白銀のレーサー

劇場公開日:

解説

スキー・レーサーの勝利と栄光を描いた、アメリカ初のスキー劇映画。監督は新鋭マイケル・リッチー。脚本はジェームズ・ソルター、原作はオークレイ・ホール。撮影はブライアン・プロビン、美術はイアン・ウィテカー、音楽はケニョン・ホプキンスがそれぞれ担当。製作はリチャード・グレグスン。出演は「裸足で散歩」のロバート・レッドフォード、「俺たちに明日はない」のジーン・ハックマン、「マッケンナの黄金」のカミラ・スパーブ。他にジム・マクマラン、クリスチャン・デルマン、キャスリン・クローリーなど。

1969年製作/アメリカ
原題:Downhill Racer
配給:パラマウント
劇場公開日:1970年1月15日

ストーリー

冬のアルプス。アルペン滑降競技に参加するアメリカ・チームは、トップ・レーサーが負傷したことから代わりに2人の新人、デービッド・チャペレット(ロバート・レッドフォード)とジョニー・クリーチ(ジム・マクマラン)を送りこんだ。中でもコロラド育ちのタフな若者デービッドには、コーチのクレア(ジーン・ハックマン)の期待も大きかった。米チームはスイス、オーストリアと転戦したが、勝利にはほど遠かった。が、翌年の冬、再び渡欧したデービッドは、キッツビューエルのハーネンカム2マイル・レースで、欧州の強豪たちをしりめにアメリカに奇跡ともいうべき勝利をもたらした。しかも、美しいレーサー、キャロル(カミラ・スパーブ)の心を得、デービッドにとって忘れられぬ年となった。3度目の冬、デービッドは三たび欧州にとび、キャロルとも再会した。が、すでに彼の心はキャロルの上にはなく、来るべきオリンピックだけに占められていた。オリンピックが開始された。僚友のクリーチの負傷のため、故国の期待を一身に背負ったデービッドは、スターティング・ポジションについた。息ずまる競技の末、ゴールド・メダリストの栄光は彼に輝いたのだった。

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