経験(1970)

劇場公開日:

解説

辺見マリの「経験」をバックに、谷隼人の初主演映画。脚本は「花札賭博 猪の鹿三番勝負」の成澤昌茂。監督は「(秘)セックス恐怖症」の鷹森立一。撮影は「不良番長 出たとこ勝負」の中島芳男がそれぞれ担当

1970年製作/86分/日本
原題:Experience
配給:東映
劇場公開日:1970年10月6日

ストーリー

流行歌が流れ、ネオンが輝く盛り場には、今夜も獲物を求めて闊歩する桜井年男の姿があった。新宿のマンモスバーから、銀座のクラブ“ノムノム”のバーテンとして働く年男は店のママ、さおりのヒモとなって毎日を送っていたが、ある日店が人手不足になったことから、以前新宿で知り合った初枝、あき子の二人をホステスとして紹介する。やがて年男は、あき子に想いをよせるようになり、初枝を使って何とかモノにしようとするが、あき子には故郷仙台で運転手として働らく勇という恋人がいたためうまくいかなかった。数日後、店の経営者の後藤田は、いやがるあき子を二号にしようと、さおりを通して、マンションに呼びつけるが、この一件をいち早く知った年男は、替玉として初枝を行かせるが、後藤田にばれ、命を狙われるはめとなる。その頃、勇が上京してきたことを知った年男は、あき子の変らない気持を確め、勇のもとに送りとどけ、自分はもとの古巣新宿に戻り、一から出直すことを心に誓うのだった。

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