーの山の中はウィスキーの密造と、仲の悪い家族の本場である。トリヴァー家とフェイリン家ともかねてから確執の間柄であった。が、その争いも役人ジョン・ヘールがこの山中へ来るようになっては、続けている事も出来なかった。トリヴァー家の娘ジューンは捕えられたジョンを恋しいと思うようになる。ジョンは自ら金を出して彼女に教育を与える。そのうち両家の争いは再び激しくなり、各々の家族は殺し合ったが、傷ついたジョンを介抱するジューンの真心は、かたくなな山の人々の心をも和らげて、やがてジョンとジューンの結婚する日が来た。

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