緑のアリの夢見るところ

劇場公開日:

解説

オーストラリアの未開の地を舞台に鉱床探査を任された地質学者が原住民たちの信じる“緑のアリ”の神話に興味をもち彼らに近づいていく姿を描く。製作はルッキ・シュティペティック、監督・脚本は「フィツカラルド」のヴェルナー・ヘルツォーク、撮影はヨルク・シュミット・ライトヴァイン、音楽はフォーレ、ワグナーなどの音楽を使用。出演はブルース・スペンス、ワンドック・マリカなど。

1984年製作/100分/西ドイツ
原題:Where the Green Ants Dream
配給:ヘラルド・エース=日本ヘラルド映画
劇場公開日:1985年3月30日

ストーリー

オーストラリア大陸のど真中。地質学者ハケット(ブルース・スペンス)は、エマーズ鉱業にウラン鉱床探査を任されてやって来た。作業が進み、広大な大地に発破がかけられようという段階になってから、原住民(ワンドック・マリカ)たちの反対運動にあった。彼らは、「この土地はアリが夢見るところ。その眠りを妨げてはいけない」とハケットに言った。途方に暮れるハケット。本社から来た副社長と共に交渉に当ったが、彼らは無抵抗のままブルドーザーの前に坐り込んだ。交渉はまとまらず、結局一件はメルボルンの法廷に持ち込まれることになった。そんな時、ハケットは緑のアリが伝説上のものでなく、実際不思議な力を持った生物であることを生物学者のフレッチャー(ラルフ・コチリル)から聞き、興味を抱いた。裁判の結果、原告(原住民)の訴えは却下された。しかし、ハケットには判然としないものが残った。それから間もない日、混血の男と原住民のダイプ(ロイ・マリカ)という男が緑の飛行機に乗って行方不明になるという事件が起こる。その様子を見ていた原住民の話しをハケットは耳にした。「大きな羽を持った緑のアリを見た。そのアリは地上に落ちていった」。彼は荷物ひとつで、仕事場にしていたプレハブ小屋を後にするのだった。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第37回 カンヌ国際映画祭(1984年)

出品

コンペティション部門
出品作品 ベルナー・ヘルツォーク
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