アウトローのレビュー・感想・評価
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トム・クルーズがトム・クルーズだからこそ成立した映画
主人公のジャック・リーチャーは、原作ではトム・クルーズとは似ても似つかない巨漢として描写されていて、トムクルのシリーズが二作目までで続きそうにない現状(2020年春時点)ではリブートが企画されていて、ドウェイン・ジョンソンなんかが候補に挙がっているという。確かにそれはそれで似合いそうだし、原作ファンも納得するかも知れない。
ただ、本作に関しては、歯ブラシひとつで旅をする元軍人の風来坊で、男前でほどよく女好きで、悪を許せず、つい厄介事に首を突っ込み、『用心棒』の三船敏郎よろしくほとんどひとりで解決してしまうという、とても現実ではありえないヒーロー像がトム・クルーズの個性とぴったりシンクロしていた。
アドレナリンジャンキーの正義漢というキャラは大抵の映画のトム・クルーズに当てはまるのだけど、そういうセリフイメージが一番ストーリーやキャラクターとしっくりきた例として、個人的には「トム・クルーズ映画」のベストの一本だと思っている。特にラスト、長距離バスで男女の痴話喧嘩が聞こえてきて、こんな小さい一件にも思わず首を突っ込もうと立ち上がるところで終わるラストシーンに、ああ、あんたはジャック・リーチャーだもんな!しょうがないよ!と思えたことが、この映画の成功を証明していると思っている。
シリーズ物と知らず続編のジャック・リーチャーから先に視聴しました。...
シリーズ物と知らず続編のジャック・リーチャーから先に視聴しました。
続編の方が人間ドラマが味わえて評価高かったかな、こちらのアウトローはそれが希薄な分、相対的に少し物足りなかった。
トム・クルーズを安心して楽しめる、が最大の売り。
リー・チャイルドが執筆する小説、ジャック・リーチャーシリーズ9作目(2005年発表)の小説『アウトロー(原題:one shoot)』を原作とする。
映画の原題は『Jack Reacher』2012年(日本は翌2013年)劇場公開された。
退役軍人でスーパーヒーロー、ジャック・リーチャーをトム・クルーズが演じる。
007シリーズのジェームス・ボンド、
クリント・イーストウッド演じるダーティー・ハリー、
キアヌ・リーブスのジョン・ウィック
どんなに窮地に追い込まれようが、
主役が死なない安心感は格別だ(笑)。
同じくトム・クルーズが主役を務める『ミッション・インポッシブル』シリーズとの違いは、
物語のスケール感と製作予算?か。
アメリカのとある市街で、
白昼、狙撃により5人の男女が犠牲になる。
イカれたやつによる無差別殺人か?
全員が急所を撃たれほぼ即死。デューク東郷のようだ。
現場の薬莢とパーキングメーターに投入されたコインの指紋から、
元陸軍狙撃兵のジェームズ・バーが逮捕される…
ジャック・リーチャーは登場の仕方からカッコいい!
途中からは、ジャック・リーチャーではなく
トム・クルーズが、とにかく強くてカッコいい、となる(笑)。
そうでなくちゃ!
このキャスティングを見ると、トム・クルーズが頑張るしかないぞ。
ストーリー的には、
元陸軍兵が犯人でないことはすぐ明かされるので、
真犯人の目的は?
無差別殺人じゃないかも?
小説だと、このあたりから盛り上がるのだろうが、
映画は、なんかもたつき始める。
この手の映画(主役が不死身で無敵の場合)は、
◆犯人(黒幕)や動機の意外性
◆展開のスピード
◆主役が絶体絶命の危機から生還
などがないとダレてしまう。
本作はどうか?
私は後半、ダレてしまった。
小説を原作にする難しさもあったと思う。
スペシャルこだわり監督×スペシャルこだわり俳優
ガチ感を追求するクリストファーマッカリー。
スタントは自分でやりたいトムクルーズ。
こんな2人がタッグを組んだら、化学反応が起きないはずがありません。
ミッションインポッシブルシリーズも、この組み合わせになってから作風が硬派になりました。
本作は、マッカリー×トムクルの初映画です。
あっさりと犯人が判明するので、謎解きはほとんどないに等しいです。
見どころは、マッカリーが『その道のプロ』を描くときの熱量の凄さ。
例えば冒頭、チャーリーがM1Aの安全装置を解除するときの指の動き。何百回とやっていて、指が安全装置の位置を覚えているような自然さです。
他には、中盤でグロック19に意識を向けて手を閉じるエマーソンと、それに対峙するリーチャー。手の内を見せないよう静かにシフトレバーを握り込む描写は、マニア向けの車番組のようにすら見えます。
挙げるとキリがありませんが、私は、部屋に突入する直前に敢えてダットサイトを取り外すリーチャーが好きです。照準を銃身線にできるだけ近づけることで、人質を誤射しないよう配慮しているのだろうと思いました。
マッカリー×トムクルには、末永くタッグを続けてもらいたいです。
トムクルーズ、役に合ってる。
ミッションインポッシブルを観てたら、トムクルーズの作品全部観てみたくなって鑑賞。
イーサンハントみたいな、派手な役回りではないけど、何も持たない、流れ者キャラが割と合ってて良かった。
スーツをビシッと着こなしたトムクルーズもいいけど、この感じも好きだなぁ。
何をやってもカッコいいなぁ。
でも、リーチャーが警察に追われた時、バス停で待ってた人たちが急に協力的だったのがよく意味がわからなかった。そこだけ腑に落ちない。
正義感だけで生きてる、バスの中の喧嘩にも口出しちゃう、そんなキャラ設定も良かった!
やっぱりトム・クルーズカッコいいわ! 講談社文庫から出ているシリー...
やっぱりトム・クルーズカッコいいわ!
講談社文庫から出ているシリーズ小説読んでみようかな
ミッション・インポッシブルといい、トップ・ガンといい
とどまるところを知らぬトム様でした
ボーン感
コメディ要素をあまり入れず、キーパーソンがあっさり死んでいくあたりがボーンシリーズに似ている。
ところどころ無理やり感があるが、最後までおもしろい。
真の黒幕の思惑が結局よく分からないまま、さっさと始末して終わるところが微妙。
ハードボイルドなトム
後の「ローグ・ネイション」のクリストファー・マッカリー監督作品。
今思うとここからトムクルーズとのタッグが始まったのでしょうか。
ゆっくりとした緻密なサスペンス。
「インポッシブル」のようなド派手な演出はないですが、その分円熟味のある芝居と渋いアクションって感じでしょうか。
もう少し起伏が欲しい感じもしましたが、ハードボイルドなトムが見れますよ。
メチャメチャ面白かった。トムクルーズの作品で上位だ。 脚本が、特筆...
メチャメチャ面白かった。トムクルーズの作品で上位だ。
脚本が、特筆すべきで、ヒロインのねーちゃんはトムクルーズに出演料を持って行かれてしまったのか、残念な人だった。TVドラマレベル。セットもかなり金を掛けられなかった監督も苦労しただろう。
ラストの山場の舞台は「仮面ライダーか!」と思えるぐらいの採掘場だった。近代映画ではあまり見ない。
監督さんはご苦労さんだっただろう。
でもでも、なんせ脚本がイイ!濃密な内容で、早口なんで、付いて行けなくて、途中から吹替え版に変更した。ヤッパリ、映画は脚本だ。
でもトップガンマーベリックが流行ったりするから残念だ。
新しい事をせずに王道を繰り返した方がお金になるのかも?
日本のアニメもキャラデザインと名前と設定が違うだけで、大きく見ればみんな同じに見える。
これが必殺のパターンがヒットの鍵なのか?
ダメな所は、主人公が強すぎる。頭が良すぎる。精神がタフ過ぎる。命を賭ける(法を無視して正義を行使する)動機が弱すぎる。サポートする人の動機が薄い。それらを無視すると面白い。
ジャックリーチャーの登場
ジャックリーチャーは何故陸軍をやめたのか。理由が語られてない。
ただ、「アウトロー」というのは、最後の結末の付け方によるのだろう。
カーチェイスの後の警察のやり過ごし方は笑える。帽子をかすか?
弁護士が頭がかたくて、困る。
検事を信じたいのはわかるが。
2022/11/22 午後ロード 録画視聴
2024/2/23 再視聴
頭脳派なトムクルーズ
切れ者のトムクルーズもかっこいいね。
最後の小屋のシーンは盛りすぎだね。
結局黒幕は何者やねん。
ジャックを消すためにあれこれする
映画。ストーリーはあるけどおまけ。
ミステリーとアクションが楽しめます。
がどちらも中途半端なのが否めない。
トム・クルーズだと強すぎる感
元エリート兵の主人公は強すぎて知恵も働く。ハードボイルドだが、強すぎて隙がないのもね。
アウトローというより、正義の味方になってしまったかな。もうちょっとやさぐれ感、アルコールとかタバコとか薬物とか。アウトローといわれちゃうと、どうしてもマーロウと比べてしまう。
これもトム。
トムの作品はまあまあ見ているのだが、
トップガン見て、他のトムの作品も見てみようと
思っての一発目。面白かった。
これはこれでシリーズ化しそうな面白さ
トムクルーズの映画だった。
脱・ジェイソン・ボーン
全米のベストセラー小説の映像化。
ペンシルバニア州ピッツバーグで、狙撃手によるものとおもわれる無差別銃撃殺人が発生。
犯人として逮捕された元軍人・バーの求めで、元憲兵隊の主人公ジャック・リーチャーが呼ばれる。
友人もいないバーがただ利用されただけと見抜いたジャックは、バー担当の弁護士のヘレンと二人で事件の裏を捜査し黒幕にせまる。
この映画の素晴らしさは、登場するキャラクターたちを会話、エピソード、そしてカメラでじっくりと描いた事。
ジェイソン・ボーンシリーズ以降の、手持ちカメラでの目まぐるしいカット割のアクションから脱却し、分かりやすい画角とアクションを明確に撮影した点です。
人物たちの匂い立つような存在感と、うわついた所のないストーリーやアクションが、この映画を特別なものにしています。
クライムアクションとしての新たなる地平を拓いた今作、狙撃の細かな設定も正確で、ガンアクション好きにも胸を張っておススメしますよ。
ハードボイルド!
ジャック・リーチャー NEVER GO BACK は劇場で観たが、第一作目は残念ながら観ていなくて、ようやく観ることができた。キャラクター、ストーリー、アクション、カーチェイス・・・特に気になる点はなく、胸のすくようなハードボイルドの快作。ロザムンド・パイク、ロバート・デュバルもとても良かった。吹き替えで観てしまったが、ロザムンド・パイクの声がイメージと違った。字幕でもう一度観てみたい。ジャック・リーチャー NEVER GO BACK ももう一度観たくなった。
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