劇場公開日 1981年3月7日

「魂が揺さぶられるほどパワフルなコメディ映画の大傑作!!」ブルース・ブラザース Jettさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5魂が揺さぶられるほどパワフルなコメディ映画の大傑作!!

2024年2月8日
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鑑賞方法:DVD/BD

何度観ても飽きることなく引き込まれるコメディ映画の傑作中の傑作、気分展開には最高の1本です

“ミュージカル・コメディ”と謳われてはいますが、いわゆる全編歌って踊ってのミュージカル作品ではなく、しっかりしたドラマ作品に痺れるほどの歌うシーンが差し込まれてくる感じです

米TV番組“サタデー・ナイト・ライブ”で創出された伝説のコメディアンコンビ、ジョン・ベルーシさんとダン・エイクロイドさんのブルース兄弟がとにかくパワフル、やることなすこと気持ちがいいぐらいメチャクチャで楽しい、こんな映画絶対に現代では生まれないでしょう

所々、馬鹿みたいなシーンも多いけど、それがまたノスタルジーを感じて楽しいし、馬鹿馬鹿しさで言えば特にラストの警察・軍隊・SWATを総動員してまでブルース兄弟を追うのが最高に馬鹿馬鹿しくて大爆笑です
ちなみにこの時、ブルース兄弟の納税受付をする職員はカメオ出演のスティーブン・スピルバーグ監督ですね

ミュージカルとコメディに加え、カーアクションも派手に繰り広げられます
70〜80年代頃によくあった、コメディとカーアクションの融合、本作もそんな作品です
特にモール内でのカーチェイスで壊しまくるくだりが圧巻、今じゃ絶対に観られないだろうスカッと爽快であっぱれな演出です

そして、本作はミュージカルシーンが本当に素晴らしい
ブルース兄弟が歌うのもいいですが、それだけでなく、レジェンド級のアーティストがたくさんゲスト出演してくれています
教会の牧師を演じるソウルの帝王ジェームズ・ブラウンさんが歌う“The Old Landmar”をバックに狂喜乱舞する民衆のシーンは鳥肌モノで圧倒的、本作で一番好きなシーンです
そしてダイナーの女主人を演じるソウルの女王アレサ・フランクリンさんが熱唱する“Think”もとてつもない熱量、ここでも圧倒されます
あと、楽器店の店主を演じるレイ・チャールズさん、などなど

とにかく何もかもが現代に比べて規格外、これでもかってぐらいパワフルな大好きな名作の1本です

Jett